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「しんどい」と言うことは恥ずかしいことではない。

こんにちは。
日々の忙しさに追われて、自分を顧みることを疎かにしていました。
反省です。

さて、長いゴールデンウイーク(GW)を終え、
「五月病」なんて言葉が聞こえる時期だからこそ、
この記事を書いてみようと思いました。
1年前のわたしの話です。

「こんな人もいるのだな」くらいの気持ちで、読んでいただけると嬉しいです。

いちばん損をしている?

わたしは現在、社会人2年目です。
つまり、2021年4月に社会人デビューをしました。

語弊を恐れずに言えば、いちばん損をした学年だと思っています。
原因は、言うまでもなく新型コロナウイルスです。

わたしの場合は、
就職活動もオンライン、
内定式もオンライン、
内定者研修もオンライン、
入社式もオンライン、
新入社員研修もオンライン、でした。
未だに、同期の約半数とは、対面であったことがありません。

2020年4月入社の学年は、
内定者時代に対面での研修を行っていたようですし、
2022年4月入社の学年は、
世の中もコロナ禍に慣れ、感染対策を講じた上で、対面での入社式や研修を行ったようです。

今となっては珍しいことではないのかもしれませんが、
新入社員のときにしか得られない「同期」という存在が、少し遠く感じられます。

※各企業によって、方針や実施形態は異なりますので、あくまで「わたしの場合」であることはご了承ください。
※オンラインでも入社式や研修を行っていただけたことは、恵まれているとも思います。ただ、わたしは対面でのコミュニケーションの方が好きなので、同期全員で会える機会がほしかったなという気持ちもあり、見出しのような表記をしています。特に「誰が悪い」と言いたいわけではないですし、誰かを責めたいわけでもありません。

入社直後の危機

昨年の今頃のわたしは、
社会人1年目で学生→社会人という大きな変化に加え、
「人と会えない」
ということがかなりこたえていました。

元々、わたしは学生時代から人と関わることが好きで、
人と会うことでエネルギーをもらうタイプです。
しかし、コロナ禍によって人と会うことが難しい状況となったこと、
加えて、新しい土地でひとり暮らしを始めたこともあり、
「人と話す、会う時間」が激減しました。

社会人になったものの、部屋で一日中ひとりでパソコンと向かい合う日々。
いつ会社に行けるのかもわからないし、同期や研修担当の先輩も、誰一人として会ったことがない。
オンラインでのコミュニケーションにも慣れておらず、なんとなく発言もしづらい。

はじめこそ「頑張ろう」と気を奮い立たせていたものの、GW明けからは、ひたすら気持ちが沈むようになりました。

はじめは、なんとなく気分が上がらない、やる気が出ない、という感じでしたが、
ある日の朝、洗面台の鏡の前で涙が止まらなくなりました。

さすがに「まずい」と思いましたが、新しい土地と環境で人とのつながりもほぼ0の中、
「誰に相談すればよいかわからない」
というのが本音でした。
わたしが、職場内で相談できるような関係の人を見つけられていなかった、ということもあります。

「わたしは社会人に向いていないのではないか」
「こんな状態になるなら、就職せずに進学すればよかった」
と本気で考えていましたし、インターネットでさんざん調べて
「自分は適応障害なのでは…?」
と思っていた時期もあります。

同じタイミングで社会人になった知り合いと近況報告をする機会があったのですが、周りの話を聞くと、
「次の出社日は○日で~~」
「先輩にこんな人がいて~~」
など、大変ながらも楽しそうな話ばかり。

久しぶりに話せて楽しいはずなのに、
「わたしには次の出社日があるのかすらわからないし、先輩にどんな人がいるのかなんて全然知らない…」
と、かえって自分の状況を悲観的に捉えてしまうこともありました。

