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目からビーム! 123ひろゆき騒動に思う~反基地あれこれ

 ひろゆき騒動が止まらない。2チャンネル開設者ひろゆき氏が、今月3日、普天間基地移設反対活動家の立てた「新基地断念まで座り込み抗議3011日」を前にして「誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」と皮肉まじりにツイートしたことを受けてネット上は大炎上。基地反対派とそのシンパはひろゆき氏を一斉に叩き始め、一方でひろゆき支持派も参戦し、両者のバトルは、これを書いている12日現在でも収まる様子もない。
 つけても思い出すのは、2017年の『ニュース女子』(TOKYO MX)騒動である。この番組は、沖縄の基地反対活動家の実態をある程度暴くことに成功した。しかし、出演者の発言に不確かな部分もあり、それを活動家支援サイドに突っ込まれ、BPO(放送倫理番組向上機構)事案となり名誉棄損問題にも発展している。
 片や、ひろゆき氏は個人であり、背負うものも失うものもないというのが強みだ。第一、彼は「座り込み〇日」看板のそばに座り込んでいる人が一人もいないという事実を投稿しただけであり、誰を誹謗、攻撃しているわけでもない。一部の反ひろゆき派の「抗議者への敬意がない」という批判は的外れもいいところだろう。しかも、この騒動で、山城博治氏ら活動家の過去の暴言・暴力動画が再注目されるというおまけもついた。
 山城氏の同志であり、『ニュース女子』提訴の主役でもあった辛淑玉女史はいまのところ今回の騒動には静観のようだが、いずれ何か発言もあろう。辛淑玉女史といえば、以前、何かの集会で、「山城博治の体はボロボロです」と言った同じ口で「70歳以上の老人は(基地建設現場で)いやがらせをして捕まってください。刑務所がいっぱいになれば、あとは若い者が(反基地活動に)行きます」とトンデモ発言をしている動画が残っている。山城氏はくしくも今年で70歳。晴れて「捕まってください」メンバー入りだ。今度捕まれば、実刑はまぬがれまいから、刑務所の中でゆっくりボロボロの体を癒してもらいたい。
 辛淑玉女史という人も不思議な人である。日本にいると命が危ないと言って、ドイツに「亡命」したはずだが、いつの間にか日本に戻っている。「亡命」という語もずいぶんと軽いものになったものだ。ウイグルやチベットの亡命者を知っているだけにつくづく思う。
 沖縄のことは日本と沖縄県民にまかせていただいて、辛女史には祖国にお帰りいただき済州島独立運動を主導してもらうのはどうか。あの島には差別の歴史しかない。基地問題も抱えている。彼女の晩年のライフワークにはぴったりだと思うのだが。
 

初出・八重山日報

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