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刃鬼調整記録2019 〜超天編シーズンのCSに刃鬼で出まくったオタクの話〜


※(このnoteはそれっぽく書いてありますが、本文の内容はオタクの一人語り同然ですので、新型コ◯ナ○イルスのおかげで暇な方、及び時間にゆとりがある方以外はブラウザバックを推奨致します。ですが、オタクの1人語り記事に見えないよう、環境のメタ推移を振り返るような内容にはしてありますので、多少は面白い内容になっているとは思います。レシピが欲しくてここにたどり着いた方はデッキリスト集の項目まで飛んでください。参考になるかは分かりませんが、変なリストである自信だけはあります。)





皆さんこんにちはフェイです。こんな書き出しは初めてな気がします。普段論文やら小説みたいな出だしになってしまうのが悪いだけなのですが。

今回は超天編が終わり、新しく十王編が始まったタイミングということでタイトルにある通り、2019年度(双極編第4弾環境から)の自分のCSでのデッキ作成の際に考えていたことなどをまとめて振り返ろうと文章を書き起こしてみました。

昨年は数回CSで入賞することができましたので、忘れないうちにこれまでの記録を全て吐き出そうというのがこの記事の概要です。まぁ言ってしまえば自己満足。DMPランキングの履歴を見れば分かるじゃんとかいうマジレスは知りません。

タイトルの副題のおかげで多少誤解を招いているような気がするので補足させてもらいますが、参加しているCS全てで刃鬼を使っているわけではありません。一応自分の中で刃鬼というデッキをCSに持ち込む時のルールというか線引きみたいなものはあります。

・64人規模以下のCSにしか持ち込まない(予選ラウンドが1回増えるだけで、入賞という既に厳しい道のりがさらに厳しくなるため)
・環境上位2つのデッキに不利がつく場合は持ち込まない(大人しく環境山を使う)(妥協しないとは言っていない)

ただでさえ細い線を通さなければ勝てないデッキであるため、しっかり現実を見た上で分のいい賭けであれば挑戦するようにしています。まぁこんなことしてるのが既に馬鹿だと言われたら反論できませんが...。まぁ好きでやっているのでね?なんなら自分は2ブロックなどの限定レギュの方が得意だと思ってます。


このnoteでは一つのデッキタイプの様々な没レシピしか見せることができるものはありませんが、超天編シーズンは激動の一年であったため、思い出も多いです。1オタクプレイヤーの日記でしかありませんが、時間のある方は見ていって下さい。

あ、文章量の多さは隣のカーソルバーを少し動かしてみて察して下さい。オタクの1人語りは長いです。


デッキレシピの画像はガチまとめのデッキメーカーから、カード画像等はデュエルマスターズより引用。



双極編第4弾発売〜超天編第1弾発売


2018年12月21日。双極編第4弾が発売。

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殿堂環境には天地命動バラギアラを擁するバラギアラループ、

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↑DMGP8th2ブロック戦での決勝でのドラマは、デュエルマスターズではこんなことも起きるのだと我々に教えてくれた。


卍新世壊卍及び月下卍解ガ・リュミーズの登場によってデッキタイプが完成した青魔道具が新しくメタゲームに加わりました。

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↑ある一人のプレイヤーによって昨年の夏の覇者となった。

あと当時は赤青覇道の影に隠れていて、あまり話題にならなかった赤単バルガもデッキタイプとしては完成していた気がします。

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↑当時は東京の1人のプレイヤーが一人勝ちしていただけだったのが、GRの登場からは本領を発揮するように。


そして特筆すべきはまだドギラゴン剣とミラダンテⅫが4投できていたこと。数多くのプレイヤーを殺害したラッカバスターやチェンジザダンテ、ドロマーダンテがまだ最前線で戦っていたのです。

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↑3年半、デュエマの環境を牽引してきた蒼き団長。お前の勇姿は忘れない。

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↑ドギラゴン剣と同様にRevFを代表する龍。ダンテチャフというムーブは筆者も大好きです。ダンテチェンジダンテは強すぎてダメだけど。


そしてそれらを追うのは、ファンデッキ殺しと名高い、新DM期のデッキ達。


ガヨウ神によるドローチェインからアイアンマンハッタンを捨ててワンショットを行うジョラゴンジョーカーズ、

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↑無色最強のドラゴンはお前だ!!(完全敗北した11コストのドラゴンさん・種族 ハンター)


某DM YouTuberの代名詞であるデスザーク、

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↑手札とマナ、対戦相手の戦意全てを破壊する闇のマスター。


DM界に文字通りその名を轟かせた、赤白轟轟轟ブランド、

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↑ みんななんやかんやこのカード好きだよなランキング1位 


「1コス1コス1コス、マノミマノミ、コンチェコンチェティガウォック、マノミ、コーラリアンコーラリアンスコーラースコーラースコーラー...exターン貰います。ラフルルラッキーナンバー。ありがとうございました。」 青単ムートピア、

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↑コバンザを見つけた某公認ジャッジはマジですごい。


サッヴァークDGに替わる新たな新戦力を手にし、4ターンナンバーナインを簡単に決めることができるようになったコンボデッキ、白零絶十サッヴァーク。

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↑実はGPの決勝卓に2回座った使用者を選ぶデッキ。


エリア代表決定戦でも大活躍、みんな大好き赤青覇道。

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↑お前ほんとに息が長いよな.....もう初登場から3年目だよ?


それ以外にもブライゼシュートやゴクガサイクルなどなど、環境は群雄割拠であったように思います。


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この時期は刃鬼でCSを勝ちに行くのはかなり無謀でした。(常に無謀であることは言わないお約束)

その理由として、不利がつくジョラゴンジョーカーズや赤白轟轟轟、バスターなどの使用率が高いことに加え、ほとんどのデッキが3〜4ターン目に自分の強いムーブを押し付ける環境であったためです。このことは僕の過去のnoteに詳しく書いてあるので、そちらを確認してみてください。(唐突なステマ)



この環境でワンチャン勝てそうなデッキに仕上げるためにまずはデッキごとに対しての有利不利を考えて、勝つことが出来そうな相手と、勝つことが諦めるデッキを判別、そして仮想的を刈り取るためのメタの張り方とそのための方法を考えます。

ちなみにこの当時の刃鬼のテンプレはこんな感じ。


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チェンジザダンテの派生と言っても過言ではありませんが、その流れを借り受けるかのように猿飛バイケンなどのシノビ+Dの牢閣メメント守神宮のパッケージによる受けを重視し、そこに2枚程度ドルツヴァイ・アステリオを刺す構築が主流でした。双極編第2弾の逆襲のギャラクシー卍・獄・殺!発売後に優勝したチェンジザ刃鬼が元となってから流行った構築です。(この頃から刃鬼におけるチェンジザは邪道みたいな風潮ができたのも今では懐かしい。)


しかしこれほど堅い受けを実現したリストでも環境では勝ち切ることがあまり出来ませんでした。

ジョラゴンに先に走られ、アイアンマンハッタンやら燃えるデッドソードの効果を使われると返しの解答が用意できないまま沈み、

青単ムートピアに対して猿飛や六奇怪の四〜土を割る逆瀧〜を駆使して対応しようとしたら、返しに本日のラッキーナンバーで4宣言され何も出来ず、

挙句の果てにはチェンジザドンジャングルとは違ってドンジャングルS7のような轟轟轟に対する明確な蓋となるカードがないことから轟轟轟ブランド系統にも高い勝率を出せない。

言い方が悪くなりますが、よくも悪くも公認大会レベルのデッキでした。(あくまで筆者の所感)(*あくまで筆者の所感です。)

というわけで相手の動きに受けで対応しない別のコンセプトを模索することにしました。

まずジョラゴンジョーカーズと赤白轟轟轟、朱雀に関しては無視。彼らはファンデッキ(コントロールデッキ)を否定するコンセプトのデッキに近いので、無理にメタを積んで勝とうとするのは無謀だと考えました。(ジョラゴンマンハとか先行クルトフォースオーリリア轟轟轟とかラビリガリュとか無理。)

次に上記の3デッキ以外の環境デッキ群を見てみます。仮想的として想定していいと思われる山は

・青単ムートピア
・赤青覇道
・ラッカバスター
・白零サッヴァーク
・ブライゼシュート
・バラギアラループ

などでしょう。もちろんトップシェアが轟轟轟ブランドやジョラゴンジョーカーズであることは否めませんが、CSで当たりそうなティア2帯はこんな感じだと思います。

要するに、CSの予選5回あるうちの4-1を目指すため、

・ジョラゴンジョーカーズ、赤白、デスザーク、バスターと当たった試合は諦める
・それ以外の対面には全力で寄せて絶対に勝つようにする

こういった作戦でCSを勝ち上がろうとしていました。



じゃあそうやって勝つためにはどうしたもんかなーとこれらのデッキ群を眺めている時に僕はあることに気がつきます。


「今の環境デッキって、呪文とか特定のカードのプレイを止められたら機能不全になりやすいな?」


そんな中形になったレシピがこちら。


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デッキの基盤をチェンジザダンテ(チェンジザドンジャングル)のものを採用し、毎ターン相手の行動を阻害するカードを撃ち続けることで刃鬼召喚までの時間を稼ぐことを目的とした構成です。僕はこの基盤をもとにしたものを去年一年間多く使うことになります。

このデッキは元々、3〜4ターン目から毎ターン相手の動きを阻害する呪文をプレイしつつ、同時にマナを少しずつ伸ばす。というコンセプトをもとに青単ムートピアを倒せるように組まれたものでした。

ビート相手には伝説のレジェンド ドギラゴンによる殴り返しかチェンジザの下側の「六奇怪の四〜土を割る逆瀧〜」と「怒流牙サイゾウミスト」を構えばそのターンは凌げるようになっているので、それらを相手が突っ込んでくるタイミングで使えばまぁ次のターンを迎えることができるようになっています。

