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音楽のない生活0日目

昨日、なんともレアな落とし方で、airpodsを紛失してしまいました。
大それたタイトルだとは思いつつも、今日からairpodsが見つかるまでの間、電車の中での楽しみになっていたポッドキャストや、好きなアーティストの音楽が聴けない。

奇跡的に見つかることを祈りつつ、せっかくなので、音楽のない生活を綴ってみたいと思います。

本日0日目。
今は電車の中。
乗客者の耳にハメられたイヤホンが羨ましいなぁ、と思いながら、昨日の出来ごとを振り返ってみます。

打ち合わせが終わり、自席へ戻ろうとしたエレベーターの中。
定時を過ぎていたからか、いつもすかすかのエレベーターは退勤の人で埋め尽くされていました。

みんなはグランドフロアに向かう中、私は途中のフロアで降りようと、人をかき分ける。
最後のひとり!と、恰幅のいい男性をかき分けようとしたところ、彼が振り向くタイミングで、私とぶつかってしまい、airpodsが手からこぼれ落ちた。
すると、床に落ちたタイミングで、中身が飛び出してしまい、自由に飛び散る、そして、右耳のairpodが踊るようにエレベーターの溝にカップイン。

『お見事!』とほめている場合ではないのだが、そんなことあるの?!くらい綺麗にバウンドしながら、暗闇に消えていった。
わたしは、ただスローモーションに落ちていくairpodのゆく末を見届けることしかできなかったのですが、今考えれば、例えお行儀が悪くとも、滑稽でも、足を出してみるとか、手を素早く出すとか、あがきをするべきだったなぁと思っています。が、時すでに遅し。

この時は、何が起きたのか理解できず、思考停止してしまった後に、ただただ悲しいという感情が湧き上がってきました。

ぶつかった彼を責めることもできないし、むしろ不安定な持ち方をしていた自分が悪い気さえしてしまう。

悲しい、悲しいエピソードを複数の友人に話すと、『希望を捨てるな!』といったメッセージがいくつも送られてきました。
エレベーターの点検時に見つかるかもしれないし、appleの保証に入っていたら、通常よりお手頃な価格で購入できるかもしれない、など、色々とアドバイスをしてくれた。

そうだ、無くした場所は分かってるし、総務の人によると、次回のエレベーター点検は幸いにして来週。
そして、appleの保証だって、奇跡的に今月末まで有効だということが分かり、失敗してもなんとかリカバリーはできる、そして最後まで粘り強く諦めない姿勢が大切、そんなことを学んだ一日だった。

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