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SOUND OF WHISKY VOL.24 TENDREお勧めの楽曲とウイスキー

【第100夜 KissFM オリジナルの樽ウイスキー】

本日もはじまりました、サウンドオブウイスキー。
この番組は、私、TENDREがKiss FM KOBEのスタジオからお送り致します。

なんと本日で100回目の放送となります! いや~めでたーい。100回ってなかなか経てきてる感じしますけど、2021年4月にこの番組がスタートして、丸2年ということで、これまで紹介してきたウイスキーは全部で92 本、多いですね!そしてそのウイスキーに合う僕が選んだ曲は195曲あるっていうことで、歴史を意外と刻んできたというんですかね、すごくありがたい回となるわけです、この100回目。

そんな100回目という記念すべき回なので、今回はスペシャルにお届けしていきたいと思います。いつもと録る環境が若干違うんです。今日は会議室からスタートしてるんですけども、会議室に僕が入り時間に入って、一番最初に驚いたのが、今僕のこの左手にあるんですけど、KissFMのロゴが入った樽がドーンと置いてあるんですよ。音声だけだと伝わらないんですけど、たくさん蒸溜所の話とかをしてきましたけど、 そういったところでウイスキーが納められているこの樽が『KissFM the wonderful station』というロゴと共に鎮座してるものがあるわけです。

本日の100回記念は、六甲山蒸留所から提供して頂いた【KissFM オリジナルの樽ウイスキー】をレポートする回ということでスタートしたいと思います。
せっかく樽置いてあるので、樽出しのウイスキーが飲めるっていうことですから、そんなウイスキーをご紹介していこうと思います。

その前に、少しこのオリジナル樽についてご紹介させて頂こうかなと思います。

今私が左手で触っているんですけど、この樽はアメリカンホワイトオークの新樽。中には100Lの原酒が入っております。

【六甲山蒸留所】が厳選した「スコットランド産ピュアモルトウイスキー」が入っている、 とのことです。
まさに入れたてというところなんですが、すでに原酒は熟成されているものなんですけど、この樽でさらに数ヶ月時間をかけて、オリジナルに育てていく。こうすることで味の変化を楽しめるということが当然出てくるわけですが、本来は1、2か月くらいで、この樽の個性が出てきて、味に段々変化が出てくるそうなんですが、今日は初期段階、入れたてのウイスキーを、ちょっと頂いてみようと思います。

さぁ!ということで今私は樽の右側に立っているというところで、さっそく試飲をしていきたいのですが、音声のみでお伝えすると、私はまず右手に小槌、小さい木のトンカチを持っていて、この樽の上の部分に当然お酒を注ぐための穴が空いてるんですが、この木製のコルクみたいなものが刺さっているので、それを小槌で叩いて、まず開けていくというところからスタートです。

【コルク開け中(コンコンコンコン)】穴を覗けばなみなみに注がれたウイスキーがあるわけですが、さっそくこれをバリンチという金属製のストローみたいな物があって、かなり長いのですが、僕の腕の長さくらいはあるんですけど、これに穴が開いてるので、上の部分に差し込んで指で穴を塞ぐと少しだけウイスキーが上に入ってくるっていう原理で、今さっそく入れました。これを小瓶に入れていきましょう。この緊張の一瞬ね。ほんとに緊張する。ボトルから注ぐものではなくて、樽から注ぐってなかなか人生でないですよね。
わぁすごい綺麗な琥珀色!酒好きにはたまらない時間なんでしょう、これは。じゃあ小瓶に入ったこのウイスキーをさっそく頂いてみようと思います!

ということで、スタジオに戻ってまいりました。先程小瓶に入れた原酒というのか樽から直接入れたものをさっそく頂いてみようかと思います!
こちらストレートとハイボールで試してみようかなと思います。まずはストレートで。
【香り嗅ぎ中】香り自体はすっきりしてるんですけど、比較的甘さを程よく感じられるような優しい甘みの感じがしますね。じゃあ頂きます。
【試飲中】うわぁ、すごい!飲んだ瞬間にアーモンドのような香ばしさがっていう説明があるんですけど、ほんとそのまんま、口の中に一気に香ばしさがブワァっと広がるような印象がありますね。すご!こんなに大胆に広がるものなのか。その香ばしさが口の中にワッと広がった後に少し柑橘系、ちょっとすっきりとしたような印象が最後味を締めてくれるような、香ばしさとすっきり感と、だけど後味にちょっとだけ残る甘みっていうのが、すごい心地いいですね。元々の「アメリカンホワイトオーク」の特徴もありますけれども、これが時間を掛けてさらに味がくっきりしてくるというのか、どんどん味わいが変わってくるでしょうから、こちらハイボールでも頂いてみようかなと思います。