今この文章を読んでいるあなたからは「無理だろ」との声が聞こえてきそうですね。実際友人に説明してもみんなそのような感想を口にしていました。しかし実際に手にとって回してみると意外といい勝負をしてくれるはず。

まず、青単ムートピアの主な動かし方を思い出してみましょう。

基本的に
1〜2ターン目 (手札にあれば)海底鬼面城をプレイ。
3ターン目 コバンザを出すか3マナ帯のドローソースをプレイ。(ストリーミングシェイパーなど)
4ターン目 ターンが回ってきたらソリティア開始。ワンショットしてゲームエンド。

概ねこんなものでしょう。3ターン目に見切り発進してくる場合もありますが、多くの場合は安全に4ターンフィニッシュをするプランを取ってくると思われます。(3ターンだと超宮兵マノミが絡まないと打点が並びにくいため)


そして青単ムートピアが勝つための条件を細かく整理すると、

1    呪文を5回唱える。
2   G0持ちのクリーチャー+次元の嵐スコーラーを展開して盤面に6点以上作る。
3  EXターンで殴り切る。(トリガー等を乗り越えて勝利)

細かく分析すると、青単ムートピアはこれらの条件を全て達成すると勝つことができるコンボデッキであるとも考えることができます。

裏を返すと、上記の全ての条件のうちどれか1つでも達成できない状況にしてしまえば青単ムートピアに負けることはないということです。

この考え方には他のデッキにも当てはまります。

・白単絶十はスタートの呪文である「転生の正裁Z」か「トライガード・チャージャー」を封じるかラッキーナンバーで「煌めく聖戦 絶十」をプレイさせなければそもそもビッグアクションを取られない
・ゴクガサイクルやブライゼシュートも同様に、呪文のプレイをさせなければシャコフィニッシュまで辿りつかない
・赤青覇道にはビッグバンフレアをプレイさせない&負けることのない状況を作る

こうして常に相手のアクションに対して先手で妨害することで呪文や特定のカードによる擬似的なコンボを行うデッキに対して強いデッキとして構成しました。



そしてこのリストでそれを可能にするカード達がこちら。

相手の呪文詠唱を阻害する奇石ミクセル/ジャミングチャフ。

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有効打となる対面は

・青単ムートピア

・白零絶十サッヴァーク

・ゴクガサイクル

・ブライゼシュート

・バラギアラループ

とかですかね。呪文のプレイをさせないだけで何もできないデッキ群とも言います。有利対面でした。(*バスターやジョラゴンにもミクセル側で遅延することができます。)

今や殿堂カード、1つのコストのみプレイを許さない、自分の知識と腕が上がれば上がるほど真価を発揮する  「奇術師ディール/本日のラッキー・ナンバー!」

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これは(数字の宣言さえ間違えなければ)どんな相手にも妨害が可能ですね。青単ムートピアには1って言えばだいたい大丈夫。刃鬼からハンター軍勢を出し、詰める時に元から場にいたチェンジザから放たれるとシノビやSトリガーを封殺してくれるので、より安全にフィニッシュすることができます。

本日のラッキーナンバーは青入りコントロール系が求めていた神のカードであり、長年コンボデッキに勝てなかった刃鬼に足りなかった最後のピースだったのです

「本日のラッキーナンバー」があればイメンループのメタのためにトンギヌスの槍を2枚入れたり、ムカデループのメタにわざわざ枠を割いてお清めトラップを入れたり、呪文をメタるためだけにわざわざシャッフに枠を割いたりする必要がなくなるのです。なんなら青魔道具やGR召喚にも対抗できました。

このカードの有用性はこのカードがのちに殿堂入りすることによって証明されることになりますが、筆者は殿堂入りした情報を見た時、「まぁそうだよな」という納得と諦観が混ざった感想と超次元ホワイトグリーンホールが殿堂入りしたとき並みの悲しみに襲われました。


そして次のターンに負けることがない(ダイレクトアタックまで持ち込まれない)状況を作り出す、六奇怪の四〜土を割る逆瀧〜と、伝説のレジェンド ドギラゴン。

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↑よく採用理由を訊かれますが、ダンテ系統のミラダンテⅫチェンジ後の殴り返しによる対処&オニカマスを処理しつつ安全にターンをもらう&メメント下でビートを封殺できる点から採用してました。「ハンターだったらなおいいのにな〜」とか言ってたら半年後のクロニクルデッキで天下五剣カイザーとしてまさかの新規収録。◯ッチーのTCGチャンネルで見せどころをつくった甲斐があった。ありがとうインフルエンサー。


これらのどれかのカードを毎ターンプレイして、常に自分が負けることのない状況を作り出しつつ、余ったマナで軽量ブーストを行うことを11マナになるまで続けて、最後に刃鬼召喚!ドーン!!って感じのプレイ指針です。そしてそれを可能にするのが手札を増やしながら呪文を唱えることのできる最強の中継ぎ役、それこそが他でもない龍装艦チェンジザでした。

2コストブースとブーストから6マナ帯になればチェンジザプレイ→ジャミングチャフ→スペルサイクリカ→ジャミングチャフ....とやっているうちに次のジャミングチャフかスペルサイクリカ、ワンチャン繋げる2体目のチェンジザが手札にやってくる(と思う)ので、毎ターン呪文をプレイすることが実現できていると思います。本日のラッキーナンバーだと手札が増えないので苦しくなる時もありますが、チェンジザのドロー量が凄くてなんとかなる場合が多いです。まぁ2ターン目にブーストできなかったり、相手の次の手を読み間違えたりするだけですぐ負けるんですけどね。


この型の利点を挙げると、

・そもそも負けそうになる状況にならないので、トリガー頼みのプレイをする必要がない
・かなりのデッキに対応できる

逆にデメリットとしては、

・環境全ての対面に対する知識と理解が求められる
・カードの引きに左右される場合が出てくる
・どうしても裏目があるプレイ選択の正解を選び続けなければならない。

こんな感じです。もともと相手に何もさせなければ負けることはないという無茶苦茶なコンセプトのデッキであるため、デメリットはまとめると自分のプレイングミスを言い訳にできないということになります。そのため、使うにあたっては相手の手札の枚数やマナ置きなどから相手の手札の内容を予想し、次に取られそうなアクションを予測する必要がありますが、練習を重ねれば重ねるほど勝てるようになり、この考え方ができるようになったおかげで他の環境デッキを回す時のプレイングも向上しました。まぁ無茶を達成するために知識量と練習量が要求されて、奥が深いデッキで楽しかったんですけどね。


今まで説明しても誰にも分かってもらえなかったのが悔しいってだけでここまで書きました。以上。


こうしてこの時期はCSを駆け抜けましたが、やはりジョラゴンジョーカーズや赤白轟轟轟には勝てないため、予選を突破することはあってもベスト8にこぎつけることはできない時期ではありました...。


そして来たる3月1日。新殿堂が施行されます。

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これにより3年という長い期間を環境最前線で戦っていた団長と法皇がその役目を終え、轟轟轟ブランドの悪いお友達であるドリルスコールとサクラダファミリアが妥当な規制をくらい、ブライゼシュートというデッキタイプは消滅しました。

え?ヴォルグ・サンダーについてはどうしたのかって?いや、僕はLOを気にかけるのもゲームの駆け引きの中の一部だと思っていましたし、特に悪いことをしてたわけじゃないとは思ってたんですけど....。タカラトミーがオレガオーラを推進するために段階的に規制かけてた第一弾というか。まぁ。



そして双極編環境は終わりを迎え、デュエルマスターズに背面が白いカードが新しく加わるようになりました。

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超天編第1弾発売〜デュエキングパック発売


2019年3月30日。超天編第1弾が発売され、GRゾーンが解禁。

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そしてその直後にモルトNEXTをかけたDMGP8thが開催され、GRゾーンの展開力が全国に知られることになりました。

先に言ってしまいますが、この時も筆者は新しい型の刃鬼を使っていたわけでもなく、先程紹介した白入りチェンジザ型を使っていました。理由は後ほど説明しますが、簡単に言うと環境にあっていたためです。

GP8th後の殿堂環境で特にCSで大きく母数を伸ばしたのは銀河の裁きに勝てるものなし♪やKAMASE-BURN、大流行中だったメメント守神宮を乗り越えるために刷られたテキストが書かれている(と当時は思われていた)BAKUOOON・ミッツァイルを搭載し、より凶暴になった赤白轟轟轟。

次点でジョラゴンジョーカーズやチェンジザドンジャングルが多くの母数を占め、CSでは

・赤白轟轟轟に勝ちやすいチェンジザドンジャングル
・チェンジザドンジャングルに勝ちやすいジョラゴンジョーカーズ
・ジョラゴンジョーカーズに勝ちやすい赤白轟轟轟系統

という3すくみの環境が形成されました。

そしてそれらを食い潰そうと画策する青単ムートピアや朱雀、白零サバキZが環境に食い込み、新たなデッキタイプとして5C蒼龍やネクラドルマゲドンが流行り始めました。(根暗マゲはもっと前からいたとかいうツッコミは野暮なのでやめてください)

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そして超天編第2弾が発売するあたりになって、あの凶悪なデッキが猛威を振るうようになります。そのデッキの名は

 「ヒラメキウォズレック」

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2ターン目に月光電人オボロカゲロウや謎の光リリアングからのサーチ呪文などで手札を整え、3ターン目にはアタックしてミラクル1ドレミ24へと革命チェンジしてコンボが始動。

