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SOUND OF WHISKY VOL.23 TENDREお勧めの楽曲とウイスキー

【第96夜 ザ・グレンロセス セレクトリザーブ】

本日もはじまりました、サウンドオブウイスキー。
この番組は、私、TENDREがKiss FM KOBEのスタジオからお送り致します。

2月4日寒いんじゃないですか?冬っていうのはいつも思いますけど、ほんとに長いもので皆さんも風邪など引いてないですかね?2月4日というのは立春ですね。その前日は「節分」とされてるわけですよね。暦上はまさに今、季節の変わり目ということで、『節分の思い出は?』と書いてあるんですね(笑)。節分の思い出は、小さい頃には父親が鬼代わりになって、豆を撒き散らすっていうのは月並みにやっておりました。『豆を撒くのは楽しいですけど、掃除するのいやですよね』って書いてありますが、たしかにやっている最中は何も考えてないんですけども、でも僕大人になってきて、掃除するのが好きになってきたところもあるのと、あと姪っ子が4人いるんですね。4人もいると僕が投げつけられる鬼になってくるわけなんですよ大人になって。それを元気よく投げつけられては鬼が後で片付けるっていう、その様をなんとなく大人になった今だからこそ、ちょっと楽しんでる自分もいるのかなぁという、そんな節分の思い出でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。今日の1曲目は久々に聴いたなという曲だったんですけど、マルチプレイヤーと僕も称されることはあるんですが、マルチインストゥルメンタリスト、色んな楽器を自分で演奏して、自分で楽曲を作るっていう、そういう方のことを言うんですけど、アメリカのマルチインストゥルメンタリスト、エスペランサ・スポルディングというアーティストがいて、ウッドベースを弾いている女性の写真が象徴的になっているんですけど、その方の曲、毎回結構不思議な曲が多くて、ウイスキーを噛み締めながら音楽を頭の中で紐解いてくみたいな、そういった時間にぴったりなんじゃないかなというところで選んでみました。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。
エスペランサ・スポルディングで「You Have to Dance」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。

2月になりましたので、新たなテーマでお送りしたいと思います。
今月のテーマは、【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】です。

ブレンデッドウイスキーは、数十種類の「シングルモルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」をブレンドして作られます。

ブレンデッドウイスキーの味の中核をになうシングルモルトを 「キーモルト」と呼び、今月はその「キーモルト」となるウイスキーをご紹介していきます。

では、【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】。
いってみましょう。

本日のウイスキーは、こちら。
【ザ・グレンロセス セレクトリザーブ】。

スコットランド・スペイサイド地方で生産されているシングルモルト【グレンロセス】。

グレンロセスは 以前、番組でも紹介したことのある「カティサーク」のキーモルトとしても有名で、現在は生産量の95%がブレンド用に出荷されるといいます。

1878年に創業した、グレンロセス蒸留所。
創業当初には、資金援助を受けていた銀行の倒産や、度重なる火災など、苦難の歴史をたどることになりますが、ウイスキー自体は早くから高い評価を得ていました。

【ザ・グレンロセス セレクトリザーブ】は、グレンロセスとして、初のノン・ヴィンテージウイスキー。
ノン・ヴィンテージとは「何年」とかの表記がないものですね。

熟した果実の味わい、柑橘系やバニラの香り、そしてスパイシーなフィニッシュなど、複雑な風味をしっかり味わえるウイスキーです。

おススメの飲み方は、ストレート。優しくまったりとした味わいを楽しめます。

今回は試飲がないんですけど、この熟した果実の味わいだったり、スパイシーなフィニッシュっていうところで、音楽に共通するものもきっとあるんじゃないかなと。
成熟した声の印象だったりとか、スパイシーなフィニッシュっていうのは声の余韻とかもきっとあると思うので、さっそくこの【グレンロセス】に合う音楽を私見つけてきましたのでご紹介しようかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Theo Katzmanで「Lily of Casablanca」。

