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10万円、何度も申請できちゃう?本末転倒のオンライン

>全国すべての人に一律10万円を配る「特別定額給付金」のオンライン申請をめぐり、窓口となる市区町村で混乱が起きている。想定していなかった膨大な確認作業に職員が追われているためだ。政府は郵送よりオンラインでの申請を推奨するが、自治体トップからは「郵送申請よりかえって手間がかかり、本末転倒だ」との声も上がる。

■「内容に誤り多い」

オンライン申請は、内閣府が運営する「マイナポータル」サイト内にある給付金用の申請ページを通じて、自分が暮らす自治体に世帯ごとに申し込む仕組みだ。申請の際には世帯主の本人確認のためにマイナンバーカードが必要で、世帯主以外の家族の名前は申請者が直接入力する。

東京都内で最多の約92万人が住む世田谷区では、2日にオンライン申請を始めた。申し込みは殺到し、11日現在で申請は2万4千件に達している。

「申請内容に誤りが多い」。受け付けを始めてまもなく、給付を担当する区職員の間でそんな声が出始めた。

マイナポータルでの申請データを確認すると、1人で複数回申請したり、家族の情報を誤って入力していたりしても、受け付けられてしまうことが分かった。そのまま給付すると過払いになりかねない。

対象者に正しく支給するには、世帯情報をまとめる住民基本台帳ネットワークの情報と申請時に入力された情報との照合が必要だ。世帯情報は自治体だけが持っているため、申請内容が正しいかどうか、職員が1件ずつ確認している。区は担当する職員を急きょ増やして対応する計画だが、郵送申請以上に時間と手間がかかり、郵送よりも給付が遅れる恐れもあるという。

保坂展人区長は「人海戦術による突合(とつごう)(照合)で苦慮している。電子申請のほうが郵送申請の処理より何倍も手間がかかるという本末転倒の状態。自治体の現場をまったく踏まえない仕組みだ」と嘆く。

人口約74万人の大田区でも同様だ。

給付金は世帯ごとに世帯主が申請するルールだが、別世帯の祖父母の分まで合わせて申し込む間違いなどが目立つという。手続き完了を知らせるメールが、「迷惑メール」に分類されて申請者が気付かず、区に問い合わせるといった別のトラブルも続き、職員が対応に忙殺されている。

(朝日新聞)


特別定額給付金ですが、いつ書類が届くかわからない郵送申請よりも、オンライン申請の方が手っ取り早いと思って、この前試してみました。

自分が超パソコンオンチでカードリーダーが使えるかどうかもわからないまま、画面に従って入力していきました。

ところが、途中で世帯主を登録しないといけないことに気付きました。
我が家で世帯主は母です。

もう一度やり直し。

母の名前を入力しようとして、こりゃダメだ・・・

母の名前に使われている漢字は一般家庭にあるパソコンの日本語入力システムでは出ない旧字体なのです。

母の名前が入力できるところは役所、金融機関の中ではゆうちょ銀行、一部の病院と薬局ぐらいです。

生まれたときからこの名前を親から授かった母にはなんら責任はありません。

というわけで、我が家は郵送申請にしました。
書類に手書きなら、母が自分の名前を正確に書くことができます。

それにしても、10万円早く欲しい!


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