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“その人が持っている強みや価値を引き出し、共有し合える社会にしていきたい”自分道カレッジ代表 宮本伸男さん



会社員の傍ら、自分道カレッジ、自分道カフェ、ウェルスダイナミクスコーチング、ライター、人狼ゲームマスターなどマルチに活躍されているパラレルワーカー宮本伸男さんにお話を伺ってきました。

宮本伸男(みやもとのぶお)さんプロフィール
出身地:埼玉県川越市
活動地域:東京
経歴:2011年4月:大学卒業後、大手メーカー系IT営業職に就職
同年同月:パラレルキャリアとして小説執筆活動開始、2冊をリリース
同年10月:会社のセミナー成功後、うつ病一歩手前まで診断される。
2012,2013年:健康を意識した生活を送るも情熱を失う暗黒時代。
2014年:パラレルキャリアを推進する団体「一般社団法人UP」に加入
同年:メルマガプロジェクト、ITプロジェクト、倶楽部人狼の3つのプロジェクトを始動
2015年:一歩目を創り出すWebマガジン「TRIGGER」リリース。
同年:価値観の送受信ができるカフェ「自分道カフェ」を開始。
2016年:知人の紹介でセールスライターの仕事を始める。
同年:プロファイリング理論「ウェルスダイナミクス」の資格を取得し、コーチング開始。
2017年:強みと価値を見える化するライフデザインコーチングが述べ、100名を超える。
2018年:月に1度の自分の棚卸しができる場所「自分道カレッジ」を開始。ライフデザインコーチングを述べ300名以上に提供。
2019年:ライフデザインをテーマにした講座を開始。
     人狼ゲームを通じた人材開発コンテンツを企業に提供開始。
現在の活動および職業:強みを見える化する「ライフデザインコーチング」
 ライフデザインコミュニティ「自分道カレッジ」
 人狼ゲームマスター 「NOBU」
座右の銘:「自分にしかできないことをシェアして生きる。そんな世界を当たり前に」


Q.宮本さんが思い描くこれからの夢、ビジョンを教えてください。

宮本   自分が好きな事と向き合えたり、強みと出会える空間や場所を提供していくことが僕の一つのビジョンです。その一つの形がライフデザインコミュニティ「自分道カレッジ」です。自分の好きと強みを見える化して行動に変えていくコミュ二ティを提供しています。

目の前の人と自分を比べた時に、自分にはないけど、この人が持っているものは何だろう。この人にはないけど、自分にはあるものは何だろう。と考えてみることが、すごく大事だと思うんです。才能は相対的なものだと思っています。

その人が持っている強みや価値を引き出して、それを共有し合える社会だったらもっと素敵になるんじゃないかというのが、根本に持っている考え方ですね。

例えば、自分道カレッジの運営はチームで動いていますが、基本的に“やりたくない事、時間がかかること、できない事”はやらせないようにしています。結局、自分が好きでやっていることをやることが最高の効率化につながりますし、そんなチームビルドを心がけています。

そして、チームという単位だけではなく、そういう社会や世界の形になっていったらいいなと思っています。

記者
  とても素敵ですね。誰かの好きは誰かの嫌いかもしれないので、チームで融合していけたらいいですよね。

宮本   そうなんです。それと、コミュニティをつくった理由が他にもあります。それはこれからの時代、もう少ししたら“信用”から“信頼”の時代に突入すると考えているからです。

今は、信用の時代。信用は実績とか数値的なものが伴って信じること。
信頼というのは、信用に加えてさらに相手に対する期待や想いがあるかどうかだと思うんです。
ロボットやAIが浸透する世界になっていく中で、人間はお金稼ぎや専門的な繋がりから“人との繋がり”をより大切にし始めると思っています。信用関係から生まれた信頼関係へ。そんな時、自分にも信用を超えて信頼できる繋がりや仲間が周りにいたらどれほど幸せなんだろうと思ってコミュニティを作ろうと思いました。

記者   信頼というものはどのようにつくっていけるのでしょうか?

宮本  これからの時代の信頼は、「好きなこと×できること」 そこには“情熱”の有無が前提になると思っています。好きでもないことはロボットやAIが担うため、やる必要がなくなるからです。情熱とはやりたいこと、やらないとストレスになってしまうこと、無意識でやっていること。これを根本にいかに動けるかだと思います。

Q.その夢やビジョンを具現化していくためにどんな目標計画を立てていますか?


