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ものうる人びと

編集出版・代理店・制作会社・法人広報・生活者として……いろいろな立場で広告に関わってきた著者による、広告にまつわる色々なテキストが集まっています。広告のまわりにいる人が、ふと足を…
広告にまつわる色々な文章が読めるマガジンです。ものを「売る」「得る」ためのフィクションとして広告を…
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2023年11月の記事一覧

有明までたどり着く前に、文フリについて振り返っておきたいこと

文学フリマ、略して文フリ。noteの記事を読む人は、よく聞く名前かもしれないが、キー局TVのニュースで「今日のニュース」で取り上げられないし、わたしの家族は誰も、存在すら知らないはずだ。それほど小さな文化圏で画期的なことが起きようとしている。 公式サイトを引用すると[作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会]で、現在は日本国内8箇所の会場で開催。東京は春と秋の2回行われるのが定着していて、先週土曜日、11/11(土)に東京流通セン

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「コラボ脳」をリセットしたい

なんでもすぐに「コラボ」に沸き立つの、やめたくないですか? わたしは時々、自分自身にうんざりする。 流行りものがあるとそこに「あいのり」することが当たり前のようになtっている。「今だけ」「この店でしか買えない」というキャラクターのコラボグッズも、あらゆる場所で乱立されると、新鮮味がなくなってくる。 ・・・いや、そんなことを言いながら、まぁ買っちゃうけどね。ちいかわのキャンディとか。Suicaペンギンのファイルケースとか。すみっコぐらしのデニーズとか。るろうに令和版のビスケ

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場面と画面のなめらかな移動

X(旧Twitter)のリンク先見出しが表示されなくなった。夏あたりから薄々気づいてはいたものの、秋を迎えてキチンと実装された。もう戻ることはないだろう。 この仕様変更について、その目的はX(旧Twitter)での滞留時間を増やすためである、という分析が多い。そりゃもちろん、ハブではなくて自分のメディアの中で物事を完結させたいのは当然だろう。それと同時に“will greatly improve the esthetics.”というイーロン・マスクの言葉は捨て置けない。単に

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