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ゲーム自伝4:僕がゲームオタクになったのは間違いなく「おいでよどうぶつの森」のおかげ

高校生になった頃、おいでよどうぶつの森というニンテンドーDSのゲームソフトが販売された。どうぶつの森シリーズはGC(ゲームキューブ)の頃から母親といっしょに遊んでいるシリーズで、遊ぼうと思えば365日以上遊べるスローライフゲームだ。

時を同じくして、ゲームと同じくらい熱中していたものが、PCを使ったネットサーフィンだった。家族用としてリビングに置いてあったPCはほぼ僕しか使っておらず、他の家族は調べものをするときくらいにしかさわらなかった為、自室に置いてない僕専用のPCみたいなものだった。

この「おいでよどうぶつの森」と「PC」が組み合わさることにより、僕のゲームオタク人生は開花することになる。


きっかけは、おいでよどうぶつの森の攻略サイトをネットで調べていたときに、とあるサイトにあったBBSと呼ばれる掲示板に辿り着いた。その掲示板はおいでよどうぶつの森を遊んでいるプレイヤーが集っていて、15分に一回自分の書き込みを投稿できて、その回数がカウントされていくというものだった。当時の僕はネットの誰かと交流をしたことが一度もなかったので、このBBSの中にあったシステムに衝撃を受けた。好きなゲームが同じ人たちが年齢も性別も知らないのに言葉を交わしている。僕は見事にこの面白さにどっぷりとハマっていった。

不思議なのはゲームの話はあまりしていなかったような気がする。今日あったことや、くだらない顔文字で戦いあったりとか、雑談レベルの他愛のない話ばかりしていた。その掲示板で色々なことを学んだし、教えてもらった。

タイピングの上達、オンラインゲーム、動画サイト

僕がこれから生きていく中で密接に絡む情報の数々を、年上や年下のお兄さんお姉さんに教えてもらった。仲良くなった頃には一緒にオンラインゲームをやったりして、お互いの年齢や性別は認知しているくらいにまで親しくなった人もいた。

僕のオタク人生の原点であると断言してもいい。

ただ、残念なのがもう当時の人たちとは繋がりがなくなってしまっているということ。スマホはもちろんなかった時代だったし、既に掲示板もなくなってしまっている。当時やっていたオンラインゲームもやっていないし、連絡を取る手段はもう残っていない。



僕はあのBBSで「タケ」と名乗っていた。みんな元気かな

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