僕が父になる日まで②


前回、妻が妊娠判明してウヒャーとなりました。

妊活したと言っても正直この年齢になるまで妊娠するために何をしたら良いのか、避妊しない事以外ほとんど知りませんでした。

(※ここからはいかにも知っている風に書きますが、僕も本を読んだり妻に教えてもらった事を知識として落とし込んだ内容になります)


まず、妊娠したらどうするか。


人によりますが、妊娠検査薬で確認する(できる)のは妊娠4~5週辺りだと思います。
そもそもこの「妊娠第○○週」って最後の月経からなんですよね。
まずそこから初耳。
当然のように着床日だと思っていました。

6~7週になったら産婦人科に行って心音を確認します。
確認できたら正式におめでたと言う事になります。
そうしたら役所に行って母子手帳を貰います。

ここでも母子手帳を貰い、あとは子供がスクスク成長するものかと思っていました。
実際には無事出産に至るまで多くの心配事や不安がありましたので、僕の主観ですが以下に書いていきたいと思います。


まず、妊婦さんの10~15%は早期流産が起こってしまいます(ほとんどが胎児側の原因で、運命的に避けられないもの)
この壁が9週だったり12週と言われています。

結構高く感じません?
7〜10人に1人はそうなるって事ですよね。
妻の比では無いですが、いつ妻からそういった連絡が入るのか、毎日寝る時には「今日も無事育ってくれた」と日々安堵していました。
実際、心音確認から子宮内に血が溜まってしまう状態になり、毎週健診に行きました。
(9週の時点でほぼ無くなりました)
この頃に予定日が確定し、6月下旬となりました。


人によっては母子手帳を貰った頃からつわりも始まります。
辛さもタイプも人によって様々で、退職や入院を余儀なくされる人も中にはいるようです。
そんな中でも妻はごはんも食べる事が出来た、むしろ食べた方が楽になれたタイプだったようです。
僕もとにかく妻の要望を汲み取り、出来るだけ休ませるように努めました。
つわりはだいたい15~16週辺りで落ち着く場合が多いようで、妻は8週ごろから始まり13週辺りで気持ち悪さが減少し、15週ではほぼ感じなくなったようです。


12週の壁を越え、さらにつわりが収まってもまだまだ気は抜けません。
赤ちゃんが生まれつきに病気があるかどうかを調べる出生前診断というものがあります。

出生児の3~5%が生まれつき何らかの病気や障害があると言われていて、それを調べる検査です。
確率として低いものではありますが、1%だろうが0.1%だろうが0.01%だろうが該当してしまったらそれまでです。
しかも分かるのは染色体疾患のみ(病気や障害全体の25%程度、他に遺伝子疾患が20% 原因不明が50% その他5%)で、分かった所で根本的には治療には繋がりません。

検査自体は数種類あり基本的には費用がより掛かるものが検査で分かる病気や障害が多いです。(詳細は割愛しますがコウノドリ23巻がとても参考になりました)
検査自体にはメリット / デメリットがあり、強制されるものではありません。
検査結果も確定ではありませんが、陽性判定が出れば必ず羊水検査で確定診断を出します。

この結果を踏まえて出産する / しないは夫婦で決めるべき事で、この時点で堕胎を選択する夫婦ももちろんいます。
僕も本を読んで勉強し、我が家も当然話し合いました。
当初はNIPT(母体血胎児染色体検査)という、一番高額で多くの染色体疾患を検査出来るというものを行う予定で、結果が陰性だった場合、染色体疾患の可能性が極めて低いと言われています。(=検査の確度が高い)

検査を受けるのであれば16週までに医療機関を受診する必要がありますが、お金が掛かる事でもあるので少しお互い考えてみようとなりました。
(この話をしたのが8~9週ごろだったかと思います)
費用の面で検査を断念する事は僕は全く考えておらず、妻が受けたいのであれば受けさせてあげたい気持ちでした。


そろそろNIPT申し込みをどうするかの話をしました。
僕としては検査を受けようと提案しました。
しかし妻は最初の話し合いから8週間前後経過し、気持ちに変化が。
「例えどんな子供であっても産む!」と言う強い気持ちに変わっていました。
そうであれば検査を受ける意味がない(どのみち産む)ので検査も受けないという方向に。



少々重たい話を長々と書いてしまいましたが、年が明けて2023年新春。
16週を迎えて安定期に入りましたので、お互い職場への報告を行いました。
この時点で僕も会社へ育休取得の意思表示をし、出産が近づいた時期に申請するという事で一旦話は終わりました。
(育休に関しては今後改めて書きます)


今回はここまででしょうか。
僕も今だから多少知識はつきましたが、それでもほとんどが妻からの指導や情報誌(たまごクラブ)から知った内容です。
次回、僕が父になる日まで③はもう少し楽しい話 「胎児の成長」について書ければと思います。

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