手札のヒラメキプログラムからサイバーKウォズレック、龍素記号Ogアマテラジアルが連鎖し、クイーン・アマテラスを着地させると、d2フィールドのハリデルベルクから再びヒラメキ・プログラムを絡めたソリティアが始まり、最終的には超竜バジュラズテラでマナが吹き飛ばされた挙げ句に古代楽園モアイランドが盤面に降臨。実質的な3キルを高確率で達成していました。

この環境で筆者はチェンジザドンジャングルを使っていましたが、フェアリーライフを打った返しにゲームが終わったなんてことも多かったですね。

しかし悲しきかな、栄枯盛衰という言葉があるように、そんな凶悪なデッキはすぐに環境から姿を消すことになります。



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そう、毎年恒例の殿堂発表。

この令和初の殿堂発表によって

・ヒラメキウォズレックのキーパーツである    「ヒラメキ・プログラム」
・DMにおけるLO概念の代表格であった      「ヴォルグ・サンダー」

プレミアム殿堂に、

・青単ムートピアのスペルカウントを簡単にかさ増しできる「セイレーン・コンチェルト」
・ジョラゴンジョーカーズの絶対なるドローソース、「ガヨウ神」
・ビートダウンにおける最強の切札、      「”轟轟轟“ブランド」

殿堂入りを果たし、ヒラメキウォズレックと青単ムートピアが環境から消滅。ジョラゴンジョーカーズと赤白のビートダウン系統が弱体化を受けることになります。


そして新殿堂後の環境の中心となったのは安定したワンショットで勝利するロマノフワンショットでした。

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↑8月にお清めシャラップが実装されるまでは環境上位だった。

5ターン目が回ってくる環境であり、メタカードであるポクチンちんを見かけることが少なくなったため(依然としてジョラゴンジョーカーズはある程度いたが)、相対的に立ち位置が向上。踏ませたトリガーからでも勝てることもあり、環境上位に喰い込みました。


それに合わせて、プレイヤーによって研究され始めたのがミッツァイルを軸に据えたデッキとウェイボール入りの赤青覇道。

この時期はいかにGR及びミッツァイルを上手く使えるか、様々な試行錯誤がなされていたように思います。

新弾で登場したパーフェクトウォーター、Wave  Allウェイボール、イグゾースト・Ⅱ・フォーを搭載し、最終的にはファイナルストップを使ってとどめを刺すラッカミッツァイル、

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↑轟轟轟がいなくなった穴を埋める打点の補強として注目され、赤青覇道やのちの赤青ジョーカーズミッツァイルで活躍。今となっては見かける機会が減りましたね....


音奏シャンタンを搭載し、展開速度を重視した白単メタリカ軸のミッツァイルなどが試されていました。

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↑この頃はただ横に広がるだけだったGR。


まぁ、ミッツァイルが行き着いた先は赤緑ジョーカーズミッツァイルでしたが....それはまた先の話。


あとはWave  ウェイブをメインに据えた青黒ハンデスも玄人が好んで使うこともあって母数を増やしました。

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↑本日のラッキーナンバーやブレインタッチを打ち続けて横に展開。このギミックが3ヶ月後に再注目されるようになるのはまた別のお話。



そして2019年7月20日にデュエキングパックが発売。

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刃鬼に待望の新規カードが配られます。

それはドンドン水撒くナウ、

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↑マナ回収やCIP使い回しをするカードというよりはテック団の破波GO!などに代表されるトリガー色が強く、筆者はチェンジザドンジャングルくらいでしか使いませんでした。自分のクリーチャーをバウンスできる吸い込むに比べて器用さが足りない。



メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター、

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↑筆者が狂ってたように使っていたガンリキ・インディゴ・カイザーが転生してバケモノになって帰って来ました。ポテンシャルが高いので今後も使われるでしょう。コントロール的には1番ありがたかった新規でした。


爆裂遺跡シシオー・カイザーの3種。

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↑彼は登場するなりチームモルトNEXTに引き抜かれていきました....。(獅子王型の補強カードなんだけど)


未来妖精ミクル/ミラクル・ブレインなどもあり、獅子王型の強化パーツが多く供給されたように思います。


しかし、それよりも注目されたとある知らせがDM界隈に衝撃をもたらしました。












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      英雄、新たな剣を携え帰還。


そう、デュエキングパックが今年のクロニクルデッキを強化する連動パックかと思いきや、1番強化されていたのはみんな大好きモルトNEXTだったのです。

こうしてバトガイ刃斗という、ガイガートの殺傷力とバトライ閣の展開力を併せ持ったドラグハートの登場と、そのデッキ人気も相まって7月後半の殿堂環境では母数を増やし、かつてのように無双し始めました。


そして同時期に流行り始めたのが白零サバキZ。この時期にはGRに白王角の意志ルーベライノを獲得したこともあってハイオリーダを使って展開する型が主流になり、魂穿ツ煌世ノ正裁Zによる防御と4ターンナンバーナインによるトップデッキ群への制圧力を武器として活躍しました。

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↑この時はいなかったけど、ネイチャーファイブスターとかもヤバかったね..。


そして白零サバキZやモルトNEXTの流行に合わせて、白零サバキZの防御を貫通でき、どのデッキとも速度勝負が出来る赤白バイクも母数を増やしていきました。

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↑DMのコスト論がおかしくなったのってRev編〜RevF編あたりからだと思うんですよね。



当時のメタゲームを表にするとこんな感じでしょうか。

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この月は白零サバキZがナンバーナインをメインにしていたことからも分かる様に、呪文主体のデッキが多く、殴るデッキは少数でした。

つまりこの環境は筆者がそれまでに回していた刃鬼にとっては(ジョラゴンを避ければ)勝ちやすい環境でもあったと言い換えることができます。


なのでこの時期も

・ジョラゴンジョーカーズと赤白は諦める。
・それ以外の呪文に依存したデッキやビートダウン対面はカモとして6割の勝率を出せるようにする。

こういった勝ち上がる作戦であったことは変わりありませんでした。




そして筆者はその思惑通り.....



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 優勝。悲願達成。





なんで当日の朝にサイクリカの3枚目をレディオローゼスに変えたのかを過去の自分に問い詰めたいこと以外は文句なし。決勝で赤白バイク相手にヒヤヒヤしながら熱戦を繰り広げた以外は想定通りジャミングチャフと本日のラッキーナンバーを打ち続けて完封する試合がほとんどでした。

刃鬼が強かったE3環境で筆者はCSとは縁がなく、CSは結果だけ見るものである遠い場所であったため、CSに出て自分の好きな山で優勝したいというエゴを解消するまでに6年かかりました。

しかもこの7月は本当にハマっていたこともあってその次の週のチーム戦でも個人戦績5-2でベスト8まで行くことができたので、ミクセルを2枚回収できました。ほんとに運が良い。


しかし所詮は元環境。「必勝」という文字を冠していても一度奇跡を起こして以降はあまり勝てなくなってしまいます。


まぁ直接的な原因としては赤緑ジョーカーズミッツァイルと赤白サンマックスが台頭したせいなのですが。

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↑(一時期プロモの価格が3000円だったのはマジでなんだったんだろうね.....。)


超天編第2弾でゴッドガヨンダム及びパッパラパーリ騎士が登場したことにより、GRをすればCIPでマナか手札が+1を生み出すことができるようになり、そこに夢のジョー星を噛み合わせてミッツァイル用の赤1マナを用意。ジョジョジョマキシマムや単騎連射マグナムを添えながらの3キルを実現しました。正直DMが終わった....と思っていましたがこれより3キル率が高い山が10月から現れるらしい。(白目)



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↑(東北の某DM YouTuberグループのうちの1人から開発されると瞬く間にリストが広まりました。)


轟轟轟ブランドの殿堂入りによって弱体化した赤白。しかしミクセルやプーンギが赤緑ジョーカーズミッツァイルやその他の相手に対して強力なメタとして機能。轟轟轟ブランドの殿堂による打点不足を即時打点3を生み出すサンマックスで補い、妨害を挟んだ安定した4キルを実現。アナダムドの台頭まで活躍しました。



赤緑ジョーカーズミッツァイルはミクセルのおかげでまだ何とかなる相手だったのですが、それをメタる赤白のプーンギやリリアングからのサプライズホールからのガガパックンには対応しにくく、デッキを受けの強い構築にしているわけでもなかったため、いざ予選で当たると負けてしまう場合がほとんどでした。(先行ブーストナンバー3!3!3!ってやれば意外といけた話は内緒。)


そしていよいよ迫るクロニクルデッキの発売の刃鬼界隈は大盛り上がりしていました。もう一つのクロニクルデッキからの侵略者が無双する、魔の8月の開戦がすぐそこまで迫っていることも知らずに......。




クロニクルデッキ発売〜超天編第3弾発売


2019年8月9日。アルティメットクロニクルデッキ2種が発売。カイザー刃鬼とアナカラーデッドゾーンがリメイクされ、多くの新規カードが登場しました。


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まぁどちらの方が売れ行きが良かったかとか言う話は語るまでもありませんでしたが、刃鬼にもCSレベルの新規カードが再び追加されます。

それが闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップと、

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↑お清めトラップが完全に過去のカードに。上も強いんですよね。


リュウセイ・天下五剣カイザー。

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↑伝説のレジェンド ドギラゴンがハンターになって、黒豆だんしゃくの効果にひっかからなくなった。


YouTuberのおもちゃにされてしまった9コスト青白のドラゴンについては触れませんが、かなりの強化をもらうことができ、かつ他のビッグマナやコントロールにも採用される性能であったことから内容はよかったと思います。


しかし環境を席巻し、メタゲームを侵略者に染め上げた新規はもちろんこのカード。

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そう、SSS級天災 デッドダムド。

同時収録された天災デドダムというパワーカードを活用し、DMvaultで基盤となるレシピが公開されると瞬く間にリストが洗練され、環境トップへと上り詰めました。

この時の環境では超CSの決勝トーナメント参加者のうち約半数がアナダムドだったことは記憶に新しいと思いますが、オールラウンダーで特にガン振りがつくデッキが当時はいなかったので、間違いなく勝ち組であったように思います。

