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ステレオとかモノラルとかTSとかTRSとか

ドラマーってあのカタログみてネジ一本単位で型番指定でパーツ頼んでるの、ちょっとかっこいいなと思うんです。

ギター弾きにはなかなかそういうカタログ片手に物を頼むことってなかなかなくて、まぁそもそもこだわる場所が極端に少ないですよね。。。電気楽器なのに。

なんかパーツ交換して自分の使いやすいものにしていく感じって車の整備みたいで男の憧れみたいな。。。私だけでしょうか。。。

ストラップ毎回服みたいに変えたりはしないし(人によってはかえるのかな)。。。なんならセッティングもだいたい決めたらいつも同じ。。。楽器もアンプもそれぞれコンボみたいになってるから細かいパーツ交換したりってことがあんまりない気がします。

でまぁフットペダルってなるんだけど、これもまぁ、なんだかんだ壊れたりしないし、もっとちょこちょこいじったら音が少し良くなるとかそういうことがあれば良いんだけどな。。。

ぶっちゃけ自分のスタイルではないけど、シンセとの相性を考えて、私も自分のエフェクトボードを作ったりはしてるんだけど。。。触るのは実際月に一回くらいかも。。。年末に安いソルダーレスをアマゾンで買ってみたけどまだ作ってないです。。。やり出したらキリ着くまで頑張るんだけどな。。。

弦、ピック、ケーブル、ストラップ。。。チューナー?あと何だろ。。。

結局いつものやつになりがちですよね。。。それってこだわりってことになるのかなぁ。。。

そう言えばこれを書いてるのは2021年1月3日で、今年ももうすぐナムショーの時期!なんですが、タイトル写真で使ってるノベーションサーキットもいよいよ次期モデルのリーク記事が出始めましたね。。。

本当かどうかまだ分かんないけどまぁ時期的にはいい頃合い。。。せめてナムのニュースくらいは今年もワクワクであってほしいな。。。

さて!新しいシンセを楽しむ準備!と、パーツに少しこだわってみるってことで、ちょっとケーブル周りについて確認しておきましょう(いつも強引)!

でもま、エレキギターってくらいですから。。。ギタリストもケーブルや電気の事にはちょっと興味を持っていきましょう!

音を出す方式に、モノラルとステレオがあるのは何と無くわかると思うんです。

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よく電子楽器なんかのバックサイドにはこういうRIGHTとL/MONOみたいのありますよね。

RIGHTは右チャンネルって事で良いんだけど、このL/MONOってなんだろ。。。いやマニュアル読めよって事なんだけど、これからこういうとこに行こうって人を増やそうって事で。。。えっとLはLEFTで左チャンネルの事、MONOってのはモノラルで出力するって事です。

人の耳って顔の左右についてるから、基本両耳それぞれ別々の音を取りこんで、頭んなかで合成して聞くって感じになってるんだと思います。

それを機械的にやろうとすると、左右別々のチャンネルにするってことになるので、左と右があるってことですね。

ではモノラルってのは何かっていうと、1チャンネルで出すって意味で。。。例えばギターアンプからこの機械の音を出そうって時に、ギターケーブルをギターに刺す代わりにこのL/MONOに刺せばとりあえず音が出るってことです。

大抵のギターアンプは一個しかスピーカーが無いので、1チャンネルで十分って事です。

これじゃあ結局左チャンネルの音だけが出ているの?とかギターアンプじゃなくてミキサーに繋ぐ時は片方からしか出ないのかなんて。。。細かいことのようですがちょっと思ったりします?思わないか。。。一応説明いきます。

まず出力する機械側では、RIGHTチャンネルのジャックがスイッチになっていて、ジャックをRIGHTに刺した時だけステレオで出力して、刺さない時にはL/MONOの方から2チャンネル分の音が1チャンネルに合成されて出るようになっています。

うまくできてますね。

ミキサーはチャンネル毎に入った音を任意のバランスでL/Rに振れるようになっているので、モノラルの場合はミキサーのPANのつまみをセンターから任意に調節する、ステレオの場合は基本LEFTから入って来たチャンネルはPANをLEFT一杯に、RIGHTチャンネルはRIGHT一杯に振ればOKということです。

マニアックなアナログシンセとかじゃ無い限り、現行の機械は大抵ステレオで出力できるので、ミキサーに入れる時には二本のケーブルでつないで、ミキサー側はそれぞれ一杯にPANを振ってやりましょう。

さて、ちょっとマニュアルや仕様なんかに目がいくようになると、引っかかってくるのがTSとTRSの問題です。。。

見た目おんなじ様なケーブルやジャックだけど、どうも色々種類があるようで。。。えと、TSケーブルはよくアンバランス接続と呼ばれ、TRSケーブルはバランス接続とか。。。う〜、めんどくさい。

いきます!

Tはティップ、Rはリング、Sはスリーブです。

お家にあるヘッドホンのジャック部分。。。(ライトニングじゃもうわかりませんが)ちょっと見てみてください。

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ちなみにこれは。。。TRRSって仕様です。。。うっ。。。

ティップてのはとにかく先端です!

スリーブは逆にケーブルと繋がってる場所。。。写真だと一番右の部分です。

ここに絶縁体(赤いプラスチックの輪っかの事です)でティップとスリーブの間に2ブロックありますよね。

ここがリングなので、こいつは写真左からT-R-R-Sとなるわけです。

細かい電気を無視して説明すれば、モノラル信号を送るケーブルがTSで、絶縁体が一個入ってトータル2ブロック必要みたいです。

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で一本のケーブルで、ステレオ信号2チャンネルを送るにはプラスもう一個絶縁体が入ってTRSということですね。

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違いわかりますか?

要は先端がいくつに別れてるかってことです。

ちなみにさっきの赤いケーブルは、携帯で通話ができるイヤーバッズなんですけど、ケーブルの途中にマイクがついてます。

なので、ステレオ2チャンネル+マイク用の1チャンネルってことでTRRSになってるんだと思います。

で、このTRRSをシンセやなんかの普通のヘッドホンジャックに繋ぐと。。。音がなんだかヘンテコに。。。なる奴がいるんです!

皆さんのお家の機材がそうならなければ問題ないんだけど、うちの機材は結構その音がヘンテコ現象が起きちゃって。。。なのでヘッドホンやイヤモニみたいのを買う時はちょっと気をつける必要があると思います。

そんでこのTRSなんですが、バランス接続というノイズに強い送信方式があって、それに使うこともできるし(この場合はTRSでもモノラルとして使います)、ステレオの2チャンネルで使うこともできます(この場合はアンバランス接続と言います)。

ギターケーブルは特殊なものでない限りTSでアンバランス接続です。

シンセやサンプラーは、物によりますが、ステレオでそれぞれがTRS仕様の物が比較的多い気がします(TSの物もありますね)。

じゃあどうすりゃいいんだ〜って。。。仕様をマニュアルやなんかで調べてから買うしかないんですが、ぶっちゃけ!大体のTRS出しの機材はTSのケーブルで繋いでも問題なく動くし、逆にTS出しの機材でTRSケーブル使っても特別問題は起こりません(普通TSよりTRSの方が値段が高いのでもったいないと言えばそうですが)。

でも知ってたら色々いいですよね。。。

ヘッドホンやなんかでは本当これ混乱すると、音は出てるけどなんか変?ボリュームちっちゃいのに歪む?みたいなことが起こったりします。

そんな時には、ちょっとジャックの先端も確認してみましょう!

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