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【キャンプ場インタビュー♯3】やすらぎの森オートキャンプ場

スペースキーの小野です。キャンプ場の今を伝え、今後につながる活動を応援するインタビュー企画の3回目。今回は長野県信濃町にある、やすらぎの森オートキャンプ場さんにお話を聞きました。この機をチャンスと捉え、IT化を推し進める狙いと展望とは。


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赤堀 哲也さん(近隣の野尻湖にて)
特定非営利活動法人 Nature Service 共同代表理事
マーキュリープロジェクトオフィス株式会社 代表取締役/プロデューサー


やすらぎの森オートキャンプ場について


-本日はよろしくお願いいたします!まずは、キャンプ場のプロフィールからおしえてください。

はい、やすらぎの森オートキャンプ場の赤堀といいます。よろしくお願いいたします。当キャンプ場は長野県の信濃町、黒姫山と妙高山のふもとに位置しており、360°森に囲まれた雄大な自然が特徴です。夜には満天の星の下でのキャンプも最高!近隣には妙高戸隠連山国立公園、野尻湖もありますので、当キャンプ場を拠点に長期滞在にて自然を満喫するのもおすすめです。

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-本当に自然が雄大で圧倒されそうです!

この豊かな自然をより多くの人に体験してほしいと考え、敷地内に企業向け貸切型レンタルオフィス「信濃町ノマドワークセンター」(以後、ノマドワークセンター)も開設しています。生活の中に自然を取り入れながら働くという選択肢を提供する。ノマドワークセンターは信濃町と、我々“NPO法人Nature Service(以後、ネイチャーサービス)”が協同運営しているのですが、これまで推進してきた「都市生活者の自然体験を増やす活動」のナレッジを凝縮しています。ワーケーションが注目される中、企業にも手軽に「自然の中で働くことで得られる効果」を感じていただけると考えています。
(ネイチャーサービスについては、次章で説明しています。)

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-こんな環境で今すぐにでも働きたい!キャンプ場のコンセプトについて聞かせていただけますか?

地域(信濃町)に対しては、道の駅のような地域内消費を生み経済に貢献する存在であること。キャンプにより交流人口が増えて、信濃町にいい効果があるのではないかと考えています。一方で利用者に対しては、“オーセンティックなキャンプスタイルを楽しむキャンプ場”をコンセプトにしています。

最近ではグランピングなど高規格なキャンプも人気がありますが、私は昔ながらの野営スタイルが好きです。うちでは22時になると全部の電気が消灯するのですが、暗すぎて怖いくらい(笑)。お客様からも(つまずいて危ないのに)なぜこんなに暗くするのかと指摘があったのですが、私は都会でこんなに外が暗いことってなかなか経験できなくなってきており、真っ暗闇も自然体験のひとつだとの思いをお伝えしました。それに天体撮影も外灯がない事でバッチリですよと(^^)。不便さを体験できること、それをお客様にちゃんと伝えるのが大事。都会の生活はもはや便利すぎる。不便さをたくさん用意して、都会生活をしている人たちにそれを売りにして楽しんでいただいています。

-それはありますね。何でも買えるし、不自由なことなんてないですね。

お客様には不便を楽しんでいただく一方で、キャンプ場のほとんどのエリアでWiFiが飛んでおり、施設運営はすべてIoTで管理しています。(IoT=Internet of Things. モノがインターネットに接続され、相互に情報交換する仕組み。)IoTにより、日没30分前に自動点灯などが可能。管理人が夜間も常駐している訳ではないので、IoTを積極的に導入し、電灯、電源、警備システム、受付、施設内放送などを細かく予約に応じて自動制御し運営効率を向上させています。Siriやアレクサで音声コントロールもできるんです。「世界一IT化したキャンプ場」を個人的には目指しています。

-なぜIoTを推進しようと考えたのですか?