100回目ですからね、多少の酒飲み感は出てきますよね。
【試飲中】ああ~いいですね。ストレートで飲んだ時にダイレクトに伝わってくる口の中にブワァっと広がる香ばしさがあったんですけど、ハイボールで飲むとそこの良さもちゃんと残りつつ、全体的にやっぱり飲みやすくなってくるので、いいものは残りながらもすっきりとした味わいを醸し出してくれるのが、またハイボールの良さなのかなというところで頂いてみました。

ちなみに「アメリカンホワイトオーク」という、このオリジナルの樽に使われている木材は、 木材自体がバニラやはちみつ、青りんごなどの爽やかなフルーティーさを、ウイスキーに与えてくれるということだそうです。

時間を掛けることにどんどん熟成されて、ウイスキーの特徴だったり良さがどんどん引き伸びてくるようなことだと思うので、1、2ヶ月どんな変化をみせてくれるのか私たちみんなで見守っていきたいと思います。
ウイスキーが好きな人からしたら、これは最高の贅沢なんじゃないかなというところですね。

さすが100 回目ということで、樽も出てきましたからスペシャル感が非常にありますが、ならば、私からもひとつこんな曲をキスナーの皆さんにお送りしたいと思います。
お聴きください。

ありがとうございます!「DOCUMENT」という曲でございました。

サウンドオブウイスキー、これからもどうぞよろしくお願い致します!
それではTENDREでした。

【第101夜 六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】

ということで、3月11日ですか。3月!
2月ってそもそも日が短いので、あっという間ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
もう春にだいぶ近づいているかなというところだと思うのですが、比較的僕の体感でしかないんですけど、今年の冬はわりと短かったかなという。当然寒い時期続きましたし、地域によって寒さ違うでしょうけれども、僕が東京にいた体感だと、もっと2月とか3月ってまだまだ凍えてたなとか、そんな思い出があったので比較的今年は2023年に入ってから過ごしやすい気はするんですけど、春ですから出掛けたくなる季節にもなりますし、ちょうど僕が活動5年目というところで4月にワンマンがあるんですけど、その準備だったり、春の支度をする楽しみが色々増えてきた、そんな最中でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。この曲は前にもチョロっと話したか覚えてないんですけど、制作やっていると昔自分が好きだった曲を色々思い返しながら聴くっていうことが多々あるんですけど、例えば高校時代に聴いていた曲とか大学時代に聴いていた曲とか、はたまた両親が好きだった曲とか色々聴き返す機会があるんですね、僕は。そういう時にそういえば最近聴いてなかったけど、この人のバイブスだったり、音楽だったり、作るものだったり、パッションがすごい好きだなって思い返した、そんなアーティストがいましたので、久々に皆さんにもお届けしたいなと思います。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。
ベン・フォールズ・ファイヴで「セルフレス、コールド・アンド・コンポーズド」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲する、というコーナーです。

前回は、六甲山蒸留所から提供いただいた「KissFM オリジナル樽ウイスキー」をご紹介しましたが、レポート方式でご紹介したんですけれども、今月はその流れをくみまして、【六甲山蒸留所のウイスキー】をテーマにお送りしたいと思います。

色んな国のウイスキーご紹介してきましたけど、ここにきてジャパン。六甲山蒸留所。
なんか立ち返りというのか戻ってきた感じがします。
ちなみに以前ロケに行かせて頂いたことがあったんですけども、それが2021年11月末でした。なんか思い返せば約2年前かって歴史をちょっと感じるところもありますが、本日もご紹介していこうと思います。

本日のウイスキーは、こちらです。
【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】。

2021年7月、神戸市灘区の六甲山でスタートした「六甲山蒸留所」。
蒸留所の標高は、約800mです。

美しい山間を流れる小川や滝の水が、地層深くに染み込み、清らかに、そして、やわらかに磨き上げられる六甲山系の水。

まさにウイスキーの源である「水」にこだわり続ける「六甲山蒸留所」から2022年8月に発売されたのが、【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】です。

