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ゲーマーのモラルについて  ー 競技者のソフトエイム使用発覚から思うこと ー

どうもガフケンです。
ゲームをこよなく愛する30代のオジサンです。初投稿ですが、以前から思っていることも含めてつらつらと。

チートの摘発について

先日、『フォートナイト』というゲームに関するツイートで、偶然とある競技プレイヤーの不正行為を知りました。それはソフトエイムと呼ばれるもので、フォートナイトの仕様を超えて敵に銃弾が当たるハッキング行為(チート)です

攻撃が100%当たるなら直ぐにチートだと判るものですが、ソフトエイムの厄介な点は「当たりやすくなる」ところで、その性質のせいで人の目による判別を難しくしています。

じゃあ、どうやって摘発するの?と思うかも知れませんが、こうしたチートはプレイヤーの通報による摘発ではなく、アンチチートシステムが検知して摘発します。なんとなく、通報による摘発を想像している人が多い印象ですが、ソフトエイムに限らず、チートの摘発はアンチチートシステムの性能に依存しているところが大きいのです。

なので、「人の目で判断できない」ことよりも「アンチチートシステムを突破している」ことの方が問題です。

また、チートの現状は脱法ドラッグ(あえてこの名称を使う)の状況に似ていて、フォートナイトがアップデートするたびに、アンチチートシステムを突破できるようにチートもアップデートされるという「いたちごっこ」を繰り返しています。

チートに対する認識の甘さ

アクセス禁止のペナルティを受けた当事者は、『クリエイティブ』というモード内でのソフトエイム使用は認めつつ、公式試合では使用していないと主張しています。

ここで彼を責めるつもりはないのですが、「自宅で個人的に使用したが、公共の場では使用していない」というような言い分が脱法ドラッグで通用しないように、チートにも通用しません。チートはゲームという著作物への侵害です。

また、彼の主張から、『クリエイティブ』内ではアンチチートシステムが機能していないためソフトエイムを使用できていたが、バトルロイヤル(または公式試合)での使用を試みて即刻検知されたのだと考えられます。つまり、「使用していない」のではなく「使用できなかった」が正しく、公式試合への使用の意図が少なからず認められます。

なので、「クリエだけなら別によくね?」という周囲の声が少なくないことをガフケンはとても残念に思っています。「ソフトエイムを使わなくても強い」ことも関係ありません。
個人的な使用でも不正なハッキング行為はダメ。ゲームに限らず。

不正行為発覚の影響は大きい

こうした不正行為の発覚は個人の問題では済みません。使用者の発言の真偽に関わらず、過去の公式大会の公正さはやっぱり揺らぎます。それだけでなく、問題に関するネガティブな発言が多くなされることで、少なくないプレイヤーや所属チーム、ゲームそのもののイメージも下げてしまう。

どんなに実力があっても、どんなに知名度があっても、フォートナイトにおける大会で得る賞金やフォートナイトを配信することで得る収益は、Epic Gamesが稼いだお金で、フォートナイトのイメージ向上や新たなプレイヤー獲得の為に作っている機会と規約があってこそ。そしてYouTubeというプラットフォームを作ったGoogleや、その他の配信プラットフォームでも同じ。まず第一に個人の力ということはありません。

だからイメージを下げないよう企業側がモラルを要求するのは当然で、シーズンを経るたびにクソゲーだなんだと発言する配信者も多いのですが、有名無名を問わず、もう少し謙虚であっていいと感じています。暴言や嫌味を吐く前にお互いに「気をつけようね」と注意喚起したり、反省する態度を示してもいい。プレイヤーが主に10代でも、それくらい十分にできるはずです。

自分の価値を過信せず、それでいて不正行為は自分だけの問題じゃないということくらいはガフケンも改めて肝に銘じておきます。当たり前なんだけどね。

ゴースティングについても考える

まず「ゴースティングするプレイヤーは視聴者にあらず」です。

ガフケンも上手くなる為に多くの配信動画を観るのですが、ゴースティングされても「なんだかんだ視聴者だからなー」と、対処については一歩踏み込めていない印象を抱きます。

考えてみて欲しいのですが、ゴースティングするプレイヤーが多いために序盤でゲーム離脱すれば、良いプレイを魅せられないだけでなく、次のゲームマッチングの待ち時間ばかりが増えます。攻撃されずともチーミングとして通報されるリスクもあり、いずれにしても気分を害してトークのトーンも下がります。

配信を楽しみにしていたファン、初見の方にも良い配信を観せることができず、プレイ時間も減ることでスーパーチャットなどの投げ銭も少なくなります。

初見の方の心を掴めず、プレイ時間も減り、投げ銭も少なくなるという三重苦が、楽しみにしているファンや初見の方より圧倒的に少ないゴースティングによりもたらされるのですから、視聴者ではなくただ営業妨害をする人たちです。ゴースティングをしている人も、多くの損害を与えているだけだと自覚するべきでしょう。

とは言っても

有名な配信者でも「ゴースティングあり配信」と題して、カスタムマッチをして茶化していた時期があったり、今だに「ゴースティングに負ける方が悪い」とゴースティングをされている側が発言していたりもして、そうした言動のために他のプレイヤーにまで悪い影響を与えているケースもあるので、その辺りは反省すべきなんじゃないかなーと考えています。

最後に

いや、なんだか書き過ぎてしまいました。
死体撃ちや細かいことを言えばまだまだあるのですが、モラルを持ってお互い楽しみましょう。それだけです。

最後まで読んでくれてありがとう。また。

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