そしてダムドを環境トップから引きずり下ろそうとしたデッキ達ももちろんありました。

その筆頭が青魔道具。

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安定した5キルとゴゴゴChoゼツラッシュを含めた受けとの融合を可能にしており、アナダムド側も 卍新世壊卍に触ることができるよう、メタカードとして龍脈術 落城の計を入れるほど勢力を伸ばしていました。


そしてロマノフワンショット。

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実はアナダムド側がお清めシャラップやシャッフを引けないと意外と有利であったため実は母数も多かったです。キュラックス型アナダムドがいたときは不運でしたが。



そしてアナダムドがミラーを意識して受け札を減らし始めたと同時に勢い付いたデッキもありました。

その名を赤単ブランド。

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↑GP9thの決勝はGP史上最高にDMの要素全てが詰まっている伝説の決勝だと思います。

GIRIGIRI・チクタックの発掘とミッツァイルと併用することができるようになったことにより、ほぼ3キルを通せることが分かると同時にアナダムド一強環境を動かしました。当時赤白で勝てなかった人が多く乗り換えたように思います。



この時期も筆者は懲りずにチェンジザ型の刃鬼を模索しましたが、結局まとまらなかった記憶があります。

何より重かったのが、アナダムドに3投されている無修羅デジルムカデ。

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このカードを出されると刃鬼の召喚から走れなくなり、棒立ちになったところをザヴェルデからのデッドダムドで簡単に処理されます。

そしてそこに赤白や赤単、青魔道具まで見ることのできるリストは作れませんでした。


まぁ一応自分の写真フォルダを漁っていたら、当時の環境でなんとか抗おうとしていたリストは見つけたので貼っておきますが......

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無修羅デジルムカデと青魔道具の卍新世壊卍をどかすためのスーパー・エターナル・スパークが入ってたり、アナダムドの連続ビートダウンを牽制できるメヂカラ・コバルト・カイザーとかを投入して小手先のメタカードでなんとかしようとしていた痕跡が見て取れるリストですね....。もちろん勝率が良かった記憶がありません。シャッフが重かった気がします。なんならメメントどっか行ってますしね。



こうしたメタゲームが9月環境まで続きましたが、あいも変わらずメタゲームの中心はアナダムドでした。

プレイヤーの間ではアナダムド強すぎ!クソゲー!といった声が上がり続けましたが、1ヶ月後にはアナダムドは姿を消し、プレイヤーのヘイトは他のカードに向くようになります。

なぜかって?とわざわざとぼける必要はないでしょう。

伝説の超天編第3弾が世に解き放たれたのですから......

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超天編第3弾〜マキシマムザマスターパック発売


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超天編第3弾である零誕!魔神おこせジョルネード1059!!が9月21日に発売。


新能力としてJトルネードが登場。大活躍.....はしませんでした。

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↑1番活躍したのは2020年1月のガンバトラーでの採用だったんじゃないかなぁ.....


茶番は置いておき、環境を荒らしに荒らしたのはこれらの新規カード。


6マナラインをビッグマナ扱いにしたGRの新たな到達点、マナドライブ6サイクル。

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↑十分おかしい性能をしてますが、マリゴルドだけは本当に許されませんでしたね。オマケ感覚でシャッフを呼び出さないで欲しい。

ヘブンズ・ゲート以来の同時踏み倒しをたったの5マナで行い、様々な4キルコンボを生み出したパーフェクト・ネイチャー。

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↑山回復までこなすループ製造機。

GP9th前より様々な型が研究され、GP9thは各地のネイチャーお披露目会と化しました。結果を残したのはメルゲデイヤーでしたが。


赤単ブランドの殺傷力をさらに押し上げた、“魔神轟怒”ブランド。

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↑メルゲデイヤーのサブプランとして16点パンチまで実現したマスター。悪い子ではないんですけどね。


GP9thの優勝者、魔導管理室カリヤドネ/ハーミット・サークル。

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↑GP前のプレイヤーはシータミッツァイルの衝撃を受けすぎて、カリヤドネなんて見向きもしてなかったんですよねー。


これらのカードの参入後、GP9thが開催され、新環境が定まっていきます。GP9thの記憶は皆さんにも刻まれていると思いますので、今回は省略させて頂きます。


そしてGP9th後は、GP9thの結果をもとに、様々なデッキが模索されます。

例えば緑ネイチャー。(ミッツァイル)

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GP9th1週間程前のアニチュCSで(事故により)その全貌が発覚。ネイチャーから侵革目パラスラプトとバロン・ゴーヤマを出すことでカラフルナスオなどを駆使してそれらをミッツァイルで出し入れ。最終的にはメカーネンループかワンショットをして勝利します。


赤緑ネイチャーヴァイカー。

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逆転のオーロラを使用しながら、マナにヴァイカーと爆烈マグマロイヒ、ネイチャーをセットしてからコンボスタート。上記の2体を場に出し、即時攻撃。ブレイクするごとにヴァイカーの効果とマグマロイヒの効果でシールドがある限り無限攻撃が可能に。さらに凶悪だったのが、ネイチャー2発目を打つ余裕がある場合やマリゴルドが出てきた時にお騒がせチューザや単騎連射マグナムを絡めることができ、相手はなすすべなく負けること。2020年くらいに完成形のリストになった気がします。



そしてGP9th後はあのアナダムドの数が激減。一部では龍装艦チェンジザと本日のラッキーナンバーを搭載した型が考案されましたが、シータミッツァイルの継戦能力の高さになす術がありませんでした。

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↑8月に暴れ回った青い死神も10月には見る影もなく....


環境はこんな感じだったと思います。

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そして超天編3弾の熱が冷めないなかの2019年10月19日に必殺!マキシマム・ザ・マスターパックが発売。


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それまでGRに抵抗していたアナダムドにとどめを刺した、高額カード、全能ゼンノーが実装。

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↑こいつがポンと場に出たおかげで何回負けたか僕はもう覚えてません。


これによりGRを採用したデッキがビートダウンに対する耐性を獲得しました。おまけ感覚でマッハファイターも止めてしまうため、アナダムドの虹速 ザ・ヴェルデが完全停止し、盤面処理ができなくなります。当時ジョリー・ザ・ジョルネードを獲得して微妙に流行っていたジョラゴンジョーカーズも風評被害を喰らっていましたね。ジョーカーズの仲間に止められるジョラゴンくん.....。


あ、刃鬼ももちろん被害喰らってますよ。えぇ。何か場にいた状態で刃鬼からメテオライトリュウセイでタップキルしてからケアするか、吸い込むエクス刃鬼しないとダメでしたから。


しかしこの弾を語る上で1番重要なカードはもちろんこの赤いカードでしょう。

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その名は “魔神轟怒”万軍投

手札を捨てた分だけコスト軽減し、最低1マナで唱えることも可能。同時収録された回収TE -10と合わせて6マナで6回のGR召喚を実現していました。このこともあってシータミッツァイルに採用されてましたね。


しかしこの“魔神轟怒”万軍投によって誕生してしまったのはあの最強最悪の3キルデッキ、赤青万軍投でした。

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ザババン・ジョーカーズやメラメラ・ジョーカーズなどで手札を捨て、魔神轟怒万軍投を撃つと3マナで唱えることができ、3回GR召喚。ターン目に何かしらの2コストジョーカーズを場に出しておくと場に4体のジョーカーズが並びます。

そしてジョーカーズが4体並ぶということはいつもの夢のジョー星の出番です。赤1マナを用意します。赤1マナといえばもうお分かりですかね?


そんなこんなで先行3キル率4割のデッキが爆誕し、環境は赤青万軍投VSシータミッツァイルの構図が中心となりました。

そしてそんな大GR召喚時代の鍵となったのはこのカード。

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筆者が7月まで狂ったように使っていた、「本日のラッキーナンバー!」。

GPを優勝した青黒カリヤドネがGRメタとしても機能する(元)シークレットテクを披露したことで一気に定番メタカードになり、青が入るあらゆるデッキに投入されるようになります。シータには4宣言、赤青万軍投には3宣言、という定石ができたのも記憶に新しいですね。

こうして本日のラッキーナンバーとGR、パーフェクトネイチャー、カリヤドネによるメタゲームがスタートします。(まぁ実態は大ミッツァイル時代)


その一方で刃鬼界隈でも新たな型が誕生し、研究が進みます。

それがドルマゲドン採用型獅子王刃鬼。

某派閥に所属するY氏によって登場。ドルマゲドンを採用した5cジョリーの流れを借り受け、轟牙忍ハヤブサリュウやリュウセイ・天下五剣カイザーを有効に採用して高い防御性能を発揮。ビートダウンを完全にシャットアウトしていました。気になる人は有料記事を買ってみてください。私がリストを載せることはいろいろと問題がありますので。


しかし環境に蔓延するGRと各種ループには無力であったことには変わりありませんでした。いつものことといえばそうですが。

そのため、筆者は懲りずに本日のラッキーナンバー!を使える軸に縋り続けました。

ナンバーを使ってヤドネやネイチャー系統を主に刈り取る構築にすれば、赤単などの速いデッキを除く、ネイチャー系統、カリヤドネ、赤青万軍投などのコンボデッキなどには5割程度の勝率は担保できるからです。

龍装艦チェンジザ×龍素記号Srスペルサイクリカによる呪文の使い回しに可能性を見出していましたが、解決しない問題がもちろんありました。

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一つ目は周りのデッキも本日のラッキーナンバーを使い始めたこと。