今考えるとなかなかひどい有様ですが(笑)、当時は相当しんどかった記憶があります。

まずは現状を伝えてみる

先述のように、1人でひたすら沈んでいたわたしですが、
「このままではつぶれてしまう。働きつづけられなくなる。」
と思い、ぽろっとある人に漏らしてみました。
すると、返ってきた答えは
「今の(わたしの)状況は、周りの人からは見えていないから、一度しんどいことを伝えてみた方がよいのでは」
というものでした。

今考えると、「たしかにそうだな」と思いますが、
当時のわたしからすれば、
「入社1か月ちょっとですでにしんどくなっているなんて伝えたら、これから先の勤続や配属にも影響が出てしまうのではないか」
と、言い出すことに対してすら、ハードルを感じていました。

しかし、このままでは本当につぶれてしまうと思ったため、
・少し気持ちが沈んでいること
・もう少し他の社員の方と関わる機会がほしいと思っていること
を伝えてみました。

その後、一度実家に戻ったり、
出社の頻度を上げさせていただいたこともあり、無事に復活。
今は問題なく社会人生活を送れて(いると思って)います。

今、振り返ると

「会社に行ってもよいですか?」
と、早く人事や研修担当の方に言えばよかったのに、と思います。笑

しかし、当時のわたしはそこまで頭が回っていませんでしたし、
そもそも「会社に行ってはいけない」と思っていました。
また、初めてのことばかりで、新しい生活に慣れるのに必死でした。

ここまでに書いた通り、なかなかボロボロでダメダメの社会人生活のスタートでしたが、1つだけ「あの時やっておいてよかったな」と思うことがあります。

それは、「自分から声を上げたこと」です。
「声を上げる」というと、大袈裟に聞こえますね。
「自分の現状を周りの人に伝えたこと」という方が正確でしょうか。

これは想像でしかありませんが、
もし、1年前のわたしがしんどい気持ちを抱えながらも、それをずっと黙っていたら、
どこかでつぶれてしまっていたのではないかと思います。

オンラインでのコミュニケーションが増えている今、どうしても周りの人の様子を見る・感じる機会が少なくなり、
「もしかしてしんどいのは自分だけではないか」
「周りの人はうまくできているのに、どうして自分だけできないのだろう」
と、悲観してしまいやすいのではないかと思います。
もちろん個人差はあると思いますが、少なくともわたしはそうでした。

「自分だけ、ついていけていないように感じる」
「最初からこんな状態だなんて、自分はこの仕事に向いていないのではないだろうか」
などなど、1人でぐるぐると考えていました。

ですが、自分から発信しなければ、周りに伝える・気づいてもらえることはできません。
「しんどい」ということは、簡単なことではないかもしれません。
どこかで恥ずかしい気持ちがあるかもしれないです。

でも、「しんどい」という一言が言えなかったばかりにつぶれてしまうのであれば、絶対に言った方がよいと思います。
今その一言が言えなくてつぶれてしまったら、今度は復活するまでに長い時間がかかってしまう可能性もあります。
せっかく入社した会社なのに、それはもったいないと思います。
それに、遅れたことに対しても、自分を責めてしまうかもしれません。

もし今、昨年のわたしと同じような状況の方がいらっしゃるのであれば、少しだけ勇気を出して、今の自分の状況や気持ちを周りの人に伝えてみてほしいです。
今は、そんな自分が情けなく感じるかもしれませんが、きっとこのことを笑って話せるようになる日がくるはずです。

最後に

なんだか、書いているうちに気持ちが入り込んでしまいました。
すみません。

1年前のことなので、一部美化(というより、大袈裟に?)して書いてしまっている部分もあるかもしれませんが、大体こんな感じでした。

この記事を書くことで、
「誰かを救いたい」
「誰かの役に立てるかも」
なんて大それたことは考えておりません。
単に、忘れないうちに書き留めておこうと思っただけ、と言えばそれだけです。

でも、万が一、今しんどい思いをされている人がいるのであれば、少しでも役に立てられれば幸いです。


長かったGWも終わりです。
多少の無理は必要だと思いますが、無理をしすぎずに、明日からもまた楽しみながら頑張ろうと思います。

そして、記事更新も頑張ろうと思います、、、!

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