厳選したスコットランド産のモルト原酒を、「ミズナラの樽」で追熟し、六甲山の天然水を加えて、味わいを調整しています。
追熟ってなかなか使わないですね。意外と初めて使った言葉かも。

この「ミズナラの樽」は、日本に多く自生している「ミズナラ」を使用した樽です。
独特の香りがあり、古来より床材や家具、船の材料にも使われています。

「ミズナラ」は熟成を重ねると、白檀や伽羅を想わせる独特でオリエンタルな香りになっていきます。

麦芽の甘みとコク、そして、ミズナラ由来のオリエンタルな伽羅香を楽しめる、ノンピートタイプのピュアモルトウイスキーです。

そんな【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】、
おすすめの飲み方は、ストレートです。ミズナラの香りを最大限、楽しめます。
また、ハイボールでも引き立つミズナラの香りを感じることができます。

今日はせっかくなのでストレートで頂いてみたいと思うのですが、六甲山のこのパッケージがシンプルでかっこいいんですよね。ロゴの力強さもあるんですけど、いつもより縦長というのかちょっと量も変わってるんでしょうね。水楢の高級感もあるんだけどシンプルというボトルのデザイン、非常にかっこいいです!

六甲山そもそも前もウイスキー頂いているんですけど、燻製というんですかね、香ばしさっていうのがすごいあるので、この水楢がどんな感じなんでしょうね。
【香り嗅ぎ中】おお~(笑)。また全然キャラクターが違いますね。はいはいはい。
比較的すっきりはしてるんですけど、この香りの時点ですごい柔らかさを感じるというのか、クドさがなく、スーッと甘さが芳しく鼻に入ってくるような印象があります。
【試飲中】うわぁ!!なるほどですね。でもほんといい水を使ってるっていうところがいいんでしょうけど、飲んだ時の心地よさというのがとにかく六甲山はありますね。その心地よさ、透明感というんですかね、これは。透明感の中に感じる香ばしさだったり、この伽羅香というのがこういうものなのかと非常に勉強になるんですけども、味わい深い香ばしさみたいなものが口の中に程よく残るんですけども、それが甘さというよりか上品なものを頂いているような感覚が非常にあるので、ほんとにストレートで飲むのがすごいいいんじゃないかなと思います。ハイボールも美味しいでしょうけど、ストレートで飲んでも強すぎるということはなくて、比較的誰でも心地よく飲める味わいになってるんじゃないかなと思うので、ぜひストレートで試して頂けたらいいんじゃないかなと思います。

そんな【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】どんな曲が合うのかっていうところで、色々考えてたんですけども、この心地よさだったり、オリエンタルっていうワードも僕の中で引っかかっていて、ずっと聴いていて心地よくなってしまう声だったり、音像、そういったものって何だろうと思った時、単純にオリエンタルに向かうよりは、近年ローファイミュージックっていうジャンルもひとつあるんですけど、ローファイヒップホップとか、そういったずっと聴いていられる心地よさとその中に感じる異国の雰囲気だったりとか、そんなイメージに合う曲があったので、さっそくご紹介してみようと思います。
私が選んだのはこの曲です。Bruno Berleで「Quero Dizer(feat.batata boy)」。

お聴き頂きましたBruno Berle「Quero Dizer(feat.batata boy)」。これ日本語の発音だとどう読むんだろう?「クエロジゼー」かな?というとこでご紹介させてもらいました。このBruno Berleというアーティストは聴いて頂いた感じ、かなり面白いサウンドだったり、なんせブラジルのシンガーソングライターでマルチ奏者ということで、なかなか聴き慣れない言葉も入ってくるんですけど、その言葉の響きも人懐っこさがあったりとか、だけど全体を通したちょっとスモーキーな感じっていうんですかね、それがずっと聴いていて、心地よいちょっと浸っていたいってところが、ある種のオリエンタルとして今回のピュアモルトウイスキー水楢とリンクするところを逆に見出だせるような気がしたところで今回敢えて選んでみました。いわゆる典型的なオリエンタルというよりかは意外とこういう角度でもオリエンタルさを見出だせるんだなっていうところを自分的にいい発見かなと思ったところで選ばせてもらいました。いかがだったでしょうか。

