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【執筆の実況中継】ショートショートを書く日常のひととき①

 決めました。

 カクヨムでショートショートを連載しているので、noteでもべつのショートショートを書くのはちょっと大変です。

 そこで、カクヨムで連載しているショートショートの執筆プロセスをこちらのnoteで公開することに決めました。

 さっそく、はじめたいと思います。

 毎日ショートショートを書くとき、僕はだいたい広辞苑をぱらぱらとめくって、「これだ!」って思える単語から連想を拡げていくようにしています。

 ただ、この広辞苑、だいぶ重い。

 だから、より軽い国語辞典を利用することもあります。今日は、その国語辞典でやってみました。

 ぱらぱらとめくっていくと、『心労』という言葉がヒットしました。もう一度、ぱらぱらとめくっていくと、今度は『人知れず』という言葉がヒットしました。

 『心労』と『人知れず』。この二つの言葉を組み合わせてショートショートをつくることはできないだろうか。僕は考えました。

 真っ先に連想されるのは、『人知れずの心労』です。人に知られず、ひそかに心を疲弊させている。そのようなイメージが浮かびます。

 一方で、『心労が人知れず』。そう、つなげることもできるかもしれません。自分の心労が人知れず膨れ上がっていく(自分自身も知らなかった)というようなイメージです。

 うーん。あまりピンと来ない。現在カクヨムで連載しているショートショートでは、怖いものか、奇妙なものか、そのどちらかを書くことに決めているので、難しいです。

 じっくりと考えた結果、前者の『人知れずの心労』のイメージにいろいろなものを混ぜながら発展させ、次のような物語が出来ました。

 ①ある日、パソコンを開くと、メールが届いている。

 ②そのメールには『私はうつ病です。あなたのせいで』と書かれている。

 ③思い当たりがないので、『誰ですか』とメールすると。

 ④『そんなに乱暴に私を叩かないでください。あなたが叩くから心を病んでしまったのです。私は、あなたの目の前にあるパソコンです』。

 機械を擬人化した作品ですね。実は、以前にも、スマホを擬人化した作品を書いたことがあります。なんとなく、ピンと来たので、今日はこれでショートショートを書いてみようと思います。

 完成した作品は夜の9時にカクヨムに公開する予定です。



……と、いうことで、書いてきました。ちょっとだけ、今回のショートショートを振り返ってみたいと思います。

 文字数は950文字ほどになりました。1000文字以内にすると決めています。いつものように収まりました。

 作中作のメール文の長さが長すぎたかなという感じはします。もうちょっと簡潔にできないものか。そこが反省点でしょうか。

 まあ、しかし、リーダビリティーのある作品になったのでは、と思います。全体的には満足しました。

 今日はこれくらいで。明日も頑張ります。

 完成作が気になる方は、カクヨムという小説投稿サイトで『日刊怪異新聞』と検索してみてください。出てきた『日刊怪異新聞』のいちばん最新のやつが今日の作品です。タイトルは『差出人不明の迷惑メールか?』です。(ただし、夜9時になってから公開されます)

 読んでいただき、ありがとうございました。