お聴き頂きましたTheo Katzmanで「Lily of Casablanca」という曲でした。
このTheo Katzmanという方なんですけど、もしかしたら声聴いたことある人いるんじゃないかなってところで、前にも紹介したかもしれないですが、Vulfpeckというバンドが海外にいるんですけど、そのメンバーの1人がソロとして出したこの曲がTheo Katzmanの「Lily of Casablanca」という曲なんですが、声がなんせいい方で、この曲の印象もあるんですけども、曲の入り口の感じは甘めの声、さっき言ったバニラだったり甘みを感じるような入り口がありつつも、その後の声の感情の高まりかな?そういったところにちょっとしたしゃがれが出てきて、それがもしかしたらスパイシーなフィニッシュっていうところに繋がるんじゃないかなというところで、まさにこれを飲みながら聴く音楽としてはバッチリなんじゃないかなということで選ばせて頂きました。皆さんいかがだったでしょうか。

TENDREのお知らせとなります。4月16日東京でこの度ホールワンマンを行うことになりました。なにせTENDRE今年で5周年を迎えるということで、4月16日東京ホールワンマン「WHAT IS TENDRE?」という名前で開催することとなりました。
活動が5年というところで、たかが5年、されど5年っていう濃厚な体験をずっとさせてもらったところで、やっぱりTENDREという名前を掲げて、どういったことを大事にしながら、この活動をしてきたかとか、そういった自分のコアを改めて伝えられるようなワンマンを東京のみとなってしまうんですけど、開催したいということで5周年記念のホールワンマン、一応サブタイトルにPart.1と敢えて付いてるんですけど、その意図は後々にきっとわかってくるんじゃないかなというところで、4月16日(日)昭和女子大学 人見記念講堂という場所でやりますので、ぜひ都内の皆さま、そしてもちろん関西の皆さまも頃合いよろしければぜひお越し頂けたら嬉しいなと思います。

ここでキスナーの皆さんからのメッセージご紹介しようと思います。
Kissネーム ミッツァさん『太朗さんこんばんは。いつも心たろやかにしながら拝聴してます。太朗さんがウイスキーなどお酒を嗜む時、これはマストだ!っていうおつまみなどあれば教えて頂きたいです。』
穏やかと太朗が混じってる、たろやかって言ってる方もいらっしゃいますが(笑)
なんですかね、僕ちょっと甘いものが好きだったりするので、それこそウイスキーに合うチョコだったり、板チョコだったり、そういうのをちょっとつまみながら、若干舌に甘いのを残しつつウイスキー飲むみたいなのが楽しいっていうのが最近わかってきてしまった感じですね。あとはドライフルーツっていうんですかね、乾燥したレーズンとかそういうのが自分的には調子がいいかなというとこでやってますね。ちょっとした甘いものを嗜みながら飲むのも、またいいんじゃないかなと思います。
この番組が始まってちょっとずつ酒飲みになってきている過程をお見せするってところで、ぜひお試しください。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を、まだまだ募集しています。
ぜひメッセージで教えてください。リクエスト曲が採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDREの直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。
キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」からあなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。

