見出し画像

かぼちゃ 〜水は加えず調理する〜

メキシコ原産です。ハロウィーンに欠かせない野菜ですが、アメリカ大陸の広々したところで育っているもののようです。そういう出自なので、乾いた土地が好きなのかと思っていたら、意外にも水気のあるところが好きです。元は田んぼだったところが野っ原のようになっている畑で育てたら、茎はどんどん伸びて10m以上、葉っぱは蓮の葉かと思うほど大きく、野っ原は一面のかぼちゃに覆われました。(雑草もセットですが) そして、実をその中にいくつも落としていくのです。
このかぼちゃをどう拾うのかというと、「足」で探るんです。歩いて「モコッ」とした感触があるところの雑草をかき分けると出てきます。結構、この作業は宝探しみたいで楽しいんです。

画像1

さて、かぼちゃの調理法ですが、かぼちゃは種類によって味が違います。
ねっとり系の日本かぼちゃからほくほく系の西洋カボチャまで、その合いの子とか、いろんな個性があります。
ちなみに、畑で育てているのは、3種類。種類も出荷時期も異なります。

画像2

「あっさり」は、じっくりと加熱することで旨味がでます。グリルが特におススメ。

「ほくほく」は油と組み合わせると深みが出ます。バターの炒め蒸し(サブジ)や素揚げとか美味しいです。

やはり、かぼちゃの水分だけで調理するとうま味が出てくるようです。

個人的にお気に入りの一品は、「かぼちゃの砂糖煮」です。くりかぼちゃが特に合います。

かぼちゃの砂糖煮 レシピ
1 カットしたかぼちゃに砂糖をふりかける。
2 一晩置いたらかぼちゃから水分が出るので弱火で煮込む。
以上です。
かぼちゃの旨味が凝縮されて美味しいのです。

デザートとして、半分に割った南部煎餅の上に生クリームと一緒にのせて、畑でのおもてなしランチに出したところ好評!(写真左端)
ちなみに、かぼちゃには瓜臭が強くなってしまう時がありますが、クリームと合わせるとなぜか消えます。

画像3

水を加えない調理法をテーマにしつつも、おススメ調理法を最後に。
出荷していて小耳にはさむ話には、「かぼちゃは好きだけど、剥くのが大変」という声です。
おっしゃるとおりですが、実は大きく分割して蒸してしまうと、皮は柔らかくなり剥くのが楽々になります。マッシュのかぼちゃを作るには良い方法です。これも、お試しください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?