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小説

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基本的にノンフィクションです。己の記憶を削ってます。
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2021年2月の記事一覧

秋葉原の添い寝屋にハマった話

秋葉原の添い寝屋にハマった話

2016年、夏。あの頃、僕は落ち込んでいた。

病んでるって表現はチープだ。なぜって、そんなもん人それぞれだからである。
疾患、パーソナリティ、一時的な抑うつ、ただの落ち込み、気のせい。
病んでるって状態も1か0かの二進数ではなく、長いグラデーションの上のどこにいるか、という話なのだ。

その頃の僕は22歳、新卒2年目。大したことはないが、それなりには落ち込んでいた。

無理もないだろう。

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