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第30話:なぜ古い「名馬」?

マルゼンさん(マルゼンスキー)「チョベリグ!」

さすが一番古い「名馬」(ウマ娘)

ウマ娘から競馬にハマって実馬(史実)を調べてみた!

ウマ娘から競馬にハマった人を想定して実馬について説明してみた!

ウマ娘から競馬にハマった人の為にゲーム攻略系ユーチューバーになってみた!

そんなことを「研究者(哲学者、社会学者、政治学者)」はやりません(笑)

ウマ娘は(基本的に)「グレード制」導入(付近)以降にできた「名馬」(実馬)をモデルにして成立している。

まず「枠組み」を主張している人がほとんどおりませぬ!

グレード制は「1984年」に日本中央競馬会(「JRA」ではなくこの頃は「NCK」)が導入したシステムです。

具体的には、「GⅠ」、「GⅡ」、「GⅢ」といったもの・・・

マルゼンスキーさんは例外として。。。

ミスターシービー(1983年クラシックにおける三冠馬)あたりから「ウマ娘」は実装されている。

中央部は1990年前後から2000年代前後に配置。

別にグラフ化しなくてもすぐに分かること。

グレード制以前の競馬は「五大競走」、「八大競走」が主流(概念)で

皐月賞、日本ダービー(東京優駿)、菊花賞

桜花賞、オークス(優駿牝馬)・・・以上「五大競走」

天皇賞(春と秋に1回ずつ)、有馬記念(この3つを含めて「八大競走」)、(宝塚記念)

これくらいしか(今日で言うところの)有名なレースはなかった。

現在のGⅠのモデルとなった競走はあったが、

牝馬三冠概念だって(実に)怪しかった。

「エリザベス女王杯」に権威が備わったのも後年のこと(最近)・・・

「グレード制」導入以降、

桜花賞、オークス、エリザベス女王杯が「牝馬三冠」

「秋華賞」が出来てからは、

桜花賞、オークス、秋華賞が「牝馬三冠」

となった(笑)

これではグレード制以前のウマ娘の世界観は描きづらい。

私には今後、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラス(TTG)、ハイセイコーなどが実装されるとは思えない。

トキノミノル、キーストン・・・(アイキャッチ程度なら可能!)

(レジェンドホース枠と言って無理やりに入れるのかな、笑)

というのも、これらの馬は1983年クラシック世代より昔の馬たちだからである。

世界観が合わないのだ。

マルゼンさんだけは「特別な馬」として忖度されている(「外国産馬」として「スーパーホース」であったこと、クラシック競走に出られなかったのでレース体系の枠組みからずれてもまったく問題ない。ゲーム内のローテ=目標レースはどうだったか?調べてみると面白い!笑)。

そのかわりに「古い言葉(死語)キャラ」(守護キャラ、会長=玉座の横に居るイメージ)にさせられてしまった(笑)

古い馬が大阪杯(GⅠ)を走るのは違和感がある(伴う)。

それ以前に、

1970年代までは競馬のイメージが結構(否、物凄く)悪かった(笑)

「公営ギャンブル(=競馬)」廃止論争(過激な主張)まであった。

そのことは「走れコウタロー」(1970年)間奏部分(セリフ)にもきちんと残されている。

1990年代ではあり得ない話であるが、「走れマキバオー」(1996年=競馬全盛期)にも名曲は引き継がれ、

今では「走れウマ娘」にも継承された(間奏部分を含めて、笑)


とにかく「ウマ娘」の世界は「レース体系」からみると、1983年くらいまでが限界・・・

また、レース数(GⅠ)が増えていったのもグレード制導入以後であった。

GⅠの数が少ないということは「名馬」の数も少なかった(「可視化」が難しい)ということ(それに伴う愛着も、そんな中でTTGはそれぞれが「有馬記念」を制したから凄い!)。

例えば、五冠馬「シンザン」の偉大さは今の人たちに分かりようがない。

皐月賞、日本ダービー、菊花賞、天皇賞、有馬記念

「五冠」

実はこの馬は「宝塚記念」(年度代表馬選考をみると「権威」はあったが、カウントされない)も制している(笑)

しかも1980年まで「天皇賞」には「勝抜制」が備わっていたので、

1回しか出場できなかった。

(1回勝ってしまうと、古馬の目標レースがほとんどなくなる・・・

かつては伝統的なレースであった「目黒記念」にかなりの権威があった。)


まとめ!

このような事情がゲーム「ウマ娘」にはあった(のである)。

1983年クラシック世代から現在まで

では、「グレード制」は何でできたの?

という話になる!

それが次章のテーマ(「JRA」とは何か)につながっていくのだ。

参考資料)

・シンザン号

・八大競走

(2022.12.23)






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