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【MLM活動記録】 MLM事業支援を行う理由と私の過去の話し


はじめに

私は、マーケティングとITの会社勤務の後に、「SPECTRE」という組織を立ち上げて、今でもクライアントの成功のために日夜仕事に励んでいる。

元々はアメリカにレジデンスを構えてビジネスを展開していたがコロナの関係で東京に戻り、今は東京を中心にビジネスを展開している。

このnoteを始めたのは、我々としては新規参入となるMLM(マルチレベルマーケティング)の事業支援を行うため、そのプロモーションの一環として取り組みを始めたのだ。

普段はITコンサルティングやWEBマーケティングの支援、または利益率が高いアフィリエイトビジネスにも取り組みをしているのだが、なぜ、MLMの事業支援を始めようとしたのか、その経緯を簡単に説明しよう。

それは私がかつてMLMに従事をして、そこそこの成果を出したことがあったからだ。

「魂の自由を求めて」独立を決意

20代の時、私は独立を決意した。毎日満員電車に揺られて、長時間オフィスに拘束される生活に嫌気がさしていた。またつまらない上司との酒席も時間の浪費にしか思えず、いつしか転職とその先にある起業を意識し始めた。

若さゆえなのかもしれないが、誰にも邪魔をされない生き方をしたくて仕方がなかった。下げたくもない頭を下げたり、つまらない上司の冗談やただの愚痴しかない飲み会には付き合いきれない。いわば己の魂の自由をしっかりと確保できる生き方をしたいと強く願うようになったのだ。

その際、いくつかの修行を自らに課した。

その1つはITコンサルとして一層の経験が積めるような環境に身を置くことであった。また人脈形成を目論んでいわゆるビジネス交流会の類にも数多く顔を出した。

そんな時に、独立支援を手掛けているという人物と出会い、そこで初めてMLMの勧誘を受けることとなる。

MLMとの遭遇

率直に言って、最初は不信感ばかりだった。しかし、彼の話すMLM運営会社のマーケティングプランの鮮やかさに私は目を奪われた。

それは実に論理的に美しいものだった。

また法規制もかなりある中で、ルールさえしっかり守ればこれは十分に稼げるビジネスになると感じた。

後に、私を勧誘した男性はいわゆるアップラインとなるのだが、その際にもう1名グロービスで働く同年代の男性を紹介してくれた。

有名大学を出たインテリジェンスのある若者だったが、MLMの可能性を感じていたものだった。

グロービスに在籍していた若者は、MLMで稼ぎ、投資で廻したお金をベースにベンチャーキャピタルを作りたいと言っていた。

私は将来の独立資金のため、また資産運用に興味があったので、その軍資金にもなると考えてMLMの世界に飛び込んだのだ。

彼もまた夢やロマンを抱き、それを叶えたくMLMの世界に飛び込んでいった感じだった。

いわば、カネ目当てだが、とても純粋で健康的な動機だ。

MLMの会社に会員登録を済ませた後、指導役となる男性から初動の動き出しなどを教えてもらった。

他、毎週やっているセミナーに参加することなどやMLMに従事するにあたって読むべき本を教えてもらい、まずは理論的なところを身につけるところから私の場合はスタートした。

後に、他の人から聞いたのだが、あるグループでは商品のことがわからないとビジネスを行うものとしては失格と言われて2〜30万円近い金額の買い物を行ったという。いわゆる"買い込み"という奴だ。

これだけでも、直のアップラインには当然フィーが入る。よくできた仕組みだ。

さて、スポンサリングであるが、私は試行錯誤を果たしながら「ABC」の中でのBを徹底的にやり、結果的には1年で毎月50万〜60万円程度の収入を得ることになった。

私がどうやって1年でこれだけの権利収入を得ることが出来たのかは後日ご紹介したいが、やはり頭を使うことは大事である。と同時に人のツテやコネも上手に使うことである。ただ、最後はやはり行動である。行動に勝るものはない。後年ビジネスを立ち上げる際にMLMの経験が役に立ったというのは本当の本音である。