2023年始まったばっかですが、5周年に向けて色々やっていこうと思いますので、今年も引き続きよろしくお願い致します。
それではTENDREでした。

【第97夜 アバフェルディ 12年】


ということで2月11日。あれじゃないですか。バレンタインが近いんですね、いよいよ。いよいよというあれでもないですけど(笑)。チョコレートじゃなくて、ウイスキーなんてのももしかしたらいいんじゃないかなというふうに思いますけれども。
バレンタイン前前前夜ですかね?皆さんちょっと仕込んでたりするのかな?
僕も家族にあげるように去年のバレンタインの時期に、よく女の子とかが好きな人に作ったりとかあるんですけど、ここ最近は誰がどう作ってもというところで、友達同士っていうのも全然あるし、僕も家族にチーズケーキを作ったりしてたっていうところがあって、最近はバスクチーズケーキというのを数年よく作っているんですけど、色んなもの入れて混ぜて焼いたら、それらしいものになるはなるので、そういうところで作る楽しさっていうのを最近ちょっと覚えつつあるので、今年はまだ全然考えてないですけど、何かしら友達だったり、家族なのかわからないですけど、誰かに渡すようにちょっと思考を凝らしたケーキ焼こうかなとか、ほんのりね、それがウイスキー飲みながら作ったりとか、そういうのもいいのかなぁっていうふうにうっすら思っているそんな夜でございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。今夜の1曲目はウイスキーを飲みながら思いに耽るっていうそんな夜にぴったりなんじゃないかなというか、曲名からしてそうなんですが、かなりスモーキーな曲で、昔僕がすごい好きだったRadioheadというバンドがいるんですけど、そのボーカルのトム・ヨークが別でやっているバンドの曲がここ最近聴いていて『いや~すげぇスモーキー!渋いな!かっこいい!』ってところでぜひこのウイスキーの時間に紹介したい1曲を流したいと思います。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。The Smileで「The Smoke」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲するというコーナーです。

2月のテーマは【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】です。

ブレンデッドウイスキーの核になる「キーモルト」として使われるウイスキーを紹介していくという、かなり深いところに入ってきたような印象があります。

料理でいうと「だし」の原材料みたいなものになってくるんですかね?もしかしたらちょっとそういうのに近いところにあるかもしれないんですけど、音楽でいうとキーとかそういうのがあるんですけど、これ結構いい例えですね、たしかに。その音楽でいうと何のキーからスタートするかっていう、ほんとコアの部分の話になってくると思います。

では、元町ウイスキーさんに教えていただいた情報をもとに
【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】をご紹介していきたいと思いま す。

本日のウイスキーは、こちら。
【アバフェルディ 12年】

スコットランド・ハイランド地方で生産されているシングルモルト【アバフェルディ】。
いいですねなんか。ちょっと何回も言いたくなる名前になってますね。

アバフェルディは、アメリカで爆発的な人気を博した「デュワーズ」のキーモルトです。
この「デュワーズ」のモルト原酒を確保するために、アバフェルディ蒸留所は建てられました。

蒸留所が位置する「アバフェルディ村」が、そのままブランド名になっているのですが、アバフェルディとはゲール語で「水の神のプール」という意味だそうです。
なんか神秘的な印象がありますね。

その名のとおり、蒸留所は水に恵まれ、アバフェルディのクオリティの高さは、この水の賜物と言われるほど。

【アバフェルディ 12 年】は、アバフェルディの中でも最もスタンダートなボトル。
ヘザーハニーの甘みがあり、苦みが比較的少ないのが特徴です。
オレンジトフィーやナッツの香りが漂い、芳醇なハチミツのようなまろやかさと、フルーティーな味わいが楽しめます。
また、後味にほのかなスモーキーさを感じられるウイスキーです。

そんな【アバフェルディ12年】、おススメの飲み方はハイボールです。
ヘザーハニーの甘みが消えず、爽やかな口当たりになり、気軽に楽しめます。

今日は残念ながら試飲はないんですが、このヘザーハニーの甘みだったり、苦みが少ないとか全体的にマイルドさがあるのかなぁという印象を受けたので、そういったところから、入り口はマイルドなんだけど、その後にちょっとふんわりと残る甘さだったりとかフルーティーさだったりとか、だけどその中にちょっと噛みしめるスモーキーさっていうとこですかね。かなり複雑な味わいですけど、このマイルドさをイメージした、そんなシンガーの方が実はいらっしゃいました。さっそく聴いて頂こうかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Taylor McFerrinで「TELE PHOTO」。

