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YOROKOBU PALE ALE誕生(後編)

そして商品のネーミングです。
ビールのコンセプトや、ラベルの絵からみんなでブレストを行いました。

今みるとなかなかおもしろいですが、みんなで案を出し合い投票しあった結果は
うみっこビール、Coldwater pale ale、らららビール、Fisherman’s pale aleなどなど幅広くありました。

この中から最も票数を集めて決まったのが『YOROKOBU PALE ALE』です。(ちなみに投票当時は”よろこぶPALE ALE”とひらがな表記でした!)

この由来は・・・
”昆布が入っている”というのと、ビールのコンセプトである”気持ちよいビール”というのをかけ合わせた駄洒落です😅
(ちなみに、ラベルの絵を書いてくれたよしみちゃんは、長いこと本当に”よろこんぶPALE ALE”だと思っていたことが発覚しました・・・笑)

こうして商品は完成に近づき、いよいよどうやってお披露目するか、また酒販免許をもたない私たちがどうやって販売できるかなどなどを検討し、いよいよ色々な初めての経験とRISE&WIN Brewingさんからの多大なるご協力を経て、発売へとたどり着いたのでした。
*発売・お披露目のストーリは『Local Food Labo#3 カザマスキー』へ続く

できあがった商品が手元に届いて開封したときの喜び・・・そして初めて自分たちで乾杯したときのわくわく感・・!
ラベルのかわいさも、味のおいしさも、全てに大満足の仕上がり。
きゃっきゃきゃっきゃと喜びながらの発売日となりました。

そして発売から1年が経った今、自分たちが想像した以上に多くの方に飲んで頂き、またこのビールがご縁となって函館・東京・神奈川・富山・三重など色々な地域に伺い、このビールを飲んで頂くことができました。

もともと私たちSPICEは、『これをつくりたい!』という想いから始まったチームではなく、発信したいこと(函館の魅力)や伝えたいこと(好きな場所で生きていける)があり、”さぁそれをどうしよう!?”というステージでした。
そんな中まず最初にこのビールが形になり、間違いなくおいしくて、作ってくれているブリュワリーも、ラベルの絵を描いてくれている友人も、そして函館の海鮮に合う・函館の昆布でつくった・・・と、伝えたいことがモリモリのこのビール。
でもとにかく、おいしいお食事をつくってくれるシェフがいて、みんなが美味しいものを食べるテーブルにこのビールを並べてもらえるだけで感無量。そしてさらにビールのストーリーも伝えてもらい、函館の話もさせてもらえる機会を色々な場所で頂けて、このビールが私たちを色々なところへ連れて行ってくれている。むしろ、私たちが行けないところにもこのビールが旅してくれて、函館の香りと上勝町ゼロ・ウェイストのメッセージを届けてくれていて、とっても頼もしい分身のような存在になってくれました。

ダジャレでつけた名前だけど、『ヨロコブ』なんて名前も絶妙だったなぁなんて、自画自賛をしながらこれからも楽しい食卓にお届けできるように色々考えをめぐらせています。



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