宮本
   自分道カレッジはずっと続けていきたいです。
自分道カレッジは今、自分の価値観を素直にシェアすることができるお茶会(自分道カフェ)や強みや価値を棚卸しするワークショップ(自分道カレッジ)の質が上がってきました。「好きなこと×できること」で生きていく人がたくさん増えてきて、気付くと昨年だけで参加者の8割以上が転職や起業をしています。自分と向き合うだけでみんなこんなにも人生の歩み方が変わるのかというのを実感した1年でした。
今後は自分道カレッジの参加者の人達が、先生になってサービスや勉強会を開いてコミュニティの輪をつくっていってくれたらいいですよね。情熱ベースに活動している参加者の質や提供サービスに自分道カレッジ印を贈り、一つのブランド(指針)と基準を作りたいです。

Q.日々の活動の指針にされていることは何ですか?

宮本   シンプルに好きかどうか、やりたいかどうかです。人間関係って大事だと思うんですよね。人とのネットワークであったりとか。

ビジョンやミッションが共感できるかどうかも大事にしています。相手が好きであれば、変な話僕はその人になら騙されてもいいんですよ。
金額の大小ではなく“この人ならいいな”って思えるかが判断基準です。

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Q.今の活動をするようになった背景を教えてください。


宮本
   昔から小説を書くのが好きで、社会人になってあらためて小説を書き始めました。3本書いた時に事件が起きたんです。 

記者   どんな事件ですか?

宮本   当時新入社員で、会社に行って18時位に仕事が終わって、そこから23時までカフェに行って小説を書いていました。土日も小説を書くというスタイルを1年間続けていたんですよ。
ある時、深夜1時頃にテレビを見ていたら突然、ガーンって精神的にショックが入って「死んだらどうしよう?明日からどう生きていこう?!」という恐怖に襲われたんです。今思うとストレスの蓄積だったと思いますが、当時はストレスを知らなかったんです。
その後電車に乗っていたら、また症状が出てパニックになってしまいました。
友人が紹介してくれたメディカルクリニックに行ってドクターに診断してもらったら、「寝不足です。ちゃんとした生活を送ってください。」と言われました。

それから生活リズムを立て直そうと思い、大好きだった小説活動をやめ、会社の後にジムに行く、ぐっすり寝る、そしてまた会社に行くというサイクルにしました。すると健康体にはなりましたが、一方で精神が崩壊していったんです。鬱の手前までいきました。「先生に言われた通りに健康を心がけたのになんで?」と思いましたし、本当にどう生きれば良いかわかりませんでした。

しかしそんな時に救ってくれたのが、偶然にも小学校の同級生に誘われた異業種交流会です。無職の人、日本酒の会社をつくろうとしている人、プログラマー志望の人・・・と多種多様な人たちがいましたが、共通していたのは“自分の好きなことを形にしよう”としている人たちでした。みんな楽しそうでしたね。会社と家の往復では到底出会えない人たちとの関わりは衝撃でしたし、「あ、色んな人がいるんだ!」と思えました。
自分の好きなことと向き合っている人と出会って、そこからモヤモヤが取れてきたんです。自分の好きなことを行動に移すこと、様々な価値観に触れて自分の世界を広げること。その大切さに気付いたんです。
自分道カフェを始めたきっかけはそこからですね。

記者   最初におっしゃっていたビジョンとつながりますね。コーチングを始められたきっかけはありますか?

宮本  そうですね。縁があって、一般社団法人UPというパラレルキャリア支援団体に出会いました。そこで出会った人達とプロジェクトを組もうということになり、自分の得意なことをシェアしてチームをつくろうということになったんです。
TRIGGERというwebマガジンをつくって、僕はライティングが得意だったので取材をしていたんですが、取材した方から後々相談を受けるようになりました。それを仲間から「宮本さんがやっていること、コーチングですよ」と言われたんです。

その仲間から、ウェルスダイナミクスのセッションを推薦されて受けることにしました。セッションを受けて、ウェルスダイナミクスに感動したんです。それで、ウェルスを本格的に学び始めました。自分でもセッションをするようになったんですが、1:1のセッションよりも昔の私のように“環境の力で人は変わること”に気づき、コミュニティを作ろうと思いました。それが自分道カレッジの活動のきっかけです。

僕はいつも、人と出会ったら、その人に合った環境は何だろうと考えて紹介しています。一人ひとりの成長段階や適した環境は異なります。その方が飛び込むべき環境でパラダイムシフトを起こしてほしいと思っています。

自分が昔参加した異業種交流会で感じたパラダイムシフト。
自分とは違う人の意見や考えと触れて、価値観を広げて一歩目を踏み出してもらうこと。
それが活動の根幹です。

記者  宮本さん、本日は素敵なお話をありがとうございました!


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宮本伸男さんについての情報はこちら↓

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【編集後記】
今回インタビューを担当した菅、山中、安田です。
宮本さんのお話をお伺いし、それぞれの持っている個性や能力を引き出してチームプレーをする事でより良い社会が広がっていくイメージが持て、とてもワクワクました。
宮本さんの今後のご活躍を応援しています!

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。



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