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音で空気を動かすこと。 Radiohead〜Blur
2023年もはやミッドスプリング、桜の開花もちらほら始まっている?
季節はとぶように移ってゆきますね。
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日々の作業の友に音楽は欠かせません。
午後のひとときはだいたい(頭は使わず)ひたすら手を動かして何かを作っていますが、そんな時こそ「音」が作業にリズムと熱を加え、前へ進むことを助けてくれます。
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愛用のBOSEはコンパクトで丸っこいスピーカーですが、立体的なパンチのある音がClassicにも Rockにも Jazzにもマッチします。
ヘッドホンを使わず空間に音を解き放って、「一つのアーティストの全アルバムにじっくり向き合う」ことが好きです。
その時の気分やシチュエーションに共鳴する音を直感で選んで流すと空気が動き、体ときもちがその音の振動に気持ちよく乗れていると感じます。
1アーティストの曲が気に入ったらアルバムで聴いてみる。そこでハマったら全アルバムをある程度の時間をかけて聴き込む。
アーティストと空間や感覚、思考を共有し共鳴できる喜び。
それは文学を読むのともまた似ています。
私の慣れ親しんでいるUK Rock 、
中でもRadiohead はリアルタイムではさほどだったのですが、
ここ数年のあんなこんな出来事で世界がどんどんフリーズしてゆくような閉塞感に対してなんとも深くドンズバに刺さりました。
そんな中で何度もリピートしていたのは、後期の作でアートワークともども最高な7th と9th album 。「rockと現代音楽の融合」のようでもあります。
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音の広がりに意識をおよがせているとその浮遊感が心地よく閃きに刺激を与えてくれます。
Radiohead のギタリストJonny Greenwood は作曲家として Steve Reich とのコラボレーションの立役者でもあるようです。(というのも後づけひとづてで知りました)
元はといえばブリットロック枠( 迷惑な分類でしょうね!)からスタートした彼らですが進化し続ける彼らの才能は現代音楽の大家にもインスピレーションを投げかけたのですね。
長いキャリアの割には寡作とも言える彼らですが
私の好みではエッジの効いたいかにも90’s Rockらしい勢いを感じる2ndアルバムがベストです!
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彼らとカラーは違いますが同期のバンド、アイドル然とした佇まいから油断していましたが BLURの Damon Albarnのソングライティング力とメンバーの成熟した演奏テクには聴き込むほど驚かされます、、、
初期のアルバムでは大好きなKINKSぽい節回しが多発、リスペクトしてるのかなと感じていたらなんとRay Daviesと共演 (Waterloo Sunsetを仲良く掛け合い) その様子がとても自然でいい感じでほっこりしました。
初期の捻りの効いた勢いのあるポップな曲群との分岐点、6作目の「13 」ではそのイメージ脱却の試行錯誤のあとが伺える実験的、挑戦的な曲が全面に。結果それが吉と出てアルバム全体にまとまり感もあります。
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とはいえ、このアルバム「13」の中では 私はやっぱりこんな曲が彼らの真骨頂だと思うし大好きなんだなあ、、。
90’s お互いしのぎを削った
RadioheadもBlurも各メンバーの演奏技術が卓越しつつそれぞれの世界観を持っていて、それをセッションのようにぶつけ合って曲を完成させている点が共通しています。
それって「ジャズ」ですね。
作業をしながら思考を活性化する音楽、それが私にとっては2020-22までは
Radiohead でありBlur でした(そのときどきによって変化していきます)
それとは別に信頼する仲間とのリレーションシップ、パートとしての技術を磨くことの大切さを彼らは教えてくれます。
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