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映画のこと

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2014年6月の記事一覧

『ホドロフスキーのDUNE』観に行ってきました!

『ホドロフスキーのDUNE』観に行ってきました!

本当は公開初日(6.14公開)に観に行ってきたのですが、いつもの一言映画感想では終われないな…という想いが強いながらもなかなか記事にすることが出来ず…遅くなってしまいました。

映画好きの人、モノづくりに携わる人に是非観ていただきたい映画です。

芸術はお金には変えられない。また、お金によって簡単に潰されてしまうのも芸術。勿論、生きていくためにお金は必要ですが、お金に目がくらんだ途端、芸術というも

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『世界の果ての通学路』観に行ってきました

サバンナが通学路で、途中像に遭遇したり、道もないような山岳地帯を十数キロ歩いたり、馬に乗って通学したり、三兄弟の兄がおんぼろの車椅子に乗り険しい道のりを弟たちが押して学校に行ったり。景色が壮大で素晴らしかったです。何より子供たちの元気さと屈託のない笑顔からパワーがもらえる映画でした。と同時に日本人はちょっと反省したくなるような。

『罪の手ざわり』観に行ってきました

中国人すごい生きてる!むき出しに生きてる!パワフルに行きてる!これぞ大陸の映画、という感じでした。どんなきっかけで人が人を殺めてしまうかなんて自分を含め誰も予想出来ない。わたしは若い頃、人を殺さないで一生を終える自信がない、と結構悩んだ時期があったし、今はそこまでの怒りが湧くようなことがないにせよ、やはり分からないものだなこればかりは…、と映画の主人公たちを見て思いました。しかしカメラの焦点あんな もっとみる

台湾映画『一分間だけ』観に行ってきました。

号泣…。犬を軽いノリで飼ってしまったが仕事が忙しく面倒をすべて彼氏に押し付けてしまう女。しかし次第に何が大事か気付いていく…。映画を観てこんなに泣いたの初めて。わたしはまだペットの最後を看取ったことがないので、自分に置き換えてみると…涙が止まらなかった。動物モノはダメだ…。原作は、原田マハさんの『一分間だけ』。小説もおススメです。ペットを飼ってる人、飼ってない人にも是非読んでいただきたい。

『ヴィオレッタ』観に行ってきました。

監督の実体験を元に作られた映画。ヴィオレッタ役の子が息をのむ可愛でしたが、それはさておき…の、キュートなだけの映画ではなく、アートという単純なものでもなく、勿論児童ポルノでも全然なく…、もう自分には若さも才能も残っていないのに「芸術」に憑りつかれているがばかりに娘を食い物にし有名になろうとする母、その「芸術」の犠牲になり傷ついていく娘。「普通の子になりたい」――ポスターの可愛さからは想像出来ないヘ もっとみる

『GF*BF』戒厳令下にある台湾。学生運動に燃える男二人、女一人の仲間の中で男女関係が生まれたり、男女関係以外の感情が芽生えたり、大人になることで淀んでしまう様々なもの、そのすべてを乗り越えた「友情」が切なくも美しかったです。色彩も温かみがあり美しくすごくいい映画でした!

『グランド・ブダペスト・ホテル』観に行ってきました。トレイラーどおりのほっこり映画でした。色使いがキレイでオシャレで観ている間はそれなりに楽しめましたが、やはり物足りなさが…

最低これだけは!と思っている映画の中で、既に公開中で観に行けてないのが『一分間だけ』『罪の手ざわり』『GF*BF』『グランド・ブタペスト・ホテル』で、今週末~公開の映画は『ホドロフスキーのDUNE』『ヴィオレッタ』。とりあえず明日『グランド~』行こうかな。それではおやすみなさい。

先週の「マカオ映画祭 in Osaka」で、『花の咲かない果実』『出稼ぎの女たち』『ビフォー・ドーン・クラック』の3作品観ました。どれも「舞台がマカオである意味」が込められた作品でした。特に『ビフォー~』はカジノという華やかな世界の側面が描かれていてとても良かったです。