お聴き頂きましたTaylor McFerrinというアーティストです。名前聞いたことある方もいるのかな?と思いますが、この方のお父さんがすごい有名なジャズの歌手のBobby McFerrinという方がいるんですけど、その息子さんが音楽プロデューサーであり、キーボーディストであり、DJであり、シンガーというところで、出した作品となっております。
ちょっと自分が作っている音楽にも若干身勝手ながらシンパシーを感じたというんですかね。声はまろやかな感じにはなってくるんですけど、段々と色んなテイストが曲の中に混じっていく感じだったりとか、それが今回ご紹介したウイスキーのいわゆる複雑さだったりとか甘さ、フルーティーさ、ちょっとスモーキーさって、色んな要素を感じられる中で、このマイルドさが全体をうまくまとめ上げる、そんな印象の曲をお送り致しました。
Taylor McFerrin皆さんいかがだったでしょうか。

今週もキスナーの皆さんからのメッセージ頂いております。
Kissネーム 晴れの国、岡山さん『TENDREさん、番組スタッフの皆様。突然ですが、2023年もポップに、オシャレに、格好良く、パワフルに、楽しい放送よろしくお願いします。』
岡山さんから頂きました。ありがとうございます。2023年僕最近気づいたんですけど、もうちょいで放送が100回目になるんですよ。で、今日が97回目。刻んできましたね、知らぬうちに(笑)。ほんと100回目というところも目前にはなっておりますが、なにせ2023年も楽しく、皆さんに合うようなウイスキーをご紹介できるように私も尽力してまいりたいと思いますので、ポップにオシャレに格好良くパワフルに楽しくやっていこうと思います。スタッフの皆さんもよろしくお願いします。

というところで、実は岡山に行くというスケジュールが決まっておりまして、4月1日に岡山でのフェスになるんですけど、「EIGHT BALL FESTIVAL 2023」CONVEX岡山という所でライブが決まっております。ラインナップがすごい面白い感じで、結構ロックな方が多い中で、多種多様な音楽に溢れたすごいおもしろいフェスになりそうなので、岡山の皆さまももちろんその近郊の方もぜひお集まり頂ければなというふうに思います。

キスナーのみなさんの思う「ウイスキーに合う1曲」を、まだまだ募集しています。
ぜひメッセージで教えてください。リクエスト曲が採用された方、またはメッセージを読まれた方には、私TENDREの直筆サイン入り番組ステッカーをプレゼントします。
キッスエフエムコウベ ホームページの「リクエスト&メッセージ」にあります Sound of Whisky の「プレゼント応募フォーム」からあなたのフルネーム、住所など必要事項を必ず書いて応募してください。

バレンタイン目前ですが、夜な夜な作る方もしかしたらいるかもしれません。
寝不足には気を付けて、楽しいバレンタインをぜひお過ごしください。
それではTENDREでした。

【第98夜 バルヴェニー12 年 ダブルウッド】


ということで2月18日になりましたね。バレンタインも終わりまして、ちょうど前の週2月11日に放送があったんですけど、その翌日が東京のCOTTON CLUBという所で「New Valentine Live」というのをやってきまして、甘い夜をお届けしたかな…(笑)っていうところで無事に終わりましたが、2月18日って冥王星が発見された日なんですって。
「TENDREさん宇宙好きですか?」宇宙そんな詳しいことは全然ないんですけど、やっぱり音楽だったりジャズなんかもそうですけど、熱中すると想像力がすごい広がってくるというのか、そこが色んな比喩として、宇宙的だったりとか、現実には見えないすごい広い世界みたいなものを言い表す時に宇宙に近いものだったりとか多くて、作っていく時に映像として宇宙みたいな光景をイメージしたりとか、いわゆる際限ないわけじゃないですか、無限といったらそういうことなるんでしょうけど。それってある意味自分の頭の中で考えていることだったりとか思想とか思考とか色々あると思いますけど、そういうこと自体がある種宇宙なのかなみたいな。色んな例えにはなってきますけど、そういった意味で宇宙を想像するというのはなんか楽しいなというふうに思ったりもすることが多いかなと思います。

