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寝る時に聞くラジオ

朝までぐっすり眠ると、すっきりして気持ち良い。

こんなことはあたり前すぎて改めて思ったことがなかったが、最近はすぐに入眠できても、夜中に目覚めることがある。
原因としては、加齢によるもの、睡眠環境、交感神経の優位
などがあるようだ。
寝る前に飲んだ水が冷たすぎたかもしれない、、
ストレッチをしてないからかも、、
夕方までコーヒーを飲んだな、、
などと考えてまたすぐ眠る場合もあるが、どうしても眠れそうにない時は、ラジオを聞きながら寝落ちを試みる。

布団の中でスマホを見ることはないが、というか最近、周りが暗いとスマホの小さい文字がほとんど見えない。
これが老眼かもしれないとすると、主な理由は加齢かも知れない。
やだな。


●TBSラジオ真空ジェシカ ラジオ父ちゃん
かなり眠れる度 ★★☆
ガクと川北さんの声だけを聞くとすぐに眠くなるほど、ほとんど最後まで聞いたことがなく、おもしろいメールのコーナーにもたどり着けない。
ハガキ職人のレベルが他の芸人のラジオと差がありすぎて、関心してしまう。

●NHK真打ち競演
メンツによっては眠れる度 ★★☆
漫才、漫談、落語の3組が出演する演芸の公開番組。
毎度いろんな地域の市民会館などで収録、公開しているらしく、アナウンサーの司会がいて、冒頭にその市の観光地や特産物などの、ちょっとした情報が入る。
ちなみに一番最近聞いたのは、
俗曲は桧山うめ吉、落語は柳家わさび、春風亭百栄。
うめ吉は女性のかわいらしい声だったので驚いたし、
百栄は「桃太郎後日譚」と昔話をベースにした新作落語で、眠るどころかおもしろおかしな展開で、最後まで聞いてしまった。
登場するのはほとんど知らない落語家ばかりだが、声やリズム、はなしの進め方によっては集中してしまう時もあるし、逆に一瞬で眠ってしまうこともある。好みのあらわれなのかな?
そもそも寝るための道具として聞いている時点でなかなか失礼かもしれないが、地元の市民プラザでも開催されないだろうか?見に行きたい。

●東京ポッド許可局
眠るためのトークではない度 ★★☆
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人の芸人がひっそり始めた雑談するだけの番組が、2008年からずっと続いている。
最近のトピックスは
・自宅のそばにあったら嬉しいチェーン店論
・あの美しい時間はなんだったんだ論
 (レンタルビデオで映画を探した時間、携帯のなかった時代の待ち合わせ場所で人を待つ時間)
・パーフェクトデイズおじさん論

特別なコーナーはなく、リスナーの普段の出来事を募集しているところが、好感だ。メールの宛先に加え「封書の場合はこちらの住所へ」とご案内するところがいいなと思う。
私の周りに東京ポッドのリスナーはいないが、見知らぬ誰かのふつおたを聞くと、番組のファンは確かに存在しているのだ、ととても安心するし、こんなに長く続いていることも嬉しい。
かなり前、番組の本が発売されるにあたり、タイトルロゴデザインを募集してたことがあった。
私は嬉々として、デザイン3案を作成し送ったが、採用には至らなかった。
色々と、そんなに甘くないのだ。

●NHKあとは寝るだけの時間
寝るだけでもない度 ★★☆
又吉直樹、向井慧、児玉智洋、色々な関係性を持ち合わせている3人の、限りなく自然に近い様子を楽しむ番組。
全員トークスキルがあり過ぎて、回しが上手く聞いてて楽しくなってしまうので、自分の眠さによっては眠れなくなる。

●NHKクラシックの庭
寝たい度 ★★★
音だけのオーケストラは、心地よく眠れる。
例えば、交響楽のコンサートでは、演奏者の動きを見るのに忙しい。
ヴァイオリニストを目前で見られる機会は多くないし、プレイヤーの姿はかっこいいものだし、何本ものヴァイオリンの弦が一定の同じ動きをする様子は、見ていてとても気持ち良い。
ところがひとたび目を閉じてしまうと、エアーコンディションされた快適な空間で聞くクラシック音楽をBGMに、最高にぜいたくなお昼寝タイムになる。
座席が布団になっただけで、同じことだ。

月に二度、お寺の座禅会に参加していたことがあった。
早朝、ご本尊の前で静かに座禅を組み、お経を唱えた後、お茶やお菓子を頂きながら中国古典の漢詩や漢文を読み、ご住職の解説を聞く。
たくさんの話しを聞いた中で、印象的なものがある。
私たちの身体は、己の意思とは関係なく心拍は動き、血液が巡り、食べ物を消化し、代謝する。
自分の意思でできること、していることは呼吸のみというものだった。
身体においては、自律神経が自然に作用して調整、というか動いてくれているというか勝手に動いている、与えられたもの。
食欲や、眠りさえも、与えられるから、成すものだということだ。
様々な考え方があるが、私はこの事実がとてもしっくりきた。

つまり、眠りが訪れなかったのは私のせいではないし、それによる会社への遅刻も、私のせいではない。