ここでキスナーさんからのメッセージ頂いておりますのでご紹介しようと思います。
Kissネームとろりんさん『太朗さんこんばんは。2023年3月4日、第100夜の放送おめでとうございます!毎週、太朗さんの声が聞けるなんて、こんな嬉しいことはありません。そして、選曲も自分の知らない世界を教えてもらっているようで、とても楽しいです。』
先週無事100回目を迎えられたというところでありがとうございます!
僕もまさか100回目にいくとは思ってなかった(笑)。思ってなかったと言ったらなんか変な話ですけど。3桁ってなかなか、なし得る数でもないと思うので、僕が聴いている曲だったり、皆さんが当然知っている曲もその中にたくさんあると思うんですけど、いい発見をウイスキーと共にしていければいいかなと。僕自身もウイスキーとこの音楽の融合というところで色んな発見が出来ているので、引き続きこの番組で色んな発見をリスナーの皆さんと一緒に、そして番組のスタッフと一緒に作っていけたらいいかなというふうに思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

ライブも少しずつ春先も決まってきてるんですが、まずは4月16日東京になるんですけども、人見記念講堂という三軒茶屋にある、昭和女子大の中にあるホールなんですが、5周年記念のワンマンをやるので、ぜひそちら遊びに来て頂けたらなと思います。
春もたくさんライブ楽しんでいきましょう。
それではTENDREでした。

【第102夜 六甲山ピュアモルトウイスキー水楢ピーテッド】

3/18、日付が変わって3/19 は、「ミュージックの日」になるらしいですね(笑)
3でミュー、ジックで19、なるほどね。ミュージックの日ということになるらしいんですけども、『もしこの世からミュージックがなかったら、TENDREさんは何をしてますか?』
皆さんどうですか?ミュージックがなかったら、いや~考えたこともなくはないですけども、ミュージックなかったら、何をやってるかってことなんでしょうね、きっとね。
音楽という生業をもって今人生を生きてるわけですけど、たぶん作ること自体はすごく好きではあるので、そういった仕事をしてるのかなぁって思ったりもしますね。それこそ昔は珈琲屋で働いてたとか、そういうのもあったんで、例えばお店を作るだったりとか、それこそ物を作るだったりとか空間作りとか、そんなことを仕事にしてたのかなぁとか、そんな妄想は何回かしてたことはありますけど、でもやっぱりミュージックがなかったらなんて考えられないですよ。音楽があってこその、この番組だと思うので、そんな感じでやっていきたいと思います!

そんなこの番組のテーマは、【ウイスキーと無くしてはならない音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。最近僕が気に入ってよく聴いている、Spotifyとかサブスクで見つけたアーティストがいて、聴き心地の良いポップなんだけれども、サウンド自体はすごい気持ちいいっていうAaron Childsというアーティストがいるんですけども、2018年にたしかi-phoneのCMで曲が使われてたとかそういうところで広がって、ほんと次世代型のシンガーソングライターでぜひ聴いて頂けたらと思います。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。Aaron Childsで「Peach」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲する、というコーナーです。

今月は【六甲山蒸留所のウイスキー】をテーマにお送りしております。
神戸は山も海も近いのが特徴的だと思いますけれども、『TENDREさんは山、海、どっち派ですか?』いや~、どうなんだろうな。でもどちらかというと山派なのかもしれないですね。
まぁ音楽やっているので。っていう冗談は置いときましょう。

本日のウイスキーは、こちらです。
【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢ピーテッド】。

水楢という言葉前回も出てきました。
前回ご紹介した、【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢】のピーテッドタイプですね。

本日はまず「六甲山の水」について触れつつ、ウイスキーをご紹介していければと思います。

蒸溜所がある六甲山は、主に花崗岩で構成されていて、この厚い花崗岩を通過することで、水は濾過され、磨き上げられていきます。

腐敗の原因となる有機物が取り除かれるだけでなく、適度にカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が溶け込むことで、柔らかな味わいのミネラルバランスにすぐれた水となります。

幕末の開港以来、港湾都市として繁栄した神戸。
神戸の港についた外国船は、給水のためにこぞって六甲山に向かったと言われています。
「六甲の水」は、赤道をこえても腐らず、おいしさが変わらないため、世界中の船乗りから「世界一の水」として称えられていたそうです。すごいですね!

