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製造業にとって、コンテンツとは何か?

展示会が無い世界に備える。ウィズコロナの営業力強化に、Webサイトはどう役立つのか?の記事に、「製造業にとって、コンテンツとは何か?」を追加しました。全部で8項目書く予定ですが、まだ3つ目です…。

そもそも、この記事を書こうと思ったのには、理由があります。とある新規のお客様に呼ばれてWeb制作の商談に伺いました。

「うちのホームページは全く問い合わせがないんです。なんで無いんですか?必要なことは書いてある。」と言われまして、見せていただいたのが、5ページほどのWebサイトでした。

でも、社長がおっしゃるように、「必要なことは書いてある」のです。何ができるのか、技術名を箇条書きではありますが、書いてありました。実績も、数行ではありますが、ポイントを押さえて書かれてました。創業以来何十年と、その道ひとすじで事業をされてきた、プロフェッショナルでもあります。

そう、10年前、20年前は、このような「事実を書く」ホームページでも、仕事が来ていたんです。インターネットとは、なんて複雑な世界になってしまったのだろう…と、本当に思いました。今は、「事実」が書いてあっても、問い合わせにつながりません。なぜなら、その「事実」は、全ての会社が書いているからです。

ビジネスとは、競争です。何の競争かと言うと、「どれだけ顧客の課題を解決できるか」という競争です。だから、競合他社と同じレベルでは勝てないわけです。競合他社は、事実を書くホームページをやめ、「課題解決力の高さ」を見せています。

「事実」はただ書けば良いだけです。使用しているソフトや製作したものなどを書けば良いのです。

でも「課題解決力」は、ただ書いても納得はしてもらえません。「うちの会社は、課題解決力あります」と書いても、誰も納得しません。どのように、課題解決力を見せるのか?そう考えていくと、5ページでは収まらなくなります。

この記事は、その社長を頭に思い描きながら、書いています。今からインターネットを活用したいと思っている企業が、最低限知らないといけないと、私が思う知識をまとめていきます。

全然分かりやすくなくて、うーん、どうしよう。と思っているところでして、今日ランサーズさんに図解イラストを依頼しました。

小さな製造業がホームページを活用したいと、最寄りの支援機関などにアドバイスを求めに行きますと、戦略のない戦術の話しか残念ながら、出てこないと思います。「実績をもっと出しましょう」とか「検索対策のために用語集作りましょう」とか「YouTubeですね」などです。

でも、インターネットの世界では、1番しか勝てないことを、はっきり伝え、一番を目指すべきだと思います。1番になれる領域を探すところが、Web戦略のスタートだと、私は思います。

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