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【令和の結婚式】親族紹介の基本的な流れやポイント!現役司会者による例文付き

親族紹介はあまり注目されませんが、結婚式においてとても大きな役割を果たしています。
ここでは、親族紹介について、じっくりご紹介しましょう

この記事でわかる事

  • 親族紹介とは

  • 親族紹介の流れやタイミング

  • 親族紹介の形式

  • 親族紹介の例文や注意点

    これよりは、「親族紹介」の構成やポイントを、現役結婚式司会者が解説します。
    親族紹介を予定している親御様はぜひ参考になさってください。

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結婚式の親族紹介って何するの?

ご親族紹介は結婚式の当日、両家のご親族が顔を合わし挨拶をする場です。
絶対に行うものではありませんが、
初めて顔を合わす親族同士、
今後ともよどうぞろしくお願いします
という気持ちを込めて挨拶をする儀式です。

親族紹介のタイミング

一般的には、挙式の前か後に行います。会場によっても違います。
新郎新婦は準備の関係上、同席する場合と同席しない場合があります。
会場のスタッフが親族紹介のご案内をしますので、集合時間などの指示があった場合は時間までにお集まりください。
親族紹介の有無は両家の方針によって変わりますので、
事前に新郎新婦にご確認ください。

親族紹介の形式は?

親族紹介の形式は大きく2つあります。

  1. 代表者が親族を紹介する形式

  2. 自己紹介形式

ご両家で、どちらのスタイルで行うか事前に打ち合わせをされておくと良いでしょう。

ご参考までにお伝えすると、
私が担当させていただいた関西都市部の結婚式では、
約80%が①の代表者紹介形式でした。


代表者が親族を紹介する形式

両家の代表者が新郎側、新婦側をそれぞれ紹介します。
両家お父様が行う場合が多いですが、
お父様がいらっしゃらない場合は、新郎新婦のお母様や、お兄様、伯父様などが行われる場合もあります。

基本的にはマイクなどはありませんので、地声でご紹介ください。


自己紹介形式

ご親族がそれぞれ自己紹介を行う形式です。
当日、急に自己紹介を振ってもスムーズにいかない事もありますので、
自己紹介形式を予定する場合は、事前に親族紹介で自己紹介を行う旨をお伝えください。

急に自己紹介はちょっと…と思われる方もいらっしゃいますので
事前に一声あると安心していただけます。

親族紹介 順番

親族紹介の順番は、新郎新婦との続柄(つづきがら)の順番で紹介します。
要するに近い間柄からとなります。

続柄(つづきがら)とは、親子などの血縁関係や親族関係を表す言葉で、
結婚式では新郎新婦から見る関係です。
親族紹介では1親等から順に紹介します。

新郎側:父→母→兄妹、その配偶者や子供→祖父母→伯父叔母・・・
新婦側:父→母→兄妹、その配偶者や子供→祖父母→伯父叔母・・・

関係性によって、ご紹介の順番は変わりますが、一般的には血縁が近い方からのご紹介となります。

親族の紹介は、敬称「さん」などは省きます。
「新婦の兄〇〇と、隣は〇〇の妻△△です。」

親族の配偶者のお名前お子様方のお名前は事前に確認しておくと良いですね!

親族紹介の流れ

親族紹介は簡単な紹介ですので人数にもよりますが、
トータル10分〜15分ほどで終わるケースが殆どです。
新郎側→新婦側の流れで紹介します。

  1. 新郎父挨拶

  2. 親族の紹介

  3. 結びの挨拶

  1. 新婦父挨拶

  2. 親族の紹介

  3. 結びの挨拶

嫁入りならば、新郎側から、
婿入りならば、新婦側からのご紹介となります。

親族紹介の準備

では、親族紹介でどのような準備が必要かご説明します。
大きく2つです。

  1. 親族の続柄と名前の確認

  2. 必要な方は、事前に書いたメモの用意

親族紹介 続柄と名前の確認

結婚式に参加されるご親族の続柄とお名前をメモしておきましょう。
また、お名前にはふりがなを振りましょう

親族の配偶者の名前や、結婚して姓が変わっている方などいないか
事前にチェックしましょう。
小さなお子様のお名前も忘れずにご確認
を。

続柄
お名前(ふりがな)

親族紹介 メモを用意


覚えているつもりでも、緊張すると名前が出てこなかったり、間違ったりする場合があります。
不安であれば、メモを用意して見ながら行いましょう!
メモは小さな白い紙などでOKです。
忘れると不安な方は、メモとは別に念の為スマホで写メを撮られると保険になります。

結婚式の親族紹介 場所はどこで?