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私は旅も好きなので、アメリカ横断をした際にキャンプ場を利用しまくった経験があるのですが、アメリカのキャンプ場はとても効率的・合理的に運営しているのが印象的でした。経営スタイルが全く違う。日本では夜間の管理人常駐が当たり前ですが、それをアメリカの管理人に話したら「ありえない!」と言っていましたね。

IoTによる管理を仕組化し、他のキャンプ場の再生にも横展開をしていきたい。「キャンプ場の立て直しといえば、ネイチャーサービス」というポジションを狙っています。経営システムの構築や集客の手伝いという部分で、当社のノウハウがお役立てできると考えています。

-デジタルの力でそこが効率化できたら理想ですね。「安心感=人」である必要はないですし。

そうですね。なのでうちでは、現地スタッフは最小限になっていて、清掃・草刈り・受付の3ポジションのみですね。そこでうまく回るようにしています。

世界一IT化を目指したキャンプ場として、進めているのはIoTに留まりません。BI(ビジネス・インテリジェンス)で地域への経済効果を試算した経営ダッシュボードを、リアルタイムで役場と共有をしています。見ている指標は多岐に渡り、合計宿泊人数やチェックイン数、その日のステータス(チェックイン済みかどうかなど)もリアルタイムで見ています。どの区画が人気なのかも判断できますし、マーケティングの分析・戦略立案にも役立てています。データによる様々な指標を見ながら、経営を推進。現在では、キャンプ場の混雑状況をリアルタイムにお客様に公開しています。(ちなみに、リアルタイム混雑状況は以下のURLよりご確認頂けます。)

-すごすぎる!キャンプ場におけるIT化は日本一じゃないですか!?

ありがとうございます!データ基盤にはセールスフォースを使用、マーケティングオートメーションなども駆使しています。例えば、うちのサイトの閲覧履歴のあるユーザーさんには、長期休暇に合わせてボランティア募集のメールを送ったりするなどですね。

参考:

デジタルマーケティングを相当駆使してやっていますが、これにはネイチャーサービスの親会社であるマーキュリープロジェクトオフィス(以後、マーキュリー)が寄与しています。マーキュリーはデジタルマーケティング全般における支援をする会社で、そこのノウハウをしっかり反映しているのが強みとなっています。

-究極の理想形ですね。

このITシステム全体を「ネイチャープラットフォーム」と名付けていて、新しい施設にこの情報管理システムをそのまま横展開できるようにしています。新しいキャンプ場であったとしても、顧客情報はセールスフォースにあるので、既存客にお試しクーポンの発行など新規オープン情報を連絡できます。回転率を上げビジネスの成功率を上げられると考えており、IT化は経営戦略でも重要な意味を持っています。

お客様にとってもメリットはあります。ユーザー視点では、これらシステムによって「いかにキャンプ場をスマートに使ってもらうか」に注力しています。改善したポイントとして、今年からキャンプ場の利用方法を動画で送るようにしました(予約の数日前にはメールでビデオ説明が送られ、事前に説明を受けられるようにしました)。予約が完了した時点で、マーケティングオートメーションにより使い方の動画を送る。これにより、現地に到着したら受付をせずにすぐにサイト設営に取り掛かれるなど、様々なストレスから解放することが可能になります。

-これはメリット大きい!一番必要とされている配慮なのでは。

でも、アナログの要素も残しているんですよ。繁忙期など、消灯後の見回りは敢えてアナログにしていて、工事現場でよくあるLEDベストを着たスタッフが巡回。にぎやかにしているサイトがあれば、笑顔でコミュニケーションを取りながら静かにしていただくように協力をお願いしています。やはり、注意や理解を得るときは、人情味が功を奏す。時と場合により、アナログとデジタルの両方を駆使して運営していくのが重要だと思います。

ちなみに、2016年の創業時からお客様アンケートで一番評価頂いているのは、ロケーションよりもスタッフの対応でした。これからも大切にしていきたいと思います。

-まだまだ先と思ってたことを現にやられていて、驚きの連続です。いやぁ、すごい。


管理人の赤堀さんについて


-次は赤堀さんについて聞かせてください。やすらぎの森を始めるまで、また始めるきっかけについておしえてください!