そんな六甲山の水とミズナラの樽から生み出されたのが
【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢ピーテッド】。

厳選したスコットランド産のピーテッドモルト原酒を、ミズナラ樽で追熟し、六甲山の天然水を加え、味わいを調整。

ニッキのような甘い風味、ミズナラ由来の白檀香、ほんのり感じるピートの香り、まさに凛とした寺院の空気を思わせる余韻が特徴的なピーテッドタイプのピュアモルトウイスキーです。

おすすめの飲み方はミズナラの香りとピート香がバランスよく感じられる、ストレートがおすすめです。

ということでさっそく頂いてみようかと思います。
ボトルは前回ご紹介した水楢とほぼほぼ一緒で、ここにピーテッドっていう文字が刻まれてるくらいの違いですが、どういう変化が出てくるんでしょうか。
さっそく香りから確かめたいと思います。
【香り嗅ぎ中】あ~でも、なるほど!もちろんキャラクターは同じなんですけど、より濃密さを増した香りが鼻の中に広がるような、前回のオリエンタルさだったりとかそういったワードが出てきたんですけど、より香りが濃厚な印象になったような気がします。
さっそく頂いてみようと思います。
【試飲中】あ~なんかやっぱ水の良さっていうものだったりとか、そこは前回ご紹介したものと同じなんですけど、前回のものより後味に一瞬現れる甘みがすごい特徴的というんですかね、ほんとに一瞬だけ後味に甘みが出てくるので、飲んだ後の心地よさっていうものは残るんですけども、この寺院の空気を思わせる余韻ってのもまた面白い表現で、それがまさに一瞬だけ現れる甘さだったりとか、その甘さもきっと、例えばお香の香りの中にある甘さみたいなものだったりとか、一瞬感じられる甘さが心地いい印象がありました。
いや、これはいいですね。すごく上品な印象を非常に感じたような気がします。

そんな【六甲山ピュアモルトウイスキー水楢ピーテッド】どんな曲を充てがっていこうかってとこで考えたんですけども、この独特の甘さは甘さでも奥ゆかしい甘さっていうものが非常にあって、甘さというものも色んな表現があると思うんですけど、スイーツのような甘さなのか、どこか切ない中に感じる甘さなのか、僕はどちらかというと後者の印象をすごく感じたので、そんな印象に近い曲を今回選んでみました。飲みながら浸りながらというような曲なんじゃないかなというところでさっそくご紹介したいと思います。
私が選んだのはこの曲です。Jojiで「Glimpse of Us」。

お届けしたのはJoji「Glimpse of Us」という曲でした。非常に切ない曲というんですかね。
Jojiというシンガー僕はすごい好きで、88risingという海外のクルーがいるんですけど、その中の1人なのかな?Jojiは元々生まれは大阪で、育ちはアメリカの方なんですけど、妖艶な歌声の中に感じる甘さだったり、奥ゆかしさというものが非常に何か近い印象を感じたんですよね。今回の六甲山水楢をご紹介して、ピーテッドというこのバージョンを飲んだ時に形容し難いんだけど、その中に一瞬感じる甘さというのか歓びというのか、そういったものをすごい感じられた非常に奥行きのあるウイスキーだなということを思ったので、このJojiの曲然り、彼の歌声にもシンクロするかなというところで選ばせて頂きました。ぜひ歌詞の意味なんかも読み解きながら、水楢ピーテッド飲みつつ、余韻というのかこのムードに浸って頂けたら非常にいいんじゃないかなというところでご紹介しました!
いかがだったでしょうか。

今週もキスナーの皆さんからのメッセージご紹介していこうと思います。
Kissネームミチヨさん『土曜日の夜の癒やしの時間をいつもありがとうございます。ウイスキー、太朗さんが紹介してくれる音楽、未知の世界を教えてくれるこの番組が200回、300回その先も続いてくれたらいいなぁと思います。』
こちらこそありがとうございます。200回ってことは、あと約2年後ってことですかね?大変ですね、ハッハッハッハッ(笑)。非常にありがたいことで、今月の3月4日に100回目を迎えたというところで、その余韻もまだまだありますが、200回に向けてなのか、300回に向けてなのか、引き続き色んなウイスキーをご紹介しながら、皆さんの音楽の探究の手伝いを出来たらいいかなと思いますので、ミチヨさんはじめ、リスナーの皆さんこれからもよろしくお願い致します。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を引き続き募集しています。
ぜひメッセージで教えてください。リクエスト曲が採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDREの直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。
キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にありますSound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」からあなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。

3月19日ミュージックの日という話も冒頭にありましたが、そんなミュージック僕にとっては毎日がミュージックの日みたいなものなので、この春先色んなフェスだったり、5年目を記念したTENDREの東京でのワンマンもありますので、引き続き春を楽しみにしながら頑張っていこうと思います。番組共々よろしくお願い致します。
それではTENDREでした。

【第103夜 六甲山ピュアモルトウイスキー杉樽フィニッシュ】

3月25日、出会いと別れの季節ですね。
『TENDREさんは卒業したいor卒業したことありますか?』
なんでしょうね?夜食卒業したかな…。というのは、ミュージシャン家系で両親がジャズのミュージシャンをやってるんですけども、僕が高校生とかくらいですかね、それくらいの時期は夜中の12時くらいに両親が帰ってきて、姉と両親2人、僕で夜中1時に「いただきま~す」みたいな感じで過ごすこととかもあったんで、いかんせん夜行型、夜行性の家系で生きてきたんですけど、制作とかもやってると口寂しいというとこでなんか食べてしまう時も昔あったんですけど、最近はなるべくこの時間以降は食べないようにしようとかっていう習慣をつけるようになってきて、なんだかんだ5年くらいはそういう習慣がだいぶ染み付いてきたかなというとこなんですけど、でも夜食って旨いんですよね。飲んだ後のアレとかもそうじゃないですか、ラーメンとか。もうよだれを垂らしながらいいなぁと思いつつ、ちょっと卒業というんですかね、ほぼ卒業したっていうところで、そんな卒業もありつつ、色んな卒業きっと皆さんあると思いますが、夜食はほどほどにというところで、今回もやっていこうと思います。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。Ryohuという非常に仲のいいラッパーの友達がいるんですが、Ryohuからリンクがポンっと送られてきて、『このアーティストめっちゃいいよ』と教えてくれた1人のアーティストがいるんですが、UKのシンガーなんですね。女性のシンガーで、ラップとかもするし、だけどキャッチーな曲も歌うし、送ってもらった曲がめちゃくちゃ良かったというところで、ちょっと多幸感もあるんですけど、『いい感じだよ~』といいバイブスを届けてくれるような、そんな曲をこの夜にぜひご紹介したいなというふうに思います。ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。RAYEで「Worth It.」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲する、というコーナーです。

今月は、【六甲山蒸留所のウイスキー】をテーマにお送りしてまいりました。
Sound of Whisky、シーズン2を締めくくるのは どんなウイスキーでしょうか。
そうか!今日の放送回で丸2年が経過したということで、それゆえのシーズン2ということでありがとうございます!

本日のウイスキーは、こちら。
【六甲山ピュアモルトウイスキー杉樽フィニッシュ】。

さぁさぁさぁ水楢ときて、ピーテッドときて、杉樽。
これはまたジャパニーズな感じがしますね。ではさっそく詳しくみていきましょう。

百万年前に生まれた名峰、六甲山。六甲山の水と森の澄んだ空気に加えて、ほどよく霧がかかる湿度もあるため、六甲山は、ウイスキーを熟成するには最適な環境となっています。

しかし、この六甲山の恩恵を受けているのは六甲山蒸溜所だけではありません。

創業360年を誇る、灘の名門「菊正宗酒造」も六甲山に抱かれ、良い水と米に恵まれた灘の酒をつくり続けています。

菊正宗を代表する製品のひとつ「樽酒」は、日本酒の原酒を杉の樽に詰め、吉野杉の香りが程よくお酒に移る頃に瓶詰めをした商品です。

その「樽酒」に使われた杉樽を使用したのが【六甲山ピュアモルトウイスキー杉樽フィニッシュ】です。

最高品質の吉野杉の樽へ、厳選した「3年物のスコットランド産モルト原酒」を充填し、六甲山で約2ケ月追熟。2022年12月に数量限定で発売されました。

江戸時代から続く、伝統的な生酛造りで仕込まれた清酒の味わいと、すがすがしい杉樽の香りを楽しんでいただくため、加水調整や冷却濾過は行っていません。

吉野杉の香り、あんずやドライフルーツ、蜂蜜を思わせる味わい、清酒由来のフルーティーな余韻を楽しめるウイスキーとなっています 。

そんな【六甲山ピュアモルトウイスキー杉樽フィニッシュ】、
おすすめの飲み方は香りを存分に楽しめるストレートです。

香りから失礼します。
【香り嗅ぎ中】おお~、えっ!?不思議。何て言うんだろう、たしかに温もりというのか樽から現れてるものなんでしょうかね、杉の香りみたいなのがブワッと香ってくるんですけど、甘さとかそういうものというよりは、食事の香りがするんじゃないかくらいのすごい面白い香りがします。
【試飲中】うわぁすごい、全然違う。うわっ!杉の香りすごいですね、これ。
えーうわぁでもすごいですね。パンチが効いてる中に杉の心地良さだったりとか、これは日本酒✕ウイスキーってこういうことなのかっていう、お互いの相乗効果を見出しながらも杉だったり、ドライフルーツ、あんずだったりもそうですけど、そういったお互いの良さをいい具合に全面に出し合ってる感じがおもしろいですね。ぜひストレートで楽しんで頂けたらいいんじゃないかなというふうに思いました。

いや、これはなかなかすごい、ちょっと変な言い方になっちゃうんですけど、ある種のアベンジャーズ感があるというんですかね、『俺だ俺だ!』っていう感じはあるんですけど、その中でちゃんとお互いが手を取ってる感じが印象的で、でもその中でひとつの味としてまとめ上げるのであれば、こういったアーティストの雰囲気を僕はなんとなく印象として受けたっていうシンガーがいて、トータルの味として、アベンジャーズ感ということを抜きにしたら、飛び込んでくるインパクトはあるんですけど、その中に香る杉の香りの心地よさだったりとか、それを歌声として僕は例えて、こんなアーティストをご紹介してみようかなと思います。私が選んだのはこの曲です。Sydで「Insecurities」。

お聴き頂きましたSydで「Insecurities」という曲でした。Sydというアーティスト皆さんご存知ですかね。The Internetという海外のバンドがいるんですけど、そのボーカリストがソロ名義で出している曲が「Insecurities」という曲で、僕としてはちょっと近い印象があったんですよね。さっきお話した菊正宗と六甲山蒸溜所のコラボのこのアベンジャーズ感ってとこも色んな例えを作りやすいかなという気はしたんですけど、この1杯のお酒としての印象の中でSydの作る曲だったりとかThe Internetもそうなんですけど、曲のパンチはやっぱ強いんですけど、その中に感じる歌の心地よさだったりとか切なさだったりとか色んなメッセージというのが垣間見えてくるので、今回の菊正宗と六甲山という掛け合わさった中にも、それをバンドとして捉えるのであれば、そのバンドだったり、ミュージシャンが掛け合わさって作った中に残した一滴のコアな部分、歌声だったり、伝えたかったものだったりっていうのを非常に感じたというのか、それが今回ご紹介したウイスキーの杉の香りだったりというところに例えられるのかもしれないですけど、そういった身勝手ながらエモーショナルな感情を抱きまして、これはほんとに音楽も『ライブで観た方がいいよ!』みたいな感覚でストレートで飲むのが一番いいんじゃないかなというところで、敢えてのSydというボーカリストという例えを持って、ご紹介させて頂きました。
でもこれは色んなウイスキーご紹介しましたけど、どのウイスキーもそうなんですけど、『ちょっと一回飲んでみな』というような印象を受けたので、ぜひお試し頂けたらなというふうに思います。

さて、ここで皆さんにお知らせがございまして、3月入りまして放送100回目を迎えたりなどしましたが、シーズン2などの話もしましたが、この度、4月番組が継続することが決定しました!「Sound of Whisky」2021年からスタートしましたが、引き続き2023年4月からも同じくこの番組継続してお送りしていきたいなというところでございます。
僕もどういう感じになるかなとドキドキしていた部分もあるんですけど、スタッフの方から「番組継続です!」というお話を頂いた時には非常にありがたい気持ちになったというんですか、僕自身もすごい勉強になることも多いですし、ウイスキーを通して音楽の聴き方だったりとか色々皆さんと模索をしていけたらいいかなというふうに思っております。
この「Sound of Whisky」初めて聴く方もここまで聴いてくださってる方、色んな方いらっしゃるでしょうが、ぜひこれを機会にウイスキーと音楽お互いに造詣を深めていけたらいいんじゃないかなと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

さぁ続いてしまうからには200回目目指して頑張っていこうと思います!
引き続きどうぞ今年もよろしくお願い致します。
それではTENDREでした。

■Kiss FM「Sound of Whisky supported by 元町WHISKY」
OA 毎週土曜 24時~24時15分

■元町WHISKY


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