ということで今夜の1曲目にまいりましょう。僕この方の音楽を聴いて、ミュージックビデオとかも宇宙みたいな映像入ってたりとか、この人の思考も相当面白そうというか、宇宙みたいにすごい広いイメージを持っているんだなというような方がいるんですけど、ドラマーで自分で歌ったり、色んなクリエイティブをするすごい変態的な面白い方がいるんですが、ご紹介してみようかなと思います。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。Louis Coleで「Let it Happen」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。

2月のテーマは、【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】です。

今月はブレンデッドウイスキーの核になる「キーモルト」として使われるウイスキーを紹介してるんですが、ブレンデッドになったウイスキーとキーモルトのウイスキーを飲み比べるというのも面白いかもしれないですね。かなり個性が違ってくると思うので、これもぜひやってみたいと思います。

では、元町ウイスキーさんに教えていただいた情報をもとに【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】をご紹介していきたいと思います。

本日のウイスキーは、こちら。
【ザ・バルヴェニー12 年 ダブルウッド】。

スコットランド・スペイサイド地方で生産されているシングルモルト【バルヴェニー】。

「バルヴェニー」は、「グレンフィディック」と共に、ブレンデッドウイスキー「グランツ」のキーモルトに使用されています。

バルヴェニー蒸留所は、グレンフィディック蒸留所の弟分のような存在として、同じ敷地内に設立されます。

酵母や仕込み水もほぼ同じものを使っていますが、不思議な事に、出来上がるモルトウイスキーは全く性格が異なっています。

グレンフィディックが、軽くフローラルなのに対して、バルヴェニーは蜂蜜のようなコクとリッチさが特徴となっています。
たしかに性格がだいぶ変わってくるんですね。

【ザ・バルヴェニー 12 年 ダブルウッド】は、2種類の樽で貯蔵し、バルヴェニーならではのモルトウイスキーです。
ダブルウッドという名称は2つの樽から作られてるというところで、パッケージの右端、左端にもファーストカスク、セカンドカスクってこの樽の絵が書いてあるのが象徴的になっています。

伝統的なバーボン樽で熟成した後、シェリーの熟成に使用したオーク樽に詰め替えて、合計12年たっぷりと熟成させます。

赤みを帯びた深い琥珀色と、甘く繊細な熟成香。
深みのある力強いコクの後には、シェリー樽由来の豊かな余韻が残るウイスキーです。

そんな【ザ・バルヴェニー 12 年 ダブルウッド】、おススメの飲み方はロックです。
氷が徐々に溶け、バルヴェニーの深いコクや香りの変化を楽しめます。

今週はありがたいことに試飲がありますので、少し頂いてみようかなと思います。
ボトルの感じも文字がかなりクラシックな印象があるので、すごい見た目がリッチですね。
【ボトル開け中(ポンッ!)】あ~ありがとうございます!では失礼します。
【香り嗅ぎ中】おお~たしかにこれはかなり甘いんですけど、上品な甘さがクッと鼻に入ってきますね。うわぁ、これはほんと香りだけでも十分楽しめるというんですか、たしかに蜂蜜のような優しい甘さで、気品のある感じの印象を受けました。さっそく味を頂いてみたいと思います。
【試飲中】うわぁ、うわぁこれはいいですね、ほんとデザートくらい甘いというんですか。ウイスキー得意な方もいたり、ちょっと苦手な方も、お酒の味強い!みたいな印象ってあると思うんですけど、このウイスキーの中でも飲みやすさもありながら、その奥にちゃんと甘さも最後残っていくので、デザートといったら大袈裟かもしれないんですけど、それくらいちゃんと甘さが引き立ってくるような印象があります。これずっと飲めちゃうやつですね。
すごい素晴らしいものだと思います。