今もなんですが、ネイチャーサービスの親会社であるマーキュリー社の代表を務めています。マーキュリーはIT化を推進したい会社の支援全般(マーケティング、システム開発、デザイン等)をしています。

それ以外にも、ロボットを社会に実装するための会社もやっています。

IT全般が好きなので、それをやりながら自然に関わることもやりたいなと。ネイチャーサービスは私が齢をとった時にやりたい仕事としてスタートしました。最後はキャンプ場の管理人でありたいなと今でも思っています。

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(ドローンで空撮したキャンプ場の様子)

そのような活動を通じて発足したのが「キャンプ場再生プロジェクト」。10年近く廃墟となっていた公共キャンプ場の再生として、この信濃町を紹介いただきました。現地視察に行ってみてまず感じたことが、ここはキャンプ場に最適な場所だということ。

キャンプ場は道の駅と同じくらいの経済効果があるとされ、小売店やガソリンスタンドなどの「現地での消費」に加え、「長期滞在のしやすさ」が期待できます。このキャンプ場を周辺のレジャーを楽しむための拠点として整備すれば、もっと地域が元気になるのではないか。また、質の良いキャンプ場となれば、キャンプをする人が増えるのではないか。それらはネイチャーサービスの考えと合致しました。

【ネイチャーサービスの考え】

ただ、運営はNPOらしくやりたいなと考え、いろいろな人が協力し合って得意を持ち寄ったキャンプ場の再生PJとしました。幸い、マーキュリーでの関係者やIT界隈の友達がたくさんいたので、彼らを巻き込みながら、2016年4月からPJが始まったという経緯です。

-人を巻き込むのは難しそうですが、どういう背景で巻き込んでいったのですか?

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都会でITの仕事をしている人たちは、当然ですが自然との接点って少ないんですね。なので、切り株の伐根や芝刈り、ペンキ塗りなどの作業は、彼らには新鮮に映ったのだと思います。結果的に進んで手伝ってもらえましたね。

彼らにしてみれば、目新しい作業で楽しいのに、感謝される。また、自らの手によってキャンプ場が成長していくプロセスを体験するのがすごく楽しかったと。“手触り感”や“自己効力感”、がんばったことによる成果を本業以外で感じられるのが楽しかったという声を多くいただきました。

-赤堀さんのキャンプに対する想いはどこから来ているのですか?

子供の頃からキャンプは好きでした。親も好きだったので、よく家族で行きましたね。キャンプが好きな人によくあるのが、経験値が上がってきて色々な自然を見に行きたくなると、キャンプ場を使わなくなること。一方で、一般の人にとってはキャンプ場こそが自然の入口なのではと。

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良いキャンプ場を増やして、キャンプを楽しむ人を増やしたい。自分ではあまり行かなかったキャンプ場を久々に使ってみると、いろいろな改善点が見えてきました。また、その頃アメリカのキャンプ場もよく利用していたので、日本とアメリカの違いも鮮明に見えてきました。そういった視点をひっくるめて、自分ならこうやりたい。私が思うキャンプ場を運営しようと決めました。

-キャンプ場が自然の入り口って、確かにそうですね!

お客様には「そろそろ子どもをキャンプに連れて行かなくてはいけない」という使命感から、親が無理してキャンプをする人もいます。お子さんのために、不安になりながら何度も問い合わせしてくれるんですね。「何も持っていないけど、何を買ったらいいですか?」とか。何度も問い合わせて、頼ってもらえているのが嬉しかったです。中には、お父さんだけリハーサルで1週間前に来られたこともありましたね(笑)。

-まじめ!

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そのくらい一生懸命にキャンプをして、でも最終的には「楽しかった!」と帰っていかれる。そのような人たちにとって、たしかにキャンプ場は自然の接点なんだと。自然の入り口となるいいキャンプ場を増やしたいというこの想いが原点です。

-ステキなお話。逆に運営で大変なことはありますか?