MLMを辞めてしまった理由

思ったより順調でかつ、会社員の生活とは別に毎月毎月50万〜60万円程度の収入を勝ち得ることができた。

もちろん、投資に廻すお金も増えたが、若さゆえだろうか、女性との遊びにもそれなりにお金をかけてしまった。

ただ、思ったよりも深入りはしなかった。正確にはそれどころではなくなったというのが正直なところだ。

理由はシンプルにMLMを継続していくうちに、様々な問題や課題が私の周りで浮き彫りになり、結果的には人間関係で嫌気が指してしまい、辞めてしまったのだ。

盤石だと思われていたトップリーダーが実は毎月の達成基準を満たしておらず、実質的にはミドルクラスの収入しか得られていなかったこと。そのトップリーダーも、対外的にはトップでないと対面が悪かったらしく、会社に掛け合ってなんとか肩書きだけは剥奪されずに済んだようだった。

そういうトップリーダーの「裸の王様」のような状況を分かっていながらもそれをヨイショする取り巻きのリーダー達にも半ば呆れてしまった。

会社員みたいだな、と。お前ら全員個人事業主で上も下も関係ないんじゃないの?と思っていたので、結局は会社と変わらない組織のヒエラルキーで人間関係が形成されていることに失望を強くしたものだ。

また、直のアップラインがあまり成果を出していない割に事細かく人の行動を指摘するようになったのも耳障りだった。

この直のアップラインとの関係が大きく影響しての脱会となる。

手放した収入の額は率直にデカかったが、そんな金額を捨てでも、逃げたかったのが当時の本音だ。

20代〜30代に差し掛かろうという時だった。今であればもっと器用に立ち回れたかもしれないが、私もまだ決して成熟していない年齢でのことであった。

その後、2〜3社のMLM企業の話しを聞いたが、あまり乗り気にはならなかったので、そのままMLMとはあまり関わりを持つことなく、生活を送るようになった。

なぜ、再度MLMなのか

私がMLMに従事してフルに活動していたのは1年半程度だった。

振り返ってみると、率直に楽しかった。そして熱に浮かされたように駆け抜けていった時代でもあった。

例えば「2×2=6」といったMLMに関する書籍も読み漁った。そして何度も読んだ。特に「2×2=6」には深い感銘を受けた。ドン・フェイラは天才だと今でも思うくらいだ。

MLMの活動は、会社員生活では決して味わえないような非日常感がそこにはあった。セミナーもしかり、書籍もしかり、関わりを持った方々との交流、会話の内容もしかり。

強烈な1年半だったと今でも思う。

その時の熱狂が恋しくなったといえば、それは少なからず嘘にはらなないのだが、再度関心を持ったのはMLMには商機があると私は見ているのだ。

それは私が別にどこかの会社に入って1人のディストリビューターとして活動することが目的ではない。

実際にMLMに従事する人たちの上手な支援が出来ればいいと考えており、それが経験者である私には可能であると考えたからだ。

MLMが胡散臭い理由

さて、MLMには商機があると書いたが、そう感じる理由の中には、いまだもってMLMが胡散臭い印象を持たれていることも実は裏を返せばチャンスになると考えているのだが、MLMが如何にもこうにも胡散臭がられるにはいくつか理由はある。

まず、世間のイメージは大きい。MLM=ネズミ講だという認識は世の中に蔓延っている。これは残念だが一度固定化されたパブリックイメージを覆すのは難しい。

そして残念ながらMLM企業の90%はロクなもんじゃない。特に外資は儲けが見込めないと思ったらすぐにでも日本から撤退する。

他、MLM従事者も問題だ。簡単にいうと、他のMLM企業にあっさりと移籍してしまう事が多々あるからだ。

報酬に不満、扱いに不満、商品のライフタイムサイクルの終焉を見計らって動く、というところが大きな理由だろうか。

会社側のCSRを理由に抜け出して他のMLM企業に移籍したり、自分たちで理想郷を作り上げるべく会社を作ったりとする人間が多いが、会社側のCSRが理由なんていうのはただの言い訳であり、トップになればなるほど、もっと俺を丁重に扱え、そして報酬を増やせ、という自尊心が肥大化した結果の成れの果てである。

