【日記】絶望から希望へ。小説を書いてる大学生が2020年を振り返る

 こんにちは、山本清流です。


 いま大学三年生で、そろそろ就活です。

 本当は小説なんて書いている場合ではないんですが、性懲りもなく、小説を書いています。


 これからちょっと2020年を振り返ってみたいです。


 二字熟語で表すと、「怒涛」の2020年でした。

 2020年がはじまったばかりのときは、実は、けっこう絶望していました。


 というのも、小説家を目指していたにもかかわらず小説を書くことができなかったからです。完全にスランプでした。

 現実逃避でミクロ経済学にハマったりもしました。


 一文字も書くことができず、もう諦めていました。

 しかし、三月ごろのことでした。兄の就活の手伝いをすることになり、エントリーシートの作成を手伝ったのですが、その中で「一般人と比べたら文章力あるな」と気づきました。


 たしかに選考には一切引っかかりませんでしたが、ちゃんと、文章力は鍛えられていたのです。

 それで少しだけ自信を取り戻し、さっそく小説を書きはじめました。


 そのときにプロットもなく書き出したのが、『死者の瞬き』というホラーミステリーでした。

 ただ、この小説も、途中で諦めかけました。50ページくらい書いた段階で、「つまんねぇ」と思ってしまい、数週間は放置しました。


 その後、なんとか力を取り戻して、少しだけゾーンに入って7月半ばに書き上げました。

 『死者の瞬き』はもともと横溝正史ミステリ&ホラー大賞に応募する予定でしたが、応募規定を満たしていなかったので応募できず、メフィスト賞に応募することになりました。


 そのあとは、9月末までの締め切りである横溝正史ミステリ&ホラー大賞に応募しようと思い、『黒い遺書』というホラー小説をおよそ二か月間で書き上げました。無事に応募できました。


 それからは、noteでの活動をするなどして時間を潰していましたが、12月に入ってからのことです。

 なんと、メフィスト賞に応募していた『死者の瞬き』が座談会に取り上げられていました!


 これには、びっくり! しかも、問題点をわかりやすく浮かび上がらせていただけたので、めちゃめちゃ有益でした。

 それからは、もう、執筆意欲を取り戻しました。


 現在は、来年の2月末に締め切りのメフィスト賞に応募しようと思い、新たに長編を書いている途中です。

 いただいた指摘を参考にしながら、なんとか書いています。


 たぶん、二月末までに応募できると思いますが、無理だったらその次の回に応募するつもりです。

 いま現在はとても楽しいです。


 受賞という、ありえないような栄誉が、手の届くところにやってきたような気がしまして、いま書いている作品に望みを託しながら、書いています。

 こんなにわくわくできることが、いままでの人生にはありませんでした。


 絶望から始まって、希望が差し込み、現在は希望の中で執筆を続けています。


 振りかえるにつけ、波乱万丈な2020年でした。

 大学ではリモート授業しか受けなかったこともあり、もしかしたら、僕の人生でいちばん幸せだった年にもなるかもしれません。


 しかし、まだまだ楽しい人生になるように頑張ります!