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世の中、言ったもん勝ちでいいのか?

タイトルについて最近思うところがあったので、考えをまとめていきます。事例を2つ挙げますが、どちらも私が直接経験したものではありません。

保護者からの要望

私の妻はフリースクールで働いているのですが、4月から年度が変わるにあたって様々な問い合わせが来ているようです。

あれはやってくれないのですか、これはなんでこのように変わってるのですか、今までは良かったのになんでこれからはダメなんですか、といろいろ言われているようです。

私が聞く範囲では、建設的なご意見と言うよりもクレームに近いものが多く、これに対応していたらきりがないなと思います。

学校対応

次は私の仕事であるICT支援についての学校とのやり取りです。

来年度のスケジュール調整に向けてすでに動き出しているのですが、基本的にはここでお願いしますと伝えてあるにも関わらず、うちは対応できませんと言ってくる学校が一定数あるのだとか。

学校に勤めていた身としては、学校の事情もあるのでしょうから全部受け入れろと言うのも難しい気はしますが、うちは無理ですと突っぱねるのも違うと思います。

どちらのパターンも"お客様"からの要望ですから(厳密には保護者はお客様ではありませんが)、できることなら聞き入れて対応したほうが良いのでしょう。

ただ、他の保護者や学校は、もしかしたら苦しい中こちらの要望を受け入れてくれているかもしれないと考えると、言ったもん勝ちになってしまうのは良くないはずです。

やはり頑張っている人が正しい扱いを受ける方が良いですよね。

相手の立場を思いやり、そして、気持ちを伝え合う

たとえ関係性が企業と顧客(提供者とお客)だったとしても、実際に大切なのは人と人との関係性です。

良い関係を続けるには、お互いが利益を得る状態でなくてはいけません。
片方だけが我慢する関係は仕事にかかわらず長続きしません。

こういったご意見やクレームは、面と向かって言うよりも電話やメールでのやり取りが多いような印象ですが、やはり顔を合わせていない分やり取りには気を遣う必要があります。

お互いに我慢せずに良い関係を結べるのが一番ですが、今回はこっちが少し譲るから、次回はちょっと譲ってねくらいの関係を保つ必要があると思います。

さんざん子供には思いやりや優しさを説いているであろう大人でも、なかなか難しいものですね。

優しい人が過ごしやすい社会が良い

人間、多くの方が、良くしてもらった分は返したいと思うものです。

学校の場合、保護者に良くしてもらった分は子どもに返します。
それが最終的には保護者の方へのお返しにつながるからです。

みんなが餅つ持たれつだからねと考えられるトラブルも少なくなると思うのですが、どうでしょうか。

行き過ぎるとなあなあな関係になってしまう危険性もあるのですが、思いやりに溢れる関係を築いていきたいものですね。


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