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タッチフット戦術クルーズ

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タッチフットボール(アメフト)の戦術・技術・トレーニングについて解説します
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#タッチフット論

「守備戦術の駆け引き」オフェンスを揺さぶる6つの視点|タッチフットボール

以前、攻撃からみた「揺さぶり」についてのバリエーションを紹介しました。 では、守備が仕掛ける「揺さぶり」としてどんな駆け引きが考えられるのか、K-SPEX&郡山女子が試合に向けて準備しておく視点を書きます。 以下、守備全体としての駆け引きを、 ①時間を奪う ②時間を与える ③ミスマッチを作る ④認知を並びで阻害する ⑤認知を動きで阻害する ⑥スペースを限定する という6つの視点から見てみます。 時間を奪う典型的には、ブリッツです。パスラッシュの枚数を増やすことは、QB

エンドのコール、動き、読みについて|タッチフットボール

タッチフット界の上級者に話を聞く企画、今回は、RISE2003の快足エンド上神さん(#1)にプレーで心がけていることを聞くことができましたので、ご紹介します。 プレーコールについて●RISEでは普段コールをノーズバッカーが出していて、 主に試合の状況判断もノーズバッカーがメインになっています。 私は、コールの中で自由にさせてもらうことも多く、 自由に入っていいよ、引いていいよ、と言われますが、 私が自由に動けるのも、福田選手(#20)の視野の広さのおかげです。 エンドが

Ráfagaにみる「時間の支配」を意識した準備|タッチフットボール

前回に引き続き、QBからみたプレーコール(プレー選択)を大きなテーマにしていきます。 今回は、ゲーム中の「ダウン・時間・点差」について、RáfagaのQB矢谷さん(#37)に普段意識していること、準備について聞くことができました。 また、チーム作りに関連して「目指すオフェンス像」についても聞いています。 ラファーガのオフェンスプレー ダウンについて●1stダウンで2~3yds以上を必ず稼ぐこと これで3rd、4thダウンの状況が大きく変わってくるからです