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チャパティが膨らめば人生も膨らむ!?

インド料理教室ペイズリーのインストラクターコースにいくと、チャパーティ(全粒粉と塩、水をこねて専用の鉄板で焼いたインドの薄焼きパン)なんて、さっさと焼けて当たり前・・・でなくてはならない。

だが、これが意外と難しく、一朝一夕でできることではない。だから、みんなせっせと練習を重ねる。その日々は通称「チャパ練」と呼ばれる。
インストに行くと決めてから、チャパ練をやってきたのだけれど、その過程で、いろんな変化がでてきた。

第一印象はたいしておいしくない。ご飯の方が好き。

もともとご飯でたべるカレーが好きな私。チャパティなんて特に上達しなくてもいいと思っていた。しかも丸く伸ばすのも難しいし、生地の水加減もやわらかさも何がベストがわからない。そんな私がつくるチャパティは、ふくらまず、煎餅みたいで、固くておいしくない。
ただ、チャパティをちゃんと焼けるようにならないと、インストを卒業できないってことは前々からきいていたので、焼き続けた。

そのうちに、日によって膨らんだり、膨らまなかったりはあるものの、少しずつよくなり、味も前より美味しいと感じられるようになっていった。

動画でイメトレ!チャパティテストになんとか合格。

チャパティは、湿度、温度が大事なので、寒い冬は膨らまなくなる。
ずっとうまくいかなかったのだけど、インストメンバーがzoomでチャパティ焼いてるところを見せてくれたり、またインド人の女性のチャパティを焼く動画をシェアしてくれたところ、何かコツをつかめたのかもしれない。膨らむようになってきたのだ。

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先生には、私のやり方でなんで膨らむのかわからないっていう、変な焼き方、(生地も分厚いし、焼いてる時に生地をさわりすぎ)らしいのだけど、
かなりの確立で丸く膨らむようになった。
ああ、その動画をのせたいのに、youtube以外、noteだとのせられないのかな。

たくさん練習しすぎて、冷凍庫にはチャパティがいっぱい。
インスト友達のともちゃんがやっていたのを真似て、最近は、ピザにして食べたりして、がんばって消費している。

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チャパティとともに、チャパ愛も人生も膨らんだ!

チャパティのテストは無事合格。
その日の夜、ある食事会にお誘いいただいた。そこで私は最近高まっているチャパティへの思いについて熱く語ってしまった。
「全粒粉と塩、水だけの、ヘルシーな主食」
「チャパティを焼くときは、サッカーのフリーキックと同じ感覚。
気持ちを集中させてやかないと膨らまない、一枚入魂!!」
「ふくらむと、気持ちもふくらむ。すごい楽しい」
「これほどまでに感情移入ができる料理って、ない。」
「焼きたてのチャパティは、なかなかレストランでは食べられないしおいしい。」

・・・・と、うるさいね。わたし。

そうしたら、なんとご一緒していた、もーやんカレーの社長さんから、お店のイベントで、チャパティを焼くオファーをいただいたのでした。
そして、やいてきましたよ〜。

やはり、チャパティは焼いて、膨らむと、もりあがるんですよね。
たくさんの人が喜んでくれたのでした。大成功〜。

あんなに苦手だったチャパティで、誰かを喜ばす日がくるとは。
練習は裏切らない。最高に素晴らしい時間でした。

これからも、チャパ練がんばるのだ。


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