人の手が作るゆらぎのこと
spicaの庭テキスタイル デザインは、手捺染(ハンドプリント )をしてもらうことを一番に意識して描いています。
手捺染の生地が引き立つように、きれいに見えるように、
型数が増えて販売価格が上がりすぎてしまわないように、
1色1型で美しくみえるように。
そんな部分を意識して描いた柄です。
手捺染の職人さんはオート捺染(機械で捺染する染めの方法)
に負けないようにと、
完璧なモノを均一にいつでも提供できるようにと自分の技術として
追求されています。
モノを作る上でそれはとても大切で尊敬に値することですが
私は一人の人間として、
人の心の”ゆらぎ”や
その時の湿度や天候、気温で変化する染料の反応など
その時々で多少のゆがみやムラが美しく、愛らしく、愛おしい。
それが赦される世界でありたい。
それを楽しめる人が増えたら、きっと世界はもっと
人に優しくなれると思うので。
電車が時刻表通り、完璧な時間にやってくる日本で
人の手仕事ができること、その可能性を広げるためにも
spicaの庭のテキスタイル から、完璧ではないにんげんが作る
ゆらぎのある生地から少しずつ。
完璧ではない私たちが、赦しあって生きられる世界に^^
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