キャンプ場運営をするまでは、BtoB(企業間取引)しかやっていませんでした。プロ同士だから「このくらいはできて当然」という意識。知識と経験と結果でぶつかり合うような世界でした。そうしたBtoBの世界はそれなりに積んできましたが、キャンプ場のようなBtoC(企業が個人に対して商品・サービスを提供する取引)は初。だから、BtoCの対応をすることに不慣れで、最初は難しかったですね。

「普通、キャンプ場ってこうじゃない?」とか利用者の知識や経験が無いことを盾に施設側に責任追及された事も経験したことがあり、そのたびにイラついてました(笑)。こんなことも気にするのか、などの発見や気付きも多く、自分が順応するまで大変だったかなと思います。

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でも、楽しいことのほうが多いですね。広い敷地に私ひとり、草を刈ったりドラム缶でお風呂に入ったり……。動物も多くて、鹿が横切ったりすることも日常茶飯事。そのような環境の中で作業するのも楽しかった。また、プロジェクトを通じて友達も遊びに来てくれるので、仕事以外の場での交流も新鮮でまた違った楽しさがありますね。


今後について


-開始から順調な成長を続けていますが、今年は影響を受けそうでしょうか?

2016年の開始から着実にユーザーを増やしているところで、今年は来場者数1万人越えを目指しています。(詳細は下記広報誌をご覧ください。)

しかし、現時点でキャンプ場は閉じているため、今年の来場者数は0人。ただ、地元への感染リスクを考えると、お客様を呼ぶことだけが正義ではないと考えています。経営を維持しながら、お客様をお迎えできる程よいバランスってどのくらいかを考えているところで、悩ましいですね。

-本当にそうですね。

政府は県をまたいだ往来自粛を要請していますが、今後どうなっていくのか……。その点では、当キャンプ場は長野県内から来られるお客様も比較的多いので、そこの比率を増やせばいいのか。結局、往来がなくても過密状態になればふりだしに戻りますし。

-今の率直なお気持ちは?

私は何事も起きてしまったらチャンスとしか捉えない性格なので、「どうチャンスを活かすか?」ということを常に考えています。幸い、デジタル化に対してお客様は今とても寛容です。デジタルトランスフォーメーションの推進は、お客様自身のためでもある。今がIT化を一気に推し進めるチャンス。そこにしっかり取り組むことが大切だと思っています。

-デジタルトランスフォーメーションを身近なキャンプで学べるって新しい!

バックサイドの準備はできているので、フロント側を一気に推し進めていきたいです。やすらぎの森キャンプ場でやりたいことは「キャンプ場のフルデジタル化」。キャンプ版“Airbnb”を目指しています。

予約の部分では『なっぷ』さんの恩恵を受けながら、予約者数が伸びている状況。一方で、オペレーションはキャンプ場ごとにルールがあってそれぞれ違います。そこをある程度パターン化できれば、新しいキャンプ場でも結果が出せるのではないかと。オペレーションにおけるIT化のノウハウは、コロナによって結果的にその価値が上がりました。今後、IT化に対応できないところは弱っていくでしょう。ノウハウがある当社がお手伝いできる点で、チャンスと捉えています。

-IT化は弊社も見習わないといけないですね(汗)。

『なっぷ』さんはいろいろなキャンプ場のつながりだけでなく、『CAMP HACK』などのWebメディアをもっているため、上流工程からそのシステムを作っているのが強み。一方で当社は現場からのボトムアップ型で作っている。状況が違うので、強みもそれぞれ違うのだと考えています。ただ、セールスフォースはキャンプ場との相性が間違いなく良いので、導入するのはおすすめですよ!

-業界としては今後、どのように立ち向かっていくべきだと思いますか?

現在、日本各地のネイチャーガイドさんたちは仕事がなく、非常につらい状況にあります。そういった状況に対して、新しい仕事のあり方を提案していくことも大事なのではと考えています。アウトドア業界にノマドワークというカテゴリーを提案する。これにより、新しいビジネスが生まれる可能性を感じています。

世の中の流れは、今までと同じにはもう戻らないでしょう。これからは、新しい価値をつくることがより重要になっていく。ノマドワークセンターは、都心で働くことがリスクだと気付いた人に有利な選択肢となると考えています。ILO(国際労働機関)の調査でも、在宅ワークをずっと続けているとストレスが強くなるという結果が出ています。

「都会・自宅・自然」という働く場所のバランスをうまく組み合わせていくことが大事です。アウトドアは休みのためのイベントではありません。生活全体に自然との接点をつくるというのを啓発していきたいと考えています。

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この機に、環境省も国立公園でリモートワークをしようという働きかけを加速させています。ネイチャーサービスも調査事業に協力したのですが、実現のためには

・エビデンスを作る(自然で働く良さや人間の心身に与える影響の事実を収集し証明する)
・マーケティングで広げる(国民運動など)
・プラットフォームをつくる(どこかが集客するのではなく、消費者がダイレクトに地域の自然体験の予約を受けられるような基盤作り)

の3つを提言しました。キャンプという軸からは外れますが、そういう部分もNPOとして発信していきたいです。

※調査事業の紹介

-世界観が壮大ですね!最後に、ユーザーさんへメッセージをお願いします!

