神戸西署長と副署長がコロナ感染 幹部らの歓迎会に参加

兵庫県警は13日、神戸西署の署長と副署長の2人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表した。これまで署幹部や署員計8人の感染が確認されており、同署の感染者は計10人になった。署長と副署長を含む幹部署員7人は3月27日夜、署の近くで飲み会を開いており、このうち5人が感染したことになる。

幹部署員が参加した飲み会は、前日の3月26日付の人事異動発令を受け、新たに着任した署長らの歓迎会だったという。兵庫県の井戸敏三知事は同19日、不要不急の外出や会合の自粛を県民に呼びかけていた。

同署では、4月7日に50代の警視の感染が初めて確認され、濃厚接触の恐れがある署員約120人が自宅待機になっている。同署庁舎への利用者の出入りを禁じ、運転免許証の住所変更などは署の庁舎外で受け付けている。

署長と副署長の感染を受け、加藤晃久本部長は13日午前11時過ぎから記者会見した。署のトップ2人が感染していたことを受け、「120人の応援態勢で初動対応や相談に当たっている。引き続き市民の方々に安心してもらえるよう努める」と話した。

(朝日新聞)

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