口の中に広がる上品な甘さっていうとこですかね。これが音楽で言うんだったら、聴いた時に残る、例えばそれが甘さだったり、甘酸っぱさってもんだったりとか音楽の歌詞からもきっと汲み取れるものもあるかなというところで、ちょっと選んでみました。
この人の声を聴くとウイスキー飲みたくなるっていう自分の勝手なイメージもあったんですけど、その歌声の中からもきっと甘さを感じられるし、歌詞からも汲み取れるかなというところでご紹介しようと思います。
私が選んだのはこの曲です。James Morrisonで「You Give Me Something」。

お聴き頂きましたJames Morrison「You Give Me Something」。この曲を聴いて懐かしいと思う人はどれくらいいるんですかね?ご存知ですか?ご存知ですよね?CMで流れてたのかな?2006年に出したアルバムの中の曲なんですけど、歌詞を見てるとかなり甘酸っぱい「君から色んなものを貰ったんだよ」ってことをちょっとしゃがれながらもその中に甘さを感じる声で歌い上げるというのは当時印象的で、久々に聴いてもむちゃくちゃいい曲だなっていうことで、自分の思い出と絡めてご紹介させて頂きました。
だって2006年だから…17年前って自分の今の人生の大体半分くらいなんで、高校生とかですけど、それくらいに沁み込んでる懐かしい曲を色々思い出すのもいいなぁっていうところで、ちょっとご紹介させてもらいました。もしかしたら初めて聴いたっていう年齢の人もいるかもしれないし、『平成めちゃくちゃいい曲多いよね!』みたいなことを言いたくてご紹介しました。

今週もキスナーの皆さんからのメッセージご紹介しようと思います。
Kissネームうーちゃんママさん『太朗さんこんにちは。うちの娘は中学1年で吹奏楽部に入っています。サックスを希望していたのですが、トランペット担当になり残念そうにしていましたが、半年でメキメキと上達して、今は金管楽器の演奏をとっても楽しんでます。太朗さんもトランペットをしていたんですよね?吹奏楽部での思い出エピソードよかったら聞かせてください。』

いいですね!吹奏楽部は僕は中学から高校3年まで6年間ずっとやってきたんですけど、思い出ばっかですね。コンクールというものが吹奏楽にはあって、A編成、B編成ってあるんですね。A編成はよりレベルが高いちょっと人数の多めな編成で、B編成はその中くらいで、だいたい中3とか高3の先輩とかはA編成で今年最後だからってとこもあるんですけど、コンクールで僕は中学の時いい結果を出してて、だいたい45人くらいで演奏するんですがA編成って。で、全国大会に行って金賞を貰ってっていうのがあったので、そういう意味では色んな思い出はあるんですけど、コンクールでどんどん色んな賞を取れるだったりとか音楽で何かを図るってことではないんですけど、なんかスポーツに近いいいジャッジをもらうっていうのはすごくありがたいなとそこで噛み締めたので、コンクールはほんとにどこの学校も受けてるわけではないかもしれないですけど、すごい色濃いですし、あと人間関係を学んだってとこでね、いい思い出がたくさんあると思います。うーちゃんママさんの娘さんもいい思い出がたくさんできるといいかなと思います。頑張ってください。

いや~いいなコンクールか!懐かしい(笑)。中学ではコンクールっていうのが吹奏楽にはありますけども、私が今やっているのはコンサートで、4月16日東京のみになるのですが、5周年記念ホールワンマン昭和女子大 人見記念講堂でやることになりました。
色んなことを振り返りながらも、ここからどういう新しいことをやっていきたいかって次を示していくというんですかね。そんなワンマンをやっていこうと思いますので、東京のみならず色んな地方の方もぜひ集まって頂けたら嬉しいなと思います。
それではTENDREでした。

