千字日記:ケペレとツヴィーベルキルヒヴァイ

朝10時頃、ホテル前で待機していた通訳のドイツ女性Bさん、お年の日本人男性Mさんと合流して、Fさんというこちらもお年の日本人女性と合流するための待ち合わせ場所に向かう。バーバラさんはドイツ人だが日本語を話すことができる。私たちはBさん以外とは全くの初対面だ。

Bさんは私たちも含めMさん、Fさんとも連絡がつながっており3グループをまとめて案内するのだ。活動的なBさんは、広場でFさんとの集合場所に戸惑っている私たちとMを後目に、schönbornstr.を北に走ってゆく。Mさんと取り残された私たちはMさんの話を聞くことができた。

どうやら彼は某有名広告代理店の電◯で働き、定年を迎えたよう。彼は度々世界を旅行していて、今回はタイからドイツに来たところで、次はスペインへと移動するらしい。国内外でも前職の人づてを生かしてイベントを開催したりするなど、経験が豊富なお方だった。

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