狡猾なトップディストリビューターは商品のライフタイムサイクルで動くケースが多いだろう。

これからは、奥さん、ステビアですよ!と言って煽るだけ煽って、その数年後当人たちは他のMLMで仕事をして、今度はルテインが世界を救うとか言い出す始末だ。

従事する人間、会社そもそもがやはりイケていないのが実情だ。

胡散臭さを例に挙げるとプレゼンテーションと言って、喫茶店でいきなり洗剤の落ち具合を見てくださいよ、と言ってパフォーマンスし出すとか、これも最悪だ。周囲から奇異の目で見られることを彼らは分かっていない。

世間から浮いている存在であることを理解しているならば、ルノアールとかででかい声でMLMのスポンサリングはしないものだ。

そして何よりしつこいし、平気で嘘もつく。必死になる必要なんてないのだ。必死に口説けば口説くほど、相手は逃げる。一般企業で営業職に従事したことのある人はわかる話だが、MLMの従事者にはこれが分かっていない人が多い。

私が過去に受けたMLMのプレゼンテーションにはなんとダライ・ラマまで飛び出してきた。曰く、彼がお墨付きを与えた会社なんだとまるで持って意味のわからないことを言い出したこともあった。こちらは吹き出すのを抑えるのに必死だったのだが・・・。

しつこく追いかけることも嘘をついてまで権威づけを行う必要も全くない。きちんと説明して、あとは深追いせずに適度に突き放しておけばいいだけのことだ。次、また次、これで十分なのである。

あとは見た目も良くない。容姿の問題ではなく、服装の問題。

夏場にオールバックの男性が真っ昼間からブルーのサングラスをして黒いピンストライプのスーツに中は黒いYシャツ、そしてシルバーのネクタイをしてルノアールの店内でどっかりと腰を下ろしている姿を想像してほしい。

どう見たって怪しいし、胡散臭さが出ている。

普通の会社員みたいな格好をしていればいいものを、MLM従事者はなぜか不思議なファッションセンスをしている人が多い。

金髪・茶髪も実に多い。今でこそApple Watchが主流になりつつあるが、20数年前は金無垢のロレックスを身につけている人もいた。これじゃまんま見た目が反社会勢力である。

本人からしたら自由を体現したファッションかもしれないが、話を聞く側からすると、とても一般社会人には思えない、それこそ、「危ない人」に見えて仕方がないファッションで、MLMの明るい未来を熱心に語る。

他人からどう映っているのか、という認識が欠落しているからこそ、多くのルノアールでMLM従事者は店内で活動をするな、と言われてしまうのだ。

世間ずれも甚だしい。MLM従事者の意識改善が進まない限りは間違いなくMLMは何百年経っても胡散臭いままだ。

MLMには未来がある

MLMはビジネスとしては実にまともな仕組みを持ったビジネスである。法律による規制もしっかり整っている。本来的には一般常識を持った人が安心して取り組める仕事である。

しかし、繰り返すが、そこに関わる従事者の意識の低さがまた新規参入社の心理的ハードルを上げ、また健全な活動の妨げになっているのだ。

私は業界自体改善の余地はまだあると考えているし、今後高齢化と人口減少が進む時代にますますMLMの果たすべき役割が増えるのではないかとも考えている。

だからこそ、MLMの事業支援を行おうと決めたのだ。

最初は従事者レベルの個別コンサルテーションなどがメインになるだろうが、MLM業界のさらなるDX化も視野に入れて動ければ幸いである。

私はIT×マーケティングの世界が長い。その経験もMLMをやってきた経験と同じように役立てる自負がある。

今後は、過去の活動を振り返りながら、皆さんの日々の活動に役立つコンテンツを作成していきたい。

更新は不定期になるがそこはご容赦を。何かあればお問い合わせフォームからどうぞ。


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