今までは相手に本日のラッキーナンバーを使われることがありませんでした。そのため、こちらがラッキーナンバーで相手の次のプレイを一方的に止めることができていましたが、相手も本日のラッキーナンバーを使うとなると話は変わってきます。相手も本日のラッキーナンバーを使うということはこちらのラッキーナンバーを止めることができるようになるのです。

つまり事実上のデッキコンセプト崩壊が起きていたのです。

分かりにくい方に何が問題なのかを当時起こっていたシータミッツァイルミラーを例に説明します。

簡単にいうと、シータミッツァイルミラーでは、本日のラッキーナンバーの打ち合いが発生します。宣言する数字は4。その理由はシータミッツァイルが4コストのGRをすることが勝利に繋がるからです。そのため、このミラー戦ではお互いに負けないよう、何より宣言4を第一に行います。本日のラッキーナンバーを打たれないように3を宣言すると返しのターンにGR召喚し放題になって負けてしまいますからね。相手のナンバーを止めるためにナンバーは使いません。

ところがこれが筆者のチェンジザVSシータミッツァイルになると話は変わってきます。

筆者はシータミッツァイル側のGRを止めるために4を宣言しますが、シータミッツァイル側は自分の動きを阻害するナンバーの3を宣言します。シータミッツァイル側には相手のGRの脅威がありませんから当然のことです。そして返しのナンバー3宣言をされるとチェンジザ側はナンバーを使えなくなり、今度は相手のGR召喚を止める方法がなくなるわけなんですよね。なんならシータに入ってるシャッフで宣言3って言われてもキツい。

つまりナンバーを使える相手の動きを封じ続けるには、相手のナンバーを止めるナンバーと、相手の動きを止めるナンバーの計2回、同一ターンに使う必要があるのです。

(いくらチェンジザに頼っても流石にこれは無理だわ......)

そう思った筆者はチェンジザと本日のラッキーナンバーを採用したデッキ案作成を諦め、シールド戦に赴くようになりましたとさ。めでたしめでたし。

赤青万軍投には先行ナンバー宣言3をずっとしたり、カリヤドネジャミングチャフが有効であるため、その2つにはある程度の勝率が見込めたのでその2つが多そうな週はCSに持ち込みましたが、まぁ関東はシータミッツァイルが多いこと多いこと。おかげでろくにCSで勝てませんでした。

ただ、ドルマゲドン型の刃鬼がミッツァイル系統以外の他のデッキには勝てるので、この時期の刃鬼はドルマゲドン型が正解でした。やろうと思えばニコルボーラスも積めましたし。


しかし筆者はこんなミッツァイル以外に人権がない時期でもこんなリストを考えていたので、一応残しておきます。

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(筆者はGJ部って呼んでます。)

赤緑バイカーの真似事をすれば4キルできて勝負になるんじゃないかと思って組んだ記憶が。

簡単に説明すると、2コストブースト→モエルゴー(モエル)かQQQXを場に→5マナでパーフェクトネイチャーからトラマルGGGと4マナの時に場に出していない方をだして殴るだけ。

ただ構築欠陥がやはり多かったです。

・相変わらずシャッフに弱い
・トラマルGGGと刃鬼の相性が悪く、超絶奇跡 綺羅丸でいい。
・3キルできる赤単ブランド等の下位互換でしかない。
・逆転のオーロラを使っても刃鬼の踏み倒し先(ダイハード×2永遠×1)が公開領域に見えにくい


このような理由からおもちゃにしかなりませんでした。

刃鬼を出して1番強いタイミングがトラマルGGG1回目の攻撃のタイミングで、トラマルGGG2回目以降に出しても刃鬼のガチンコジャッジ回数(踏み倒し最大値)がどんどん減っていくので、アンチシナジーしか形成しません。やはりトラマルGGGは昔から綺羅丸専用発射台でしかなかった。

今ならドラリンパックが発売されたあとなので、青銅のバンビシカットなんかがあるのでデッキにテコ入れがされて普通に強くなったと思います。(執筆時期が割れちゃったよ。あーあ。)

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↑2コスブーストの革命児。なんで下が除去トリガーなんだ?


そんななか、全国大会へと繋がるエリア予選も全国各地で開催され、連日GRを駆使したデッキの入賞が相次ぎました。

殿堂環境も同様。一部ではシータミッツァイルなどのGRの中でパワー1000ラインのカードが採用されていたことを逆手に取り、壊滅の悪魔龍カナシミドミノとwaveウェイブ、本日のラッキーナンバー!を採用した青黒ハンデスがいたことにはいましたが、やはりミッツァイルの生み出すリソース量には敵わず。ついでのように現れるオコ・ラッタや、バイナラシャッターに除去されてからミッツァイルタイムが始まってタコ殴りに....。

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↑パワー1000のGRが1回破壊されると他のGRもなぎ払う。

環境はこんな感じでしたかね。

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この時期はこの後のデイヤー環境よりもコントロール・ビマナに人権がない環境でキツかったですね....

チラホラ入賞を見かけたのは5cジョリーくらいだった気がします。

あと全く関係ありませんが、この12月の時期はDMPランキングレース終盤でポイント競争が激化していたのと、日本全国のCSを梯子し続ければ平日を含めて23日連続でCSに出ることができるとか言う意味不明な現象が問題になってた時期でもありましたね。DMPランキングにどれほど金と人生をかけるかを問われていた闇の側面が垣間見えた瞬間でもありました。今年の9月にプロモのバスターをかけた全国大会が行われなかったら暴動になってたと思います。今はむしろコロナで大会がなくなって逆によかったかもしれませんね。


とまぁそんな環境が12月まで続き、超天編第4弾の超超超天!覚醒ジョギラゴンVS.零龍卍誕!が発売、その後の年末年始に殿堂発表が行われました。

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殿堂カードに指定されたのは以下の6枚。


2019年にいたプレイヤー全てのヘイトを買っていた核爆弾、「BAKUOOON・ミッツァイル」

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↑使う側は間違いなく楽しかったです。(棒)


殿堂入りに賛否両論、GR環境での必要悪、「機術師ディール/「本日のラッキーナンバー!」

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ミッツァイル登場前の環境が再来しないようにするための事前規制、「禁断機関 VV8」

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緑単ミッツァイルを完璧に殺すための殿堂指定、「侵革目 パラスラプト」、「バロンゴーヤマ」

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最強の守りを実現したD2フィールド、「Dの牢閣 メメント守神宮」

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↑どうじでいっぢゃっだんだよおおおお(コントロールオタク感)



以上の6枚が殿堂入り。

そして以下の2枚がプレミアム殿堂入り。

メルゲデイヤーで大活躍、「アクア・メルゲ」

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呪文トリガーをお手軽に封殺、「音精ラフルル」

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以上のカードが規制され、年明けの1月1日から新環境となります。

殿堂規制の内容を見ればミッツァイルの規制とそれに合わせてGRメタとしての役目がなくなる(はずだった)本日のラッキーナンバーを環境から取り除き、ソリティアも消滅させ、ラフルルによる受けの貫通ができなくなったビートダウンVSメメント守神宮の防御力がなくなったコントロールみたいな構図の環境にしたかったのかな〜と読み取れる殿堂改訂のように見えました。


この殿堂発表で誰もが「ミッツァイルが死んだw」とか、「やっとGRがグルグルしない平和な環境になるな!」と希望を持ったものです。

僕もメメントを取り上げられたのは痛いけど、受けを強くしてビートダウンに寄せれば勝てるようになるかもななんて呑気に新殿堂後の環境を考えていた気がします。

しかし、我々プレイヤーはこの時、新弾に潜む魔物に気付いていなかったのです。


そしてそれは勝利宣言の掛け声としてプレイヤーが

「デイヤー!!!!!!!!」

と叫ぶようになる新環境のスタートでもありました.....。


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超天編第4弾発売〜十王編スタート


2019年12月20日。超天編第4弾、超超超天!覚醒ジョギラゴンvs.零龍卍誕!が発売。

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殿堂発表後の下馬評では新弾で登場したSR、「天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー」が早速目をつけられ、ネバーサイクリカがデッキタイプとして成立。DMvaultでだいこんぐ採用型が優勝すると一気にリスト研究が進みました。

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↑今となってはネオンクス型のネバーループが最終リストですかね?


年越しくらいのCSで初見殺しを連発、ブレイズクローニクジール轟轟轟より凶悪な2Tキルすら可能にした零龍ギャスカも結果を残すと、全国各地にそのリストが知れ渡るように。

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↑ギャスカが3000円買取ってもうなんか笑えてきちゃいましたね。強さは笑ってらんないレベルでしたけど。


そして実は殿堂発表の陰で大暴れ、零龍を利用することによる5000GT高速召喚を実現、零龍墓地ソース。のちにGRへの対抗馬としてマークされる存在になります。

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↑「2ターンGTで負けた!」というとある呟きがTLをざわつかせた。(ヤバい墓地ソースは大体保谷で開発されるんですけどね....)



そして墓地ソースと同じく墓地利用のデッキとしてGP9thの覇者であるカリヤドネループも「本日のラッキーナンバー!」という最強のカードを奪われながらも「次元の嵐スコーラー」と「セイレーン・コンチェルト」が無規制であったため、相変わらず殿堂環境に居座りました。

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↑ハーミット・サークル側のムートピアはかわいい。かわいくない?えっ?



