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コルカタのウプマ

東インド・コルカタでは朝食付きでホームステイをすることにした。はじめての朝、どんな料理をつくってくれるんだろうとわくわくする。コルカタといえば、しゃばっとしたダールと、揚げたてのルチ(プーリーみたいな揚げパン)、それからちょっとしたじゃがいものおかずとかかな。

朝になってダイニングルームに行くと、ホストマザーがお盆にのせて料理を持ってきてくれる。

主食は南インドで朝ご飯に食べられているウプマ(粗挽き小麦粉を使った蕎麦がきのような質感の料理)だ。話を聞いてみると、消化にも良いので週一ペースで朝ご飯に登場しているそう。

あとは、ゆでたまごにブラックペッパーをふりかけたものと、フルーツの盛り合わせ。りんごとバナナにパパイヤ。パパイヤもやはり消化に良いので毎朝欠かせないらしい。

東インド・コルカタでの初日のモーニングは、いきなりの南インド料理。

予想外だったけど、逆に考えてみれば、日本の家庭でも毎朝ご飯と味噌汁を食べているわけではないし、ちょっと頭でっかちに構えてしまってたかもと思い直す。

もちろん毎朝コルカタらしいメニューという家庭もあるだろうし、家庭料理にはこうしなきゃという決まりがあるわけじゃない。

今までは自分で料理のメニューを決めるときに、コルカタ料理ならなるべくコルカタらしいテイストのものを集めてという頭になっていたけど、もっと力を抜いて自分の好みで色々な組み合わせを試してみるのもいいなと思えた瞬間だった。

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