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茶道お稽古日記

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わたしが茶道をはじめた理由

茶道を始めて4ヶ月。週に一度、先生のお宅でお稽古をしています。 はじめるに至った経緯色々と理由はあるのですが「継ぐ」ということ「今を生きる」ということを意識したのが大きかったと思っています。 幼い頃、実家は呉服卸を営んでいました。家の中は反物が積まれ、値札をつけるお手伝いや、独特の手つきでくるくると巻き上げていく仕草を横目で見るのが好きでした。今はもうこの仕事をしていませんが、わが家にはまだ着物があり、ぼんやりとわたしはいつかこれを継ぐのだなと思ってきました。 ただ、実際

浅い茶碗の扱い方

最近、お稽古で使うお茶碗が浅くなりました。 夏になると浅いほうが涼しげに見えるから、とのことです。 お茶を点てるときにこぼれないか心配になるのですが、茶筅を思いっきり振っても意外と平気なのが不思議。 ※流派は藪内流です 茶碗の中の道具たち深い茶碗のときと異なるポイントは2つ。 ・茶巾は茶碗の奥のほうに置く ・茶筅は茶巾の上に根元からのせる 茶碗の拭き方が変わる浅い茶碗のとき、茶筅通し後の茶碗を拭く手順が変わる。 1. 茶碗の手前に茶巾をかける 2. 3回半茶碗を

お稽古ノート(2020/06/05)

3ヶ月ぶりのお稽古。 そして、ちょうど茶道歴1年の節目となりました。 コロナはありつつも、続けられていることに我ながら拍手を👏 さて、3ヶ月も間があくと、風炉の季節。向かって右手に水差し、左手に風炉の構成に戻ってきた。 水差しは白地に竹のような模様。 釜は銅製の雲龍釜。ストンとしたくびれのない円柱形の釜のまわりにはくるりと龍が描かれている。作者によって龍はそれぞれ個性があって、龍を見れば誰の作か分かるようになるとのこと。持ち手がリング状になっていてやや掴みづらい… 花は