そしてその後も様々なデッキが登場。

例をあげるなら、ジョギラゴン・アバレガンの登場によって突然環境に現れた即死コンボデッキ、龍終アバレガンなどがあります。

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デッキのGRの半数以上をマスタードラゴンで固めて、GR召喚できるカードから射出。アタックチャンスで天ニ煌メク龍終ノ裁キを使い、盾に貼られた龍終をジョギラゴン・アバレガンのアタック時のシールドブレイクで回収。この一連の流れで自分のシールドの数だけ攻撃ができます。やられた側はなんで負けたか分からないうちに負けるので当たりたくない感じのデッキでした。呪文メタには弱いけど。



しかし年明けの新環境でまず名を上げたループデッキはのちのヨミジループの基盤ともなる「ダンゴ武者ループ」(黒緑ドラガンループ)でした。

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超天編第4弾で新登場したギガ・オレガオーラのGRクリーチャーを2体展開できる性質を利用して、ドラガンザークと組み合わせて相手の山札を0にするループデッキとして生を受け、1月前半は活躍しました。今でも2ブロックだと時々入賞しているのを見かけますね。


そんなGRクリーチャーを利用したループが展開されるなか、とあるプレイヤーがあるGRに目を付けます。

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それがヨミジ丁-二式。

登場時の評価は5cコンなんかでニコル・ボーラスを釣れる!すごい!くらいの評価でしたが、世のデッキビルダーにはお手軽なインフェルノ・ゲートに見えたのでしょう。ミッツァイルの後任を探していたプレイヤーが見たら化学反応を起こします。

そしてその相方に選ばれたのは今はもう殿堂カードである、赤い爆弾使い。

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細かいループや勝ち方はもう有名であるため省きますが、安定した4キルとリソース量を抱えることのできる4cデイヤーが環境に現れては殿堂環境を席巻。週末のCS結果は4cデイヤーが名を連ねることになります。

こうして新年からの環境は4cデイヤーをトップに回り始めました。

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4cデイヤー環境と言ってもそのデイヤーを狩ろうとしたデッキはたくさんありました。

例えばシータバーンメア。

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キルターンが4cデイヤーより1ターンはやく、簡単に超過打点を生成できる点、Jショッカー4コスバウンスなどがデイヤーに有効であったことや安定性が高い点、ネイチャーやネバーループなどに強い奇天烈シャッフを無理なく採用できる点などが評価され、デイヤーに対する対抗馬として活躍。マリゴルドなき現在でも活躍しています。


そして2月に入る頃に某DM YouTuberによって世に解き放たれた白緑ネイチャーファイブスターが登場。

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フィニッシュ方法がダンテチャフ→ルミナリエ参角サファイア・ウィズダムへと変わっていったことがあるとはいえ、メルゲデイヤーのようにブースト&コンボパーツサーチをして4ターン目にネイチャーを打てば即勝利というデッキが現れ、環境デッキに呪文メタを意識させるきっかけになりました。


こんな環境の中で筆者は刃鬼をどう組もうかと悩んでいましたが、いくつか問題点がありました。

1つは環境のデッキが多様すぎること。殴るデッキとコンボデッキの種類とそれに対してメタを張る必要がある範囲がとにかく広い。1強環境だとメタを寄せることもできますが、それは非常に難しいと考えました。

2つ目は環境のスピードが相変わらず速いこと。受けを重視した構成にしてもなす術なく負けてしまい、デイヤーと当たった日にはストレートに屈してしまいます。とにかく自分のキルターンをはやくすることと、デッキの再現性を上げることが求められる環境だと考えていました。(刃鬼においては刃鬼の早期召喚)

そして3つ目は機術師ディール/「本日のラッキーナンバー!」が殿堂入り。

相手の全てのカードのプレイを止めることのできる(一部例外アリ)本日のラッキーナンバーに頼ることが出来なくなり、それに合わせてGRへの対抗手段が失われてしまったので、その点を補う必要がありました。

ただ、この時はオニカマスやポクチンちんなどの踏み倒しメタを採用したデッキはほとんどいなかったので、そのための変なメタカードを入れる必要がなかったことは追い風でしたね。


この時期は

・構築をデイヤーに寄せる
・デイヤーを割り切ってその他の有象無象に勝てるように構築を寄せる

この二つのどちらかを選ぶしかありませんでした。


そんな条件のなか、デイヤー以外のその他有象無象に勝てるようにまず試したレシピがこれ。

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相変わらずチェンジザに頼りまくり。

ジャミングチャフはネイチャーやヤドネ、龍終アバレガン、デイヤーなどの万軍投などを止めることができ、一応通りは悪くなかったため採用。そして墓地ソースやヤドネに対するメタカード兼ブースト枠としてお清めシャラップの枚数を増量。そしてGRへのメタとして有力とされていた無双の縛り達閃を採用してみました。

ただこれでも勝率が安定しない。達閃が間に合わないことからデイヤー本体が止まらなかったり、本来リソースを稼ぐターンにメタを貼った返しに何もできなくて負けることが頻発。デイヤー側がパーフェクトダークネスを採用し始めたあたりからもう無理だなぁって思った気がします。コントロールとしては正解に近くとも、デッキとしてはカードの寄せ集めに成り下がっていました。

やはりメタカードは妨害+aをしないと割りに合わなくて弱い。このゲームの1番強いムーブは自分がやりたいことに特化することだった...。

というかこれをCSに持って行ったらデイヤーに当たりまくって作戦を変更せざるを得ないことを悟りました。ランカーはだいたいデイヤー握ってましたしね。


これでもなかなか勝てないといじった結果生まれたのがこちら。

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ネバーループの動きを取り入れてナンバーかジャミングをナウオア・ネバーとサイクリカでずっと唱えることができます。

ファイナルストップが入ってるのはネバーなどのシャッフケアのためですね。ジャミングチャフの返しにシャッフで5を止められたら次は4か3を使う必要がでるためです。あと地味に10マナあるときにネバー、サイクリカ、ナンバー、ボルバルザーク・エクスが揃うと無限ナンバーができます。

しかしネバーループのように手札にパーツがそう集まるわけもなく、没に。

そして次に考案したのがこのリスト。

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ミッツァイルが殿堂になった殿堂発表の時に、セブンス・タワーがしれっと殿堂解除されて帰ってきたので、どうにかうまく使えないかな〜とかねてより考えていたのが形になったリストです。

基本的には龍装艦ゴクガロイザーを着地させ、次のターンからセブンス・タワーなどの呪文をゴクガサイクルのようにソリティアを開始。ゴクガロイザーが着地した次のターンには7マナになっているのでセブンスタワーがアンタップインで3マナ増やす呪文に化けます。そしてリソースを拡充したら7マナで無双と竜機の伝説を唱えて2ターン追加ターンを獲得し、そのまま刃鬼召喚までつなげます。

こうすることで2-4-6の速度で刃鬼召喚までつなげることができるため、実質的にデイヤーの速度に合わせることができました。じゃんけんゲーには持ち込めるということですね。(じゃんけんに勝てるとは言っていない)

しかし、ゴクガロイザーの着地までのハンド管理がかなりシビアであり、デイヤーに入っている解罪ジェレニーや、相手の万軍投からポロッと出てくるカット丙-二式のハンデスを当てられるだけでテンポを取られてしまい、かなり欠陥があった構築でした。初見殺しはできるんですけどね。


しかしセブンス・タワー×無双と竜機の伝説のパッケージの同時使用による、即時的な7→11へのジャンプアップには可能性を感じ、リストを改良。

こっちもGRを利用すればデイヤーの真似ができるに違いない。

そんな淡い期待だけで試したのがこちら。

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6マナになったら万軍投万軍投で大量のドローを行い、セブンス・タワー×無双と竜機の伝説のセットを引き込みにいく、というムーブを目指して作成。多少の枚数はいじっても大丈夫だとは思いますが、多色カードは5枚以下になるようにしましょう。セブンス・タワーで気持ちよくブーストできません。

ただ、受けがかつての緑単ループを想起させるレベルで紙装甲であり、バーンメアなどのビートには勝てなかったため、CSでは勝てませんでした。



そんなこんなであらゆる手を駆使して頑張ってはみましたが、入賞できたのは零龍墓地ソースを持ち込んでプーンギを1枚獲得できたくらいでしたね。残念。

また、この頃から例の感染症が日本にやってきたことによってCSがそもそも開催されなかったので、これ以上書くことはありません。ただ、インターネットサイトであるDM vaultではメタ変遷が繰り返され、ダッカルパラノーマルやアンダケインマークスなどの新たなデッキタイプも登場していました。



そしてCSが開催されないまま半年が経過した6月24日、緊急の殿堂発表が行われました。


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↑この公式のコラ画像が1番面白かったかもしれない。




規制がかかったのは以下の6枚。

2020年上半期の勝者、MEGATOON・ドッカンデイヤー

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実は微妙だった現代ジョバンニスコールであるアンダケインマークスからの規制、腐敗勇騎ドルマークス。

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長らく再録されなかったのは殿堂入りのフラグだったか?バイクの最強の侵略先、熱き侵略レッドゾーンZ

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やはり2ターンキルはダメだった、怨念怪人ギャスカ。

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以上の4枚が殿堂入りに、


マナからシャッフでも単騎連射、挙句の果てにはバーンメアへと繋がるグレープ・ダールまでなんでも呼び出す、マリゴルドⅢ。

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やはり許されなかったお手軽リアニメイト、ヨミジ丁-二式。

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上記の2枚がプレミアム殿堂入りを果たします。


こうしてGRクリーチャーに振り回されまくった超天編シーズンは幕を閉じ、十王編がスタート。現在のメタゲームへと至ります。



カイザー刃鬼の今 デッキリスト集


ぐだぐだとここまでいろんなことを書いてきましたが、じゃあ今刃鬼を組もうとしたらどんな感じにすればいいの?と聞かれそうな気がするので、ここにいくつかレシピを載せておこうと思います。