親族紹介をする場所は会場に様々ですが主には

  1. 親族控室

  2. 挙式スペース

が多いです。
親族控室の場合は、椅子を向かい合わせて行ったり、両家で一列づつ立って行う事が一般的です。

2の挙式スペースの場合は、挙式の席順に着席又は、広いスペースで向き合って紹介します。

親族紹介 重要性


ご親族紹介の有無は両家で決めていただけます。
すでに、顔合わせで殆ど親族も紹介済みと言う場合は結婚式当日は親族紹介無しにされる場合もありますので、
両家のお考えによってご決定ください。

親族紹介があると、挙式や披露宴前にお互いの続柄が分かり、
その後、両家の親族同士が話しかけやすくなるというメリットがあります。
席次表だけではなく、挨拶を事前に済ませると名前や顔を覚えやすくなりますね。

ご親族紹介までは、皆さんご緊張気味ですが、
ご親族紹介のあとは和やかな雰囲気になります

結婚式親族紹介の例文

挨拶|進行役より

本日は誠におめでとうございます。
只今より〇〇家、△△家のご親族紹介を始めさせていただきます。
ご両家のお父様より、ご親族様をご紹介いただきます。それではまずは〇〇家よりよろしくお願いいたします。

新郎|お父様

<自己紹介・挨拶> 
新郎〇〇の父、〇〇でございます。

本日は2人の為にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
<親族の紹介>
これより、〇〇家の親族を紹介させていただきます。
まず、私の隣が新郎の母〇〇です。そして、その隣におりますのが新郎の兄〇〇と、兄の妻の〇〇、娘の〇〇です。(略)
<結び挨拶>
以上、〇〇家親族の紹介をさせていただきました。
2人が出会い、このようなご縁を頂けた事を親族一同とても嬉しく思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

例えば、お兄様のご家族ならば、兄・兄嫁・兄娘 など、
家族ごとにご紹介されるのがスムーズです。

新婦|お父様

<自己紹介・挨拶> 
新婦△△の父、〇〇でございます。
<親族の紹介>
これより、△△家の親族を紹介させていただきます。
まず、私の隣が新婦の母〇〇です。そして、新婦の父方の祖母の〇〇です。(略)
<結び挨拶>
以上、△△家親族の紹介をさせていただきました。
末長いお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

結び|進行役より

以上を持ちまして、〇〇家〇〇家ご両家の親族紹介を納めさせていただきます。
ありがとうございました。

親族紹介の際に、具体的なエピソードも入れられても素敵です。
「新婦父方の祖母の〇〇です。今年82歳になります。幼い頃から新婦を可愛がっており、今日をとても楽しみに香川から来ております」
「新郎の兄〇〇と妻の〇〇、そして3歳になる〇〇と、今夢の中ですが、6ヶ月の〇〇です」
など、思わず笑顔になるような紹介があると場が和みます。

親族紹介はメモは見ても問題ありませんが、ずっと手元を見てばかりではなく、確認程度にして、きちんと目はお相手に向けるように心がけましょう。

原稿を読む予定の方も、最初と最後の挨拶は
なるべく手元を見ずにお話ください。

その他、アットホームに行うパターンや、人数が少ない場合は代表者紹介+自己紹介もございます。
親族の人数や両家のご希望に併せてお決めください。


親族紹介注意点

紹介の順に並ぶ

親族紹介が始まってからバタバタしないように、親族紹介が始まる際には
父母から順に新郎新婦と血縁が近い順番で並んでおくとその後の紹介がスムーズです。
着席の場合でも、一列で立って行う場合でも、お父様がある程度の順番を仕切ってご親族にご案内ください。
並び方で慌てないように事前に順番も確認しておきましょう。

上手に話そうとしなくてオッケー!

スピーチ全てにおいて言えますが、上手に話さなくてOKです。
上手に話すよりも
声がきちんと全員に届くこと
はっきり伝えること

が大切です。

「声が小さくて何を言っているかわからない・・」
「早すぎて何を言っているかわからない・・」

っとならないように、
事前に声を出す練習をしておきましょう!

親族紹介はしっかり親族を紹介する事が目的です!

結婚式当日の親族紹介はあまり注目されませんが、
両家を結ぶとても大事な儀式です。
特に、代表して紹介する予定のお父様や代表者様は、
事前にお名前や順番をご確認ください。

素敵な結婚式になりますようにお祈りしております♪

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