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ストレスと考え方

ストレスというものをどう考えていますか?

ストレスを感じる事があっても、
「なぜ自分の人生はこんなに大変なんだ!?」と考えるのと、
「大変だけど学べるものがある。」と考えるのでは大きな違いがあります。

ストレスに対して前向きに考える人はストレス要因にも上手く対処できるというのが科学的にも分かっています。

科学誌Emotionで発表された研究によると、前向きな考え方になることで意外とすぐに効果が出るそうです。

その研究で分かったことは、短い日記をつける練習をすると、直後からストレスに適切に対処できるようになり、その効果は二週間続いたということです。

この研究と同じような実験ができる視覚化のアクティビティがあります。

1.一般的なストレス要因をリストにして、それから学びがありそうなことを書き出す。

2.次の月に起こりそうなストレス要因のトップ3を想像し、それにどう対処し自分の成長のために活かせるかを具体的に考える。

3.前の週にもっともストレスを感じたことを思い出し、それにポジティブな面(どんな些細なことでも)がなかったか5分間考える。

こうして具体的にストレスを視覚化することで前向きに考える助けになります。

考え方を変えるのは時間がかかるので、上記のようなアクティビティにより定期的な補強が必要です。


Keech JJ, Hagger MS, Hamilton K. Changing stress mindsets with a novel imagery intervention: A randomized controlled trial. Emotion. 2021 Feb;21(1):123–36.

Photo by Andrea Piacquadio: https://www.pexels.com/photo/photo-of-man-holding-black-eyeglasses-3760137/