【私の暗黒時代⑥】幻覚症状による濡れ衣のターゲットに!!

まだまだ続きます。
ネガティヴ思考に溢れていた時代の私の体験をシェアするシリーズ。


思い返せば思い返すほど、出てくる出てくる…無限に。


本日の話は‥‥
これも他の体験同様に結構きつかったけど、どこか同情の気持ちもあり、複雑な心境だった体験談です。


以前の職場での話。
いろいろと問題があるので、どういった職種の時であったかは念のため伏せておきます。


ある日、仕事が終わり、職場を出て1時間後くらいに、私の所属していた部署の所属長から携帯が鳴りました。


○○さん(←私の名前)!!
大切な話があるからすぐ戻って来てほしい。


とても深刻な感じだったので、予定していた用事をキャンセルして、私はすぐ職場に戻りました。


待っていたのは血相を変えた所属長と、まだ職場に残っていた数人から何やら私に対しての冷たい視線。


以下、所属長の説明。


○○さん、先ほど□□さんが私に相談に来られたのだけど、○○さんが毎日深夜に□□さんの自宅の窓を叩いて、大声で騒ぐから迷惑だと、やめさせて欲しいと言って来られた。

えっ?

笑うしかないほど身に覚えがないのだけど、周囲の冷酷な視線にそれすらもできません。


もちろんそれを否定し、無実であることを必死で訴えたけれど、信じてもらえていないことが
所属長や周囲の人達の表情や態度で伝わってきます。

その夜、彼女がなぜそのような嘘を所属長に訴えたのか‥嫌がらせにしては酷すぎないか‥と考えていました。


私にはひとつだけ心当たりがあったんです。
何かというと‥‥


彼女と私は日中違う現場で働き、朝と夕方のほんの短い時間だけ所属している部署の部屋で
顔を合わせる程度の接する頻度。


それでもここ半月程度、私は強烈な何かを彼女から感じ取っていました。


それまでと違って、明らかに目が据わった感じ。ひどく虚ろな時もありました。そして、全く口を開かなくなっていました。極めつけは無言の攻撃的な圧を感じることでした。


お互い普通に話していた頃のように、気軽に接する事ができなくなっていたのは明らか。


でも、それって私だけが感じていることなのかもしれないし。第三者に容易く言えることではありません。


ただ日に日に増していく彼女の状態に、私にとってはその部屋に戻って、彼女と共に過ごす時間が、かなりの苦痛になっていたことは事実です。


普通だったらそこで思うのは、私何かしたかな? 怒らせてしまってるのかな?と考えるのだけど、彼女の場合、それは考えませんでした。


なぜなら、私はそれまでの人生で、精神疾患の方となぜか関わりが深く、その方達と症状がとてもよく似ていたので、もちろん医者でもないけど、その可能性を感じ取っていたから。


でも、その時の私の立場でいくら自分が濡れ衣を着せられたからと言って、□□さんは精神的に病んでおられるのだと思います!とは言えません。


仮にそんなことを言えば、自分の立場をよりま悪化させることくらい容易に想像できます。


この夜、ある記憶が蘇りました。過去のブログ【私の暗黒時代①】でシェアした記憶です。

私の人生ってなぜ?
私、どこか悪い?
私って普通に生きれないの?
なぜいつも疑われるの?


泣いて泣いて泣いた夜でした。だけど無情にも朝はやって来て、職場に行かなければなりません。


疑われていて気持ちよく出勤できるわけもなく
でもここで欠席すれば、余計に疑われてしまう。


まさにがんじがらめの状態。

この件‥‥
結果的にどうなったかと言うと


後日、彼女は職務の中で、通常では考えられない故意の過ちを起こし、それが発端となって、
彼女を引き続き働かせるわけにはいかないと判断がくだり


それだけではなく、他にも色々と支離滅裂となった彼女。家族にも全てが伝えられ受診されたところ、やはり精神疾患が認められ‥‥


数日前の私の件は、彼女の病気による幻覚症状から出た発言だったと認識されました。


私の無実は証明できましたが、この事件は彼女が決して私を落とし入れようとしたのではなく、彼女の中では大真面目に真実だったんですね‥‥


それを思うと、彼女をただただ責める気持ちにはなれません。


だけど随分と理不尽な体験でした。


半年後の忘年会での所属長の言葉。
あの時は悪かったな‥‥□□さんの言われる事を鵜呑みにして、○○さんの言う事を全く信じていなかった。


その言葉は2度目のショックでした。全く信じてもらえてなかったんだと。


でもそれは、彼女が泣きながら周囲の目も気にせずあまりに必死に訴えるから、その光景を見ていた人なら誰だって鵜呑みにするだろうという迫力のものだったらしいです。


全ての出来事に意味があるとするなら、この出来事にはいったいどのような意味があったのでしょう?


私にある気付きが必要なんだと、今ならすぐにそう思えるのですが


神様も仏様もいない!! 
この世は不公平で不平等‥‥と、人生を悲観しまくっていたその頃でした。

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