2020.08.24

 先週の酷暑を思えば少し暑さのやわらいだ気がする午前中、四六時中エアコンに当たって逆にだるくなりつつあったので、電源をオフにして二度寝をこころみる。うとうとしたのはほんの30分ほどだった気がするが、ほんのり汗ばんでなんとなく体も軽くなった。

 リビングでは夫が寝巻きのままソファで眠っていた。このあいだ、誕生日にネックピロー型のマッサージ機をプレゼントしたのだが、これが有無を言わさず眠気を誘うしろものなのだ。電源を入れると肩と首付近をマッサージしつつ、本体がじわじわ温かくなる。使用中の夫を見ていると30秒程度であっという間に眠っていた。
 思いついて夫の足の爪にブラウンのペディキュアを塗った。ゆうべはわたしの爪にピンクのペディキュアを塗ってくれたのだが、朝起きてようく見てみるととんでもなくひどい出来だった。塗り方が一律でないのでぼこぼこしていて、つやはないのに塗りむらはある。わたしはそのとき半分眠っていたので少しも気がつかなかった。ペディキュアを塗ることに慣れていないとはいえ、それにしたって不器用がすぎる。
 ブラウンのペディキュアは、薄く二度塗りして完成とした。ちゃんときれいに塗れたので、なんだ、わたしが眠っていたから上手く塗れなかったというのは言い訳じゃないかと思う。
 起きたときに「塗っておいた」と言うと「ええ……」と困惑していたけれど、結局落とさないで仕事にいったのでとくだん問題はなかったのだろう。

 夕方、子どもと買い物に行く。
 焼きそばが食べたいと言うのでじゃあそうしようと決めた。五歳の娘はものすごくあまえんぼうなのだけれど、最近は人に見られるのが恥ずかしくなってきたらしく、エレベータ内で他の人がいないのを見計っては抱きついてくる。やわらかい頬をむにむにと撫でまわすとにこにこしている。耳たぶをつまむ。鼻に触ろうとすると、それは拒否された。
「イッカちゃん、今日のママはどう?」と訊くと、「もう、ママはいつもかわいいよ!」とめんどうくさそうに返してくれるので、おもしろくて毎日同じやりとりを繰り返してしまう。「どのへんがかわいい?」「うーん、お洋服とイヤリングと靴」。「わたしが大きくなったらママのお洋服ちょうだい」と言うからだいじに着てはいるけれど、わたしは服も靴も使い潰してさっぱり捨ててしまうタイプなので、何着残るかなあというところ。
 しかし今日は、「ママはいつでもかわいい。パジャマでも、お化粧してなