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日刊怪異新聞

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※みんなのフォトギャラリーに写真を投稿したみなさまへ。このショートショート集では、みんなのフォトギャラリーの写真を利用します。ただのショートショート集なので、悪い目的では使用しま…
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#小説

【超短編小説248個】『日刊怪異新聞』のご紹介【僕の最前線です】

 こんにちは、山本清流です。  超短編小説『日刊怪異新聞』を書きつづけて半年。  2020年の10月、248話を最後に、完結としました。  僕の執筆活動の最前線の超短編集です。小説投稿サイトのカクヨムで公開していました。  〇『日刊怪異新聞』とは〇新聞形式の世にも奇妙な物語 〇一話は500~1000文字程度 〇一話で完結 〇毎夜9時に更新していた  上記のとおり。世にも奇妙な出来事を新聞形式で紹介した超短編集です。怖い記事と世にも奇妙な記事の大分類があります。  

山本清流の傑作ショートショート①『次、停まりません』

 2020年2月10日、午前7時半ごろ、愛媛県松山市内を走るバス車内で、高校生の本田くん(15)がスマホのディスプレイからふと顔を上げたところ、窓の向こうに見知らぬ街が広がっているという事件が発生した。  現代の住宅街であったが、目にしたことは一度もなかったという。  本田くんは乗り過ごしたかと思って、すぐに停車ボタンを押したが、「次、停まりません」と無機質な男性の声がアナウンスした。  「停まりませんって、なんだよ、ってイラっと来て、運転手の方を見たんです」  その