一言に言ってもいろんな型がありますが、今メジャーなのはチェンジザ型とか獅子王型、あとはベガス型あたりだとは思いますので、そのあたりでいいと思ったレシピと、ここ数ヶ月で没になったレシピをのせておきます。筆者はチェンジザ型の信者ですが、まぁ事情が変わるとコロコロ型を変えるのでなんとも言えません。勝つことが目的なのでくだらないプライドは捨てましょう。

それとぐだぐだしているうちにクロニクルデッキ覚醒流星譚が発売されたので、そこまでのカードを使っています。いやー、覚醒流星譚のカードすごいわ。特に姫様。というか姫様宣言プリンプリンが強すぎて刃鬼の存在意義を問われています。誰か助けて。


チェンジザ型

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昔のようなニンジャストライクマシマシな構築ではなく、チェンジザダンテのような動かし方をメインに据えて構築しました。姫様宣言プリンプリンが強すぎるので、早期に9マナラインに到達できるようにしたいですね。(チェンジザ再録おめでとう)

2-4-6チェンジザブースト付きホール呪文+リュウセイガイアで5ターン目に姫様宣言プリンプリンに繋げる動きと、2-4-ウマキンプロジェクト姫様宣言のどちらかができれば上々だと思います。ウマキンはほんと強い。6マナで使うウマキンはマジですごい。みんなも買おう。4月から十王編のフォーマット(2ブロック)を真面目にやってて僕はほんとに助かりました。

ただ、今現在場に生き物を出すと、バーンメアのグレープダールの的になってしまうので、そこだけが懸念点ですね。チェンジザとの兼ね合いを考えてウマキンをフェアリーシャワーに変えることも考えましたが、6マナの動きはウマキンが最強なのでどっちもどっちです。かと言って爆進イントゥ・ザ・ワイルドを使うのもそれはそれで微妙なので、環境によってブーストの枠はドルツヴァイ・アステリオとかに変えるのもいいと思います。

ホールを積みすぎて受けのトリガーがあまり枚数を取れなくて困ってるのでそこは調整してください。


獅子王型

獅子王型というと、これまでは黒抜きの4色で作られることが多かったのですが、現在では黒を入れてデドダムや襲来!鬼札王国を入れて、ニコル・ボーラスを叩きつけてからテンポを取る型が誕生しました。正直今1番環境に合っていると思います。ただここで触れると他所のパクリになってしまうので触れません。YouTubeで刃鬼とかのワードで検索すればヒットすると思うので各自で探してください。「デドダムの5枚目以降があるんだったら成立するな!HAHAHA!」なんて思っていましたがリロード・チャージャーを見せられてからは天才だなと思いました。ただ僕はニコル・ボーラスを1枚しか持っていないので組みません。


一応(対抗心を燃やして)黒抜き4色のリストは置いておきます。マーシャルやヤドネには勝つ気がないのは勘弁して下さい。どうせみんなが求めてるリストはこんな感じだろうなぁって思って載せてます。

あ、今プチョヘンザの通りはいいので、シシオーカイザーとかを増やしてドラグナー相手にチェンジ元を踏ませてプチョで蓋をするのはありだと思います。

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個人的に雷光の聖騎士はデッキに入れるだけで赤白バイクを簡単に跳ね返せて、さらに相手のシールドが増えるシナジーもあっておすすめです。護天!銀河MAX!なんかを入れてもいいですね。今だと2000円しないくらいなので、頑張って買ってもいいと思いますよ。気がついたら富豪デッキになってるな.....。



ベガス型

まず始めに前置きをさせてもらいますが、僕は超次元ガロウズ・ホールが殿堂入りしてからはベガスを搭載したビッグマナは終わったと思っています。Dの博才 サイバーダイス・ベガスは2面以上の除去が出来ないと利用する意味をあまり感じられないんですよね。なので、ベガスはハンデス、悠久チェンジなどの特定のデッキ専用のカードだと考えています。これ以外のデッキだと有効活用できているとは言えないと思います。。皆さんはわざわざアナライズ・チャージャーを入れてまでサイバーダイスベガスを使おうと思いますか?僕は弱いと思っちゃいます。

え?エクストリーム・ブレインを入れればいいじゃん?まぁそれはそうなんですけども....

まぁ愚痴っぽい前置きはこれくらいにしておきましょう。

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なんだこのオタクデッキ......

全てがぐちゃぐちゃでチェンジザ型みたいなレシピのスタイリッシュさがない......。

ですがDGパルテノンを採用するとなるとこうなりました。採用理由が求められるカードだけは理由を書いていきます。

DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜

皆さんご存知のループ及びソリティアをするデッキへのメタカード。今だとカリヤドネループとかマーシャルループ、バーンメアあたりも嫌そうな顔をしますかね。

2-4-の動きは2ターン目にDGパルテノンを設置するターンになってしまう関係上、マナカーブは3-5みたいな奇数のマナカーブになります。そのため、ブーストの枚数は抑えめ。相手にプーンギを出されると4ターン目まで何もできなくなりますが、多分トリガーで跳ね返せると思うのでサイゾウミストが出せるようになるまではのんびり構えましょう。

一応自分も効果が適用されるので、刃鬼を出しても2体までしか展開できません。ダイハードリュウセイとメテオライトリュウセイでジャスキルは組めるので、大丈夫でしょう。僕はトリガーを踏まないので大丈夫です。

CSの母数が多いマーシャルループとカリヤドネループは、龍脈術水霊の計と龍脈術落城の計をそれぞれ搭載してパルテノンを超えることができるので、できるなら2枚設置すると安心です。相手がループを諦めて打点を揃え始めたらプチョヘンザで盤面を吹き飛ばしましょう。(ちなみに最近はマーシャルループが空いた自由枠にテック団の波壊GO!を入れ始めていて、DGパルテノンを何枚貼ろうがループに入れるようになっちゃったから僕は諦めました。)


ウマキン・プロジェクト

単純に6マナでバズレンダ追加1の状態で使用した時のリソース量が多く、このデッキの到達点の一つ(というか強すぎてもはやメイン)の姫様宣言プリンプリンにつながることが挙げられます。4000円以上の値段がするだけあります。

また、獅子王の遺跡を入れてない理由としては2点あり、

・多色カードがデッキの半分程度しかない
・ブーストは6マナの時のウマキン・プロジェクトで十分間に合う

点が挙げられます。まぁウマキン・プロジェクトを持ってないから獅子王の遺跡にするのもなくはないと思いますが。そこは各自で調整してください。


テック団の波壊GO!

今の環境(クロニクルデッキ発売後)を定義するシールドトリガーです。正直これを踏ませても厳しい試合が多いですが。

今の環境で暴れているデイガドラグナーの大量展開を返すことのできるトリガーはこれかオリオティス・ジャッジくらいしか考えられません。カード指定除去で小型とドラグハートを全て返すのがメインですね。そのため踏ませる以外に仕事はありません。

デッドマンに無敵剣をつけられるとテック団を踏ませてもデッドマンとオウギンガ・ゼロが場に残ってしまうので、返しにプチョヘンザで掃除しましょう(棒)。

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↑踏ませても厳しいのはこれが原因です。ヘブンズ・フォースはもっと悪いので次の殿堂発表で制限かかるといいですね。DMってゲームは手札1枚をコストに2軽減するカードはダメなんだ。


格安!刃鬼デッキ案!

何この項目...?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

「ここまで色々とリストを載せてくれたのはいいが、テメェ事あるごとにウマキン☆プロジェクトとか紅蓮の怒 鬼龍院刃みたいな高いカードを入れやがって!!!安く組む方法はねぇのか!!!」

というご意見が飛んできそうなので、妥協に妥協を重ねた格安リストも載せておきます。このnoteにたどり着いた人の3割くらいの人が求めている感じだと思いますしね。

実はここ1年で主要パーツが軒並み再録されてものすごく安めに組むことができます。いつしかのダイハードリュウセイ4000円とか天下五剣カイザー1300円とかみたいな値段では無くなって、もう富豪デッキではなくなったんだなぁとか思っちゃいました。イントゥ・ザ・ワイルドが1000円で取引されてたのってもう7年前らしいですよ?恐ろしい。


リストはこんな感じ。

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↑勝率を考えないようにしたり、GRを入れないだけでクソ安いな....

安さ重視なので、遊ぶ程度のデッキパワーしかない点には注意して頂きたいところですが、十王編のドッキングパックのおかげで主要SRがすごい手に届く値段になりました。

概算はこんな感じ。

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9530円...?マジで...?

