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【中国ドラマ】ブロマンスドラマが放送途中でお蔵入り、俳優がSNSで政策批判の古装劇は配信延期…の不穏

今年の冬、中国版動画配信プラットフォーム『YOUKU』(国際版)で、中国人俳優「張新成」の主演ドラマ『The Justice in the dark(光渊)』が配信された。(10種類の字幕あり/日本語字幕なし)
 
前作ドラマとは別人のような張新成が異彩を放っていた。

ところが突然、配信が止まり、3カ月にわたって9話~30話は「お蔵入り状態」となっている。
 
原作はBL系。中国ではBLドラマへの規制が強化されたので、抵触しそうな部分を改変してタイトルも変えて配信に至ったらしい……という英語の書き込みを見かけたが、現在も配信停止中。公式SNSに動きはない。
 
劇中でK-POPアイドルの写真を無断利用するなどの問題が報じられていたものの、いったい何が原因で「お蔵入り」状態なのかは、定かではない。
 
まず、これが1つめの事象。
 
そして、2つめの事象。
 
私が勝手に「大陸の竹内結子様」と呼ぶ白鹿(バイルー)の新ドラマが5月中旬に配信決定した。相手役の俳優は今をときめくジャンリンホー(角度によっては若い頃の木村拓哉に似ている)。

がしかし、土壇場になって「テクニカルな問題」で公開が延期。

それ以降、まだ配信日は未定のままだ。
 
ネット上では、真偽不明の噂がうずまく.
 
出演俳優の1人がSNSで遠回しに自国の感染症政策の批判をしたことが問題視されているのではないか、憶測で物を言うな、問題が解決して間もなく配信らしい、それは嘘だ公式は何も言っていない……などなど。
 
確かなことはわからないが、こうしたことが続くと、国(≒党)の方針や規制、ネット世論が表現の場に大きな影響を与えていることを感じずにはいられない。
 
そういえば、最近見たいくつかのドラマが「子はかすがい」を絵にかいたような内容だったり、別のドラマの中で国内の宇宙産業に従事する超人気俳優のヤンヤンがものすごくかっこよかったりすると、サブリミナルなところで少子化対策や国威発揚をしているのだろうか……なんて深読みしたくなるときもある。
 
…って、何が言いたいかというと、上記の2つのドラマを最後まで見られますように。


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