【第99夜カーデュ 12年】


2月25日。2月って短いから、あっという間な感じがしてきますけれども、気づけばもうちょいで春なんですか?この4月何回もお知らせはしてるんですけど、今年で5年目ということでTENDRE5周年のホールワンマンをやろうと。春にワンマンって久々なところもあるので、そこに向けた準備だったりとかそういうところを今進めている最中、あとは普段からの曲作りもそうですけど、きっと春に色々花咲くだろうというふうに考えながら、今頑張って曲も作ってたりとか色んな曲の種を撒くっていうような言い方もするんですけれども、そういった春に楽しいことがいっぱい待ってそうだなぁっていうところで準備期間、冬眠とは言わないですけど、冬眠からそろそろ覚めるかなっていうそんな時期を過ごしてるところでございます。

さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。
今夜の1曲目にまいりましょう。僕がすごい気に入ってるアーティストで最近見つけた中でも中毒になってしまったくらいの何回も聴いてしまう曲があって、4つ打ちのアゲにアゲ切らない部分があるんですけど、ずっとジワジワ気持ちいいというか、そんな曲をぜひ紹介したいと思います。
ウイスキーと過ごす時間にこんな曲はいかがでしょうか。Tennysonで「Iron」。

ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつピックアップして、
そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDREが選曲する、というコーナーです。

今月は【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】というテーマでお送りしております。

本日も元町ウイスキーさんに教えていただいた情報をもとに、
【ブレンデッドウイスキーに使われるモルトウイスキー】をご紹介していきましょう。

本日のウイスキーは、こちらです。
【カーデュ 12年】。

スコットランド・スペイサイド地方で生産されているシングルモルト【カーデュ】。

「カーデュ」は、世界でもっとも売れているスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」の キーモルトです。

カーデュ蒸留所は、ジョン・ウォーカー&サンズ社へ売却されて以降、
この「ジョニーウォーカー」の重要なキーモルトとして現在に至っています。

年間、約340万リットルの生産のうち、70%がブレンド用に使用され、シングルモルト用となるのは残りの30%です。

このシングルモルトはスペインでの人気が高く、7割以上がスペインに出荷されるといいます

【カーデュ 12 年】は、カーデュの中でもっともスタンダードなボトル。 甘めの味わいで、スモーキーかつ青リンゴのニュアンス。
まろやかにして芳醇、繊細なピート香のフレーバーも感じられます。

そんな【カーデュ 12 年】、おススメの飲み方は、水割りです。
加水で甘さが増し、カーデュの良さを引き出します。

今日試飲があるんですけど、今回キーモルトとして使われている「カーデュ」とブレンデッドの「ジョニーウォーカー」の黒ラベルがあるので、それを飲み比べてみようかなと思います。

さぁストレートでいってみようと思います。最初は「カーデュ」からということで
【香り嗅ぎ中】たしかに青リンゴっぽいニュアンス?ニュアンスっていい言葉ですね。
甘さもあるんですけど、青リンゴの爽やかな甘さっていうんですかね、ちょうどいい香りを楽しめます。頂きます。
【試飲中】ふんふんふん、あっ、いいですね!口の中に残る余韻っていうのが、強烈の手前じゃないですけど、すごい色濃くピート香を感じられますし、たしかにまろやかというのか飲みやすい丸みのある最初の一口が印象的な「カーデュ」でございます。