状況を見つつ段階的にですが、キャンプ場は使えるようにしていきたいと考えています。お問い合わせも結構いただくのですが、まだお迎えできていない状況なので、前向きにお待ちください!(取材日:2020年5月20日)

アウトドア全般で見れば、日本の国土の約7割は森です。日本は、自然には不自由しない魅力的な国。今回を機に、アウトドアを楽しむようになってほしいなと思っています。

-ありがとうございました!

※現在は予約受付を再開しました。(2020年6月1日現在)


■ キャンプ場情報 ■

長野県信濃町 やすらぎの森オートキャンプ場

長野県上水内郡信濃町野尻1200-45(国道18号線側からご来場ください)

アクセス案内
≪車≫
上信越自動車道「信濃町」と「妙高高原」インターチェンジの間に位置します。信濃町インターチェンジとキャンプ場の間にセブン-イレブンがあり、インター出口付近には道の駅「しなの」がありますので、夏は地域の新鮮な野菜などが購入できるのでおすすめです。

※カーナビでは、裏側の別荘地「大学村」を間違って案内されてしまう場合があります。正しくは、国道18号線側の入り口に「やぼりの館」という緑色の看板ありますので、そちらから奥にお進みください。

≪電車≫
しなの鉄道「黒姫駅」をご利用ください。
東京駅や上野駅から北陸新幹線を利用し、長野駅経由で最短で2時間程度(JR新幹線かがやき501号・金沢行などを利用)で到着します。
黒姫駅からキャンプ場までは、タクシーで15分程度で到着します。黒姫駅周辺にレンタカーサービスがありますので、こちらもご活用ください。

駐車場
フリーサイトへの車の乗り入れは有料です。
フリーサイトに隣接の無料駐車場もご活用ください。

区画サイトは施設利用料金に含まれています。

乗り入れ可能車両 乗用車 / トレーラー / キャンピングカー / バイク
立地環境 高原 / 林間 / 高台 / 草原
施設タイプ 区画サイト / フリーサイト
サイトの地面:芝 / 土 / その他

☝キャンプ場のフォトアルバムです。どうぞご覧ください!


信濃町ノマドワークセンター

<おしらせ>
今季より、「1か月貸し」ができるようになりました!お手軽に、貴社に「長野支社」が1か月できるイメージです。社員に、自然の中で働く選択肢を提供しませんか?コロナとうまく付き合いながら新しく働く方法として、ぜひお試しください!

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☝ノマドワークセンターのフォトアルバムです。こちらもぜひどうぞ!


▼Nature Serviceの広報誌



■ 編集後記 ■

早いもので、もう三箇所目のキャンプ場インタビューとなります。コロナ影響の対策も兼ねてキャンプ場の受付でのQRコード対応などを進められているという記事を読んだことで、俄然興味をひかれたことが赤堀さんにインタビューをお願いしたきっかけでした。

実際にお話をお伺いすると、コロナ対策の為だけでなく経営にも深く入り込んだ形でデジタル化が進んでいたことにびっくり。経営面や管理面ではしっかりと「世界一IT化したキャンプ場」化を進めつつ、ユーザーに対しては「オーセンティックなキャンプスタイルを楽しむキャンプ場」というコンセプトを設定されているギャップがさらに魅力的でした。

何かと話題になりつつあるDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、日常生活で実感できることはまだまだ少ないと思います。キャンプというアナログの極地のDXを通じて実感することは、今後のポスト・コロナを考えるビジネスマンの方々にもきっとプラスになるものが得られると思います。6月に入り、続々とキャンプ場さんも営業再開しています。皆様のコロナ後にやりたいことの一つとしてアウトドアをご検討ください!(野添)