『たった一つを変えるだけ』

最近、「問い」について考えている。
そこで、6年前に購入した『たった一つを変えるだけ』を再読してみた。
「問い」(本書では「質問」と書かれている)づくりについて、
生徒への具体的な指導法が、段階的に書かれており、
また、その際のルール、つまづきポイントとその対策なども書かれており
非常にわかりやすくなっている。
当時、とても刺激的で共感を受けたが、まだ、
いわゆるアクティブラーニングのような雰囲気ではなかったので、
実践はしなかった。
しかし、4月から歴史総合が始まり、指導要領にも、生徒自らが
「問い」を立て探究することが求められている。
歴史総合では、思い切って、本書のやり方に基づいた授業設計を
してみようと考えている。
ただ、「やり方」と書いたが、最近強く思うのは、「やり方」
「方法」だけを真似ても何も意味がない。
本書にも、なぜそのようなルールを用いるのか、など丁寧な
「あり方」が述べられている。
私も、「どのような生徒を育てたいか」
「どのような力を身に付けさせたいか」
など、私自身の「あり方」を固めたうえで、「やり方」を構築
していきたい。


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