店で買ったりすると多少の金額のズレはあると思いますが、かなり安めですね。僕はこれでもゲームソフトを1本買える金額なんだなぁとか思っちゃいますけど。デッキの値段は1000〜2000円くらいで安いと思う感覚はずっと持っておきたいものですね。

勘のいい方は気付いていると思いますが、チェンジザを妥協すると5000円程度で組めます。マジで安いな。新しくDMを始めようとしてる人に勧めるならこれでもいいのではないかなとは思いますね。




終わりに


ここまで読んでくださった方はお疲れ様です。

内容はいかがでしたでしょうか。一応オタクの1人語りだと悟られないように内容に色々工夫は凝らしたのですが...おかげで4月から書き始めたのに気がついたらセミが鳴く季節に。書き出しも十王編がスタート!とか書いてたのを書き直さざるをえなくなってました。このノリだと全ての人から肯定的な意見をもらうのはまぁ無理だろうなとは思っています。

意見や質問がある方は@Fei1020までご連絡下さい。この時期にこのデッキはいなかったでしょ?とかこの部分間違ってます!などの修正は適宜行います。


というわけでこの1-2年の間に、カイザー刃鬼及びハンターを主体としたデッキは多くの新規カードをもらい、着実にデッキパワーと構築の多様性を広げています。しかしながらデュエルマスターズのゲーム性は相変わらず4ターン程度でゲームが終わる高速環境であり、「トリガーに左右されるビートによる3キル」か「条件さえ揃えば相手に妨害されることなく4〜5ターンで勝利できるループ」が強いというこの流れは今後も変わらないのだと思います。この流れが変わらない限り、刃鬼を含めたビッグマナ及びコントロールデッキが環境で活躍することはないでしょう。4ターンで相手と駆け引きすることなく終わるゲームの何が楽しいのかは分かりませんが。

デュエルマスターズ公式としてはループを弱体化させ、殴り合う構図のゲームを目指している(はず)のだと思いますが、デュエルマスターズで強いデッキは大体ループであるので、ループやソリティアデッキを開発するプレイヤーの英知がある限りはループを使うことが勝利に直結しやすいということは変わらないのだと思います。

ですので、刃鬼というデッキタイプは今後もおもちゃデッキの域を出ることはないでしょう。もう強いデッキではありません。僕は早くデュエルマスターズが5ターン目以降にも相手との会話があるゲームに戻ってくれたらなぁと願っています。周りの友人も別のゲームをやるようになっちゃって、なんとなくDMのプレイヤー人口が減ってるようにも感じます。CSにしか行かないと気付きにくいことではありますが。


ここからは身の上話です。

ということでCSのシーズン8〜9での個人の成績としては全てのフォーマットを含めて

・ミクセル 3枚
・トライガード・チャージャー 1枚
・超戦龍覇モルトNEXT 1枚
・音奏プーンギ1枚

という結果に終わりました。かなり勝てた方だと思います。モブからたまにCSで入賞するその辺のモブくらいには進化できたのではないでしょうか。

今現在、世界中で新型◯ロナ◯イルスの影響でイベントの開催に制限がかかっている状況ですが、6月からDMはCSが開催されるようになり、徐々に去年のようなゲームに戻りつつあるのかなとは思います。GP 10thがあと2年くらい開催されなさそうな点だけが悲しいです。


しばらくはDMPランキングもなく、今CSの参加者はあまり目が血走ってません。5年くらい前のいろんなデッキがいる楽しいCSが帰ってきた感じがあって楽しいので、参加してみてみてください。僕は向こう1年は殿堂フォーマットだったら遊ぶと思います。本気になるのは2ブロとシールド戦だけでいい。


ここまで長くなってしまいましたが、付き合って頂きありがとうございました。今年は大型大会が開催されないので、今回のようなものは書けないと思いますが、また次の機会にお会いしましょう。では!



                      fin

















































































































*追伸

これを読んでいる人は前から僕のnoteを読んでいるか、勘のいい人なのでしょう。

姫様宣言プリンプリンの超次元8枠についての採用理由を書いてなかったのでここで説明しておきます。まぁ真似されたくないからこんな分かりにくい場所に書いているんですけども。

世間一般では時空の踊り子マティーニの引き継ぎ覚醒の裁定を利用し、ラストストームを即時覚醒することによって除去トリガー1枚程度をケアしながらワンショットする超次元セットが主流のようですが、プリンプリンを出すより前の場にコスト7以上のサイキッククリーチャーがいる前提で動く点が自分はあまり気に入らなかったので使ってません。

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↑引き継ぎ覚醒って何?という人は某◯◯ブログで検索して下さい。



いわゆるラッカバスター次元に近いです。

真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル×2

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今年のクロニクルデッキで登場した最強の汎用性を持つリュウセイ。どの面でも使うタイミングがあり、ゲームの中で2回は使うので2枠割いています。ダイハードリュウセイの盾焼却も反応するのが偉いところ。チェンジザからホールを使ってリュウセイガイアを出した次のターンにダイハードリュウセイを添えて殴るプランを取ったりもできるようになりました。チェンジザのATで生姜を呼ぶ必要はありますが。


勝利のガイアール・カイザー×1

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SAを持つサイキックは1枚、選択肢として持っておきたいので採用。普通に小型の除去やプチョチェンジなんかもできますし、入れない理由がありません。

シングルブレイカーなので、横に並んだときはダイハードの効果を調整して使うことができるのは覚えておきましょう。このあと紹介する鬼流院 刃との相性もいいです。



紅蓮の怒 鬼流院 刃×1

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姫様宣言プリンプリンの登場によって評価が爆上がりした1枚です。このカードを有効活用するためにこの超次元にしたと言っても過言ではありません。高くても買えるなら買いましょう。

1番強い盤面になるときは

1:姫様宣言プリンプリンから鬼流院刃を出し、マッハファイターでバトル。プリンプリンと鬼流院刃の効果が一回ずつ発動するのでプリンプリンの効果でキングオブ・ギャラクシーを、鬼流院刃の効果で勝利のガイアール・カイザーを場に。
2:ガイアールカイザーでもう一度相手のクリーチャーとバトル。勝利するとまた鬼流院刃の効果が発動して光器・セイント・アヴェ・マリアを場に出せます。

すると盤面のクリーチャーはブロッカーになり、場のハンターはターン終了時に全てアンタップ。2017年度の全国大会で優勝したラッカバスターさながらの動きが可能に。9マナでやっていいことじゃないです。

あと地味に鬼流院刃の効果はサイキッククリーチャーしか出せないように勘違いしがちですが、ハンターをマナから出すこともできます。プリンプリンを参照してマナから天下五剣カイザーや不敗のダイハードリュウセイを引き摺り出す芸当も可能です。多分これが本来の使い方なんでしょうね。


アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>×1

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正直自由枠で、勝利のリュウセイ・カイザーや時空の戦猫シンカイヤヌスなどと迷う枠ですが、1番無難だったのがBAGOOONでした。プリンプリンのバトル先がいないときに出して1番仕事します。

ちなみに場にプリンプリンとこれしかいない場合、相手のクリーチャーにアタックされなくなる効果があるので虹速ザ・ヴェルデやその他のマッハファイターから守ることができて意外と理に叶っているかなとは思います。「自分の水のハンターはアタックされない」という隠されし効果は結構使います。これを聞いた友達が言い放った、「BAGOOONはオタサーの姫を敵から守るオタクだった...?」(CV佐倉綾音)とかいう迷言が頭から離れなくて困ってます。ひでぇ呪いだ。


光器セイント・アヴェ・マリア×1

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ブロッカー枠。鬼流院刃のところで説明したプリンプリンを使った盤面制圧のあとに蓋をするためには必要でした。

サイバーダイスベガスを使う場合は青い呪文からコンボイトレーラーとかを出さないと相手のダイレクトアタックを防げないので枠と相談ですが、基本的にはこっちが強いです。なんか知らないんですけど、ブロックしたときにパワーが7500になるのでバーンメアを一方的に取れます。なんでエモGはパワー8000なんだ。というかハンティングでよかっただろこの効果。

あと何気にホーリーのケアができるのも覚えておいて損はないです。起きるのはハンターだけですけど。ハンター。


撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー×1

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なんか最近高騰してるらしい(棒)

基本的には9コストの面で直接呼ぶことが多いですが、姫様宣言プリンプリンからチェンジプチョをする場合は時空の不滅ギャラクシーの面で出しましょう。吹っ飛ぶかわりに覚醒します。あと除去を1回耐えるフィニッシャーとしてトドメを刺す時に使うこともあります。ボルドギ貫通とか。あとオニカマスやマグナムなどの各種メタカードを乗り越えられるカードでもあるので覚えておきましょう。


天運の覚醒者ライトニング・ファイブスター×1

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姫様宣言プリンプリンのカード情報が公開されてからシングル価格が高騰した流れが笑われていますが、実力は折り紙付きです。400円くらいで見かけたら買え。

ただ

▪︎自分の他のクリーチャーは、すべてのバトルに勝つ。

と書いてあるこの一文が強い。

姫様宣言プリンプリンのパワーは11000で意外と最近の7コストのカードと同様のパワーラインであるため、結構バトルに勝ちにくいです。そんなとき、盤面を処理する時の選択肢としてこのファイブスターを出すとあら不思議。ギガンディダノスすら除去できます。マッハファイターでなんでも1体破壊できるようになると聞くと強く聞こえるのではないでしょうか。

地味にゾルゲと姫様とこの子が場に揃うと超次元にあるカードが全部場に出るのでロールモデルタイガーとかで出すと凄そう。メンチ切るゾウでも覚醒リンクさせるか.....。




まぁ採用理由としてはこんな感じです。全てのサイキックを場に出しても姫様宣言プリンプリンのEXWINはできませんが、盤面を取って殴ることがほとんどなので、あまり関係ないと思います。意地でもEXWINしたいならアヴェマリアとかBAGOOONをリュウセイ・ザ・ファイナルに変えるとかですかね...?21+21+21+7+7+6+9+9でギリギリ100超えますし。

コントロール同士だとぐだぐだとやってるうちに超次元を全部出し尽くしちゃって、姫様宣言プリンプリンの効果チェックより前にリュウセイザファイナルが3体ひっくり返ってEXWINしたことはありますけど、実戦だとそこまで長引かないですし。そこまでEXWINで勝とうとするなら僕は蒼龍コンみたいに組むと思います。

               超次元の解説終わり。





おまけ


姫様宣言プリンプリンが強すぎて、最近デッキ組むときに刃鬼の採用理由を探すようになりました。助けてください。ダイハード・リュウセイを入れないとほんとに採用理由が消えます。困る。

強さは保証しますのでみんなも覚醒流星譚のクロニクルデッキは買いましょう。殿堂かかりそうなカードもないから大丈夫。再販分で絶対買おうな。今年のクロニクルデッキは去年のアルティメットクロニクルデッキカイザーブレードオーガの詫び強化だぞ。買おうな?

あ、でも姫様を使うときは絶対に紅蓮の怒 鬼龍院刃は買ってください。姫様を使う楽しさと出力が半減します。


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今年の化けモンは姫様です。これはガチ。




                  終わり。








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