【日記】簡単なプロットが完成しました。

 こんにちは、山本清流です。


 現在、来年のメフィスト賞(後期)にむけて作品の準備中です。

 昨日、そのための簡単なプロットが完成しました。40×40で3枚程度のプロットです。


 作品の種類としては、群像劇になります。

 いろいろな人物の視点から物語が進む、という、あれです。


 その完成させたプロットを読み返していますと、少し不安になってきました。

 いままでメフィスト賞の座談会に残った僕の作品は、ふたつともミステリ色が強いものでした。そのうえ、主人公の一つの視点だけでした。


 しかしながら、今回はミステリ色が薄く、しかも群像劇。

 期待はずれな感じになっていないだろうか。そんな不安です。


 本格ミステリになりそうなアイディアは一応、確保しているのですが、

 それよりも先に、こちらの作品を書きたいと思ってしまいました。


 ミステリ的な仕掛けを入れようか、どうしようか。

 入れるとしたら、どのように入れるのか、どこに入れるのか。


 そのへんを考えているところです。


 根本にあるアイディアとしては単純なので、ほかの要素を入れようと思えばいくらでも入れられます。

 なにか面白い設定などを持ち込み、リーダビリティーを向上させようと思えば可能だと思うのですが、なんとなく違う気がする。


 単純だからこそ、その単純な部分を際立たせるために、あまりほかの要素を投入したくないという気持ちなのです。


 そのへんの問題についてはこれからも考えるべきですが、

 結果的には、根本のアイディアだけに頼りそうな気がします。


 味付けの多い作品もあれば、薄味でも読者を満足させる作品もある。


 だから、今回の作品は、いままでの僕の作品に比べると、ケレン味に乏しい。

 この作品で、僕の物書きとしての実力が試されることになるかもしれません。


 まあ、まだ構想中の段階だから、

 いろいろ考えておきたいと思います。


 以上です。

 読んでいただき、ありがとうございました。