なるほど、これをキーモルトとして作られたブレンデッドがこの「ジョニーウォーカー」の黒ラベルで、さっそくこちらもちょっとだけ。
でも、「ジョニーウォーカー」は有名ですからね、皆さんもきっと飲んでる方も多いんじゃないかなと思います。
【香り嗅ぎ中】あ~比べると全然違いますね。「カーデュ」の青リンゴのニュアンスをもうちょい色濃くしたような印象で、その中にちょっと香ばしさをプラスされたような甘い香りを感じられます。頂きます。
【試飲中】ふんふんふん、なるほど、おもしろいですね。言われてみてという部分も当然あるんですけど、「カーデュ」の性格をちゃんと引き継いでる部分が飲み比べてみるとちゃんと感じられるっていうんですかね。さっきの「カーデュ」の方がピート香っていう香ばしい香りというんですか、後味みたいなものがブラックラベルになると少しスッキリとした印象でいいところをちゃんと残しててくれているようなイメージがあったというんですかね。
最初のこの飲み口自体はわりと近い印象があるんですけど、その飲んだ以降の味わいは余韻も含めてのニュアンスがより飲みやすくなった印象があるかなと思いました。
なるほどね、おもしろいですね。ブレンデッドも色んな要素が混じってまた新しい味になってくるってとこで、このキーモルトで元々の出身を知るなぁとウイスキーを探究する上ではすごくおもしろいことだなと改めて感じることができました。
「カーデュ」いいですね!渋さもあるんだけど、ちゃんと甘い部分も残してあって、そのバランス感が好印象だなと。そんな印象に近いシンガーが僕の中でいまして、甘すぎないんだけど、清涼感のある甘さみたいな、そんなのを歌声に感じる方がいたので、さっそく聴いて頂こうかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Charlie Burgで「Chicago(Take It Or Leave It)」。

お聴き頂きましたCharlie Burgというシンガーでございました。
いいんですよね、でも今月色々思い返してみたら、こういう歌声の方紹介すること結構多かったような気もしますね。スモーキーさの中にちょっと甘さを感じるというのか、そんなシンガーの方が結構好きなんだなと再確認したこの2月でもありましたけど、Charlie Burgはブルックリン在住のシンガーソングライターでプロデューサーみたいなこともやるし、自分でだいたいギターかピアノ弾きながらライブをする、結構自分とも近いライブスタイルの方なんですけど、自然体で歌っている感じがまたすごいイイっていうか、甘い歌声でその中にどこか無邪気さを感じるっていうのは、もしかしたら今回の「カーデュ」というものに何か近い印象があるのかなというところで、この「カーデュ」が色んなプロセスで作られてる中で、そのキャラクターっていうのはあると思うんですけど、その甘さの中にも親しみやすさがあったりとか爽やかさがあるっていうところで、なんか自分の中でリンクしたそんなシンガーをご紹介出来たかなというふうに思います。皆さんいかがだったでしょうか。

キスナーの皆さんのメッセージをご紹介していきたいと思います。
Kissネームglycineさん『太朗くんは「My Funny Valentine」は誰の歌や演奏が好きですか?私はやはりChet Bakerが好きですが、Elvis Costelloも好きです。今年もたくさんのチョコレートを贈られるのでしょうね。』
おっ、太朗くんと言われるのなんか新鮮ですね(笑)意外と新鮮!
「My Funny Valentine」っていう名曲が昔の曲なんですけど、僕もやっぱりこのChet Bakerっていうトランペットを吹きながら歌うすごい激渋のシンガーがかつていて、色んな方のバージョンがあるんですけど、なんかいちばん寂しげでその中にも甘酸っぱさとか声のかすれ具合含めて、彼が歌う「My Funny Valentine」が僕は一番好きかな。歌詞自体もすごいおもしろいので、ぜひ聴いて和訳とか見てもらえたらおもしろいんですけど、いいですよね、なんかバレンタインって愛にまつわる色んな出来事が起こる時期なのかなと、そんな季節を2月は色々楽しめたのかなというところで、ぜひ皆さんもご紹介したCharlie Burgもそうですけど、この「My Funny Valentine」という曲もすごい渋くてかっこいい曲なので、ぜひ聴いてもらえたらいいんじゃないかなと思います。

2月もあっという間でした。春がもうちょいで来るかなぁというところで、まだ寒い季節続くかもしれないですが、身体は冷やさず温めてもらって、ウイスキーで温めるのが意外といいかもしれないので、春を待ち望みながら4月のTENDREのホールワンマン、東京のみですが、そちらもぜひ遊びに来て頂けたら嬉しいなと思います。
それではTENDREでした。

■Kiss FM「Sound of Whisky supported by 元町WHISKY」
OA 毎週土曜 24時~24時15分

■元町WHISKY


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