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目からビーム!125 ミサイルとチョーパン~未だ謎多いチョゴリ切り

 北朝鮮のミサイル挑発が再び始まった。それに伴うように、朝鮮学校の生徒へのいやがらせも後を絶たないという。ある生徒は電車の中で突然足を踏まれたといい、また、ある生徒は耳元で暴言を吐かれたという。朝鮮学校には脅迫電話やメールも届いているらしい。これにつけて思い出されるのは、一時類発したチマチョゴリ切り裂き事件だ。このときは、通学途中の女生徒が標的となった。朝鮮総連の発表による被害数は124件。いずれも未解決である。北朝鮮のミサイルや拉致と在日子弟は無関係だ。どんな形であってもいやがらせ行為は許されるべきではない。
 しかし、同時にちょっと首をかしげたくなるのも事実である。僕の生きてきた世界の常識からして、朝鮮学校の生徒(女子も含む)にチョッカイを出すような物好きはそうそういないと思うのだが。僕自身、高校時代、目が合ったという理由で、朝鮮高校の生徒2人にホームに引きずり出されチョーパン(頭突き)を食らった実体験をもつ。東京の高校生にとって、三ペン(朝高の校章)は、恐怖の紋章でしかなかった。そう、井筒和幸の暴力映画『パッチギ!』の描く朝鮮高校生こそ、現実の彼らの姿なのである。


メルカリに出品されていた三ペン。おそらく、戦利品だろう。

 そもそも、逮捕者もなく、犯行声明もない事件を「ヘイトクライムだ」「日本人のいやがらせだ」と決めつけ報じるマスコミも性急に過ぎるだろう。以前、俳優のつるの剛士氏が自身の家庭菜園から野菜を盗んだ外国人を現行犯で捕まえ放免した上で、「犯人の目星はついている。近所の工場で働く外国人だ。次に見つけたら通報する」とツイートしたところ、一部から「外国人と犯罪を結びつける差別ツイートだ」との声が上がり、ネットが炎上したことがある。ならば、犯人の特定できない「いやがらせ」を「日本人のヘイトクライム」であると断じるのは日本人に対する差別ではないのか。
 一方、アメリカのNYやLAの小中学校では、コリア系児童による日本人児童へのいじめが深刻な問題となっているという。原因はアメリカ各地に建てられつつある慰安婦像である。いじめを受けた生徒の親が学校に相談にいっても担任がコリア系だったりして埒が明かない。領事館も外務省もつれなく、日本のマスコミは朝鮮学校の問題ほどの関心も寄せてくれないという。日本人が海外同胞には冷たいのは今に始まったことではないが。


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