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社内の教育環境や考え方

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社員教育をテーマに自社のシステム紹介から社内の教育まで綴ります。
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記事一覧

リカバリは全力で Vol.80

信頼できる社外の研修講師Oさん。 見た目年齢は私と同じ年齢ぐらい!?なのですが、マイナス5歳以上。 新入社員のフォローアップ研修やスポットで店長研修等、ご依頼させていただいています。 丸投げ相談するか、しないか 研修中、Oさんが弊社の新入社員に「リカバリは全力で」と言われた。 そう、そうなんですよね。 入社間もない時にミスを起こしてしまうことは仕方ないことぐらい、先輩社員の誰もが思っていること。 任せられたことが失敗に終わった時、上司や先輩に「失敗しちゃいました

プレイヤーであり続けるマネージャーが組織を停滞させる Vol.77

自ら現場に入り、プレイヤーとして出した結果に対して部下や後輩から評価(賞賛)され、なんだか気分が良くなる。 そんなマネージャーや管理職は身の回りにいませんか? 意外に多く存在していると思います。 なぜなら、経営者同士で課題を共有するとマネージャーが機能していないという課題が多く、管理職としての職責を果たせない脱プレイングマネージャーに悩む経営者は多いためです。 結果は残すが、気づけば、数年経過してもNo2やNo3を残せないからです。 部下からの賞賛に達成感を感じる人

私が「従業員幸福度」にこだわる理由 Vol.74

そもそも従業員幸福度(Employee Happiness)の定義が経営者によって認識が異なるから一概には言えない。 弊社で言えば、従業員の仕事における、やりがいや喜びを主観的に評価して数値化する取り組みを開始して数年が経過しました。  従業員幸福度を具体的に数値化して計測することで、従業員が何にやりがいを感じ、どの部分に不満を持っているか、またどのような面での従業員幸福度が足りないのかも見えてくるので継続して計測しています。 娘の就活を身近で見てきた 私の娘も数年前、

経営感覚 Vol.72

「経営感覚を持って欲しい」という願いを持ちながら会社を牽引する経営者が身の回りでも多いです。 私も経営感覚を持って欲しいと上位管理者に伝えることがあります。 経営感覚は経営者が持っていればいい そう、実は本来、こう思っています。 私が社員の立場で経営者に「経営感覚を持って欲しい」と言われたら、多分、こう反論します。 「であれば、経営感覚を持つためにも、経営に参画させてほしい」と。 友人経営者と話をしていて感じることがあります。 それは私自身(つまり弊社)が権限移譲

決算賞与制度を導入、年収トップクラスのリユース企業 Vol.65

今月は決算月。 2006年4月に法人設立した弊社は今期で18回目の決算を迎えています。 お陰様で増収増益で着地する見通しです。 弊社は企業理念に基づき、営業利益の年間予算を超えた分の約30%を従業員に還付するという評価制度を定めています。 なので、好決算の見通しが立った時点で、従業員の顔も緩み始めるわかりやすい会社です(笑)。 決算賞与の配分ルール 経営者仲間にも質問されるのが、「決算賞与」の原資が決まった後、どうやって従業員に配分しているのか?ということ。 弊社

キャパオーバーを感じたら Vol.62

旧年は大変、お世話になりました。 本年、初のnote更新です。 よろしくお願いいたします。 さて、弊社は年末年始休暇を経まして、5日より全店、稼働しております。長期の年末年始休暇ですが、シフト制でオペレーションを何とか回すのが一般的な小売業やサービス業としては珍しいのかもしれませんね。確かにリユース大手各社の店舗は大晦日と元旦のみ休暇という店舗も多いですしね。 従業員には好評の年末年始休暇以外に5連休取得制度(※100%取得)も用意しているため、休日に関する不満が少ない会社

ボーナス(賞与)の公式 Vol.60

冬季賞与のシーズンに入りました。 弊社では部課長や人事が絶賛、冬季評価の集計中です。 弊社の評価は年3回、賞与も併せて年3回です。 評価は年3回(等級評価) 前期3月~今期6月期 ➡8月以降の職務手当が昇降 今期7月~10月期         ➡12月以降の職務手当が昇降 今期10月~2月期      ➡4月以降の職務手当が昇降 新入社員は入社後1年目でも昇給機会が2回も存在しています。 入社後1年目でも等級評価で差がつくので、給与も賞与も同期間でも異なります。 賞

内定式&社員総会 Vol.58

今月の頭に、グループ合同の「内定式」&「社員総会」がJR浜松駅前のクラウンパレスホテルにて、260名近いメンバーで開催しました。 内定式決意表明 内定者の抱負表明。 毎年のことですが、リアル開催は4年ぶり。 とても感動しました。 決意表明にかかわらず、声を震わせながらでも自分の言葉として伝える姿に人の心は動きますよね。 祝辞・社長メッセージ 私からは3000億通りの奇跡のような出会いに感謝していること、エントリーいただく学生さんの弊社の入社承諾率は23卒で4%未

経営感覚について Vol.49

過去から現在まで、歪な環境下で個人としても事業家としても経営者としても経験を積んできました。 それなりの経験を積んできてしまった(笑)こともあり、説明会や選考の場面では学生さんに、社外では若い経営者の方に質問されることがあります。 それは「ビジネスパーソンとして成功するために必要なことは?」という問いです。 成功者でも何でもないんだけど、ビジネスパーソンとしては瞬間最大風速でも社内No1の結果(22歳)を残し、翌年(23歳)から事業家としてゼロイチを経験、時代の変化に順

ピカソの30秒 Vol.46

「ピカソの30秒」という小話を監査役よりお聴きしました。 新入社員研修もあり、創業から今日まで社史を振り返る機会もあり、心に響きました。 ピカソの30秒ピカソがとある市場を歩いていた時、ある婦人が呼び止めました。 「貴方の大ファンです。これに絵を描いていただけませんか?」 ピカソは快諾し、その場でさらさらと絵を描き上げました。 婦人は喜んで「おいくらですか?」と尋ねました。 するとピカソはこう言いました。 「100万ドルです」 婦人は高すぎることに驚愕しました

説得力には公式が存在する Vol.43

古代ギリシャ時代の哲学者「アリストテレス」が提唱する「ロゴス(論理)」「エトス(信頼)」「パトス(感情)」というものがある。 この3つを満たすことで自分の考えが相手に伝わるというもの。 逆にどれが欠けても相手には伝わり難いそうですね。 私も経営者として社員さんやスタッフさんに伝える機会は多いと思いますが、上位管理者も同様に社員教育のシーンでも言えることだと思います。 「伝える」のではなく、「伝わる」になっているかどうか自戒の念を持ちながら書き留めておく。 説得力の公式 古代

社員旅行のある会社 Vol.40

コロナによる自粛ムードも長く続きましたが、弊社(株式会社スタンディングポイント)は5年振りとなる「社員研修旅行」に行ってきました。 社員旅行と言っても「学びへの渇望を満たす」研修旅行です。 今回はクレドで有名な『ザ・リッツカールトン大阪』に全社員で宿泊、レストランでの食事を楽しみました。 翌日は一年間の功労をシェアする今期から初となる「年度プレゼン大会」を実施、互いの仕事に対する理解を深めました。そして市場調査、夜は町家を改装した京料理のお店で食事会。 3日目は「伏見稲荷

もう一度、愛着の持てる豊かな世の中へ Vo1.

大量生産の背景にある過酷な労働環境2013年のラナ・プラザの悲劇から約8年。 そして大量生産による大量廃棄という事実にも直面している。 2017年には英国の高級ブランド「バーバリー」がブランド保護のために衣料品やアクセサリー、香水など2860万ポンド(約41億8000万円)相当の売れ残り商品を破壊・処分していたことが発覚しました。 もちろん、バーバリーのみではないし、国内のアパレルメーカーも同様に廃棄している現場を目にしてきた。 昨今のSDGsに対する取り組みが進む中

組織の底上げは不可欠 Vol.31

「組織の成長はトップで決まる」と言われますよね。 これはトップのビジョンや考え方や性格などが組織に大きく影響するという事が起因しているからだと思います。 また、ヴィルフレド・パレート氏は「パレートの法則(2:6:2の法則)」はどんな組織や集団であっても、優秀な人が2割、普通の人が6割、貢献度の低い人が2割で構成されるという法則を提唱されています。 そう、組織は「トップ」と「底」で決まると思って組織論を考えてみる。 会社なら社長、店舗なら店長、チームならチームリーダー、そして「