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ゲーム自伝6:PSPとモンハンと

MMOにハマり、土日はほとんどゲーム三昧という高校生活を送っていたが、もちろんMMOだけを遊んでいたわけではない。「モンスターハンター」ゲームが好きなら誰しも一度くらいは名前を聞いたことがあるビッグタイトル。僕が初めてモンハンをプレイしたシリーズは

「モンスターハンター2(ドス)」

・・・・・・正直、僕は自分でゲームが得意な方だと思っていた。スマブラをやれば大抵の友達はボッコボコにできたし、マリオカートだって常に一位、というわけではなかったが善戦していたはずだ。それはおそらくゲームの「経験値」プレイした回数の差であって、僕が家でやっていたゲームを、僕の家に遊びに来た時にしかゲームをやらない友達と比べるなんてもってのほか。とても自慢できるような話ではないのだが、そんなことはつゆ知らず、僕はイキっていたのだ。モンスターハンター2(ドス)を買ってしまうまでは。

モンスターハンター2(ドス)で討伐できた狩猟モンスターは、ドスランポスのみ。・・・序盤も序盤でつまずいてしまったのだ。武器は弓。上級者向けの武器だったのだろう。武器を変えて色々挑戦する、という柔軟な発想は当時の僕にはなく、目標との距離で変わる威力、スタミナの管理、近接より弱い防御力。なにからなにまで難しく感じた。そして、僕にモンハンって難しい・・・・・・とトラウマを植え付けたモンスターの名前は

【ドスファンゴ】

見た目はイノシシを巨大にしたもの。攻撃のパターンはいたってシンプル。鬼滅で有名な伊之助とほぼ同じ猪突猛進。プレイヤーめがけて体当たりしてくるのだ。慣れない操作で弓を構えても、ひたすら距離を詰めて突進してくるし、全然死なないし、どこ行ったか分からなくなるし、とドスファンゴに蹂躙されてしまい

「こりゃ無理だ・・・」

モンスターハンター=難しいという式が僕の頭の中で完成してしまったのがモンスターハンター2(ドス)というゲームだった。モンハンはもう二度とやらない、買わない、と決めていたはずの僕が、新たなシリーズを買うきっかけをくれたのが、高校の友達だった。

高校の昼休みには良くみんなで集まってトランプの大富豪をやっていたのだが、とある友達がPSPのゲームを持ってきたのが始まりだった。PSPとは携帯ゲーム機の一つで、僕も本体は持っていたが、高校に持ってくるまでの度胸はなかったのでかなり驚いたが、その子がプレイしていたのがモンスターハンターシリーズの一つ、モンスターハンターポータブルセカンドG。略すとMHP2Gだった。

それをきっかけに話がとんとん拍子で進んでしまい、4人でモンハンを遊ぼう!というのが昼休みの光景になっていった。ただ、忘れてはいけないのは、僕はゲームが上手くない。4人で戦うのは確かに楽しかったが、家に帰って一人でプレイすることもなく、どんどんハンターランク(強さのバロメーターみたいなもの)の数字も装備の質も差が開いていき、しまいには、ヘンテコ装備で化け物級に強い白い竜(ミラルーツという名前らしい)に連れてってもらったりもした。


僕だけ介護プレイのような感じになってしまい、その後もシリーズにハマることはなかったのだが、高校生になってからは誰かとゲームで遊ぶ=MMOで知らない人とがメインになっていたので、4人で顔をそろえてゲームをする楽しさを久しぶりに味わうことが出来た「モンスターハンターポータブルセカンドG」は、今でも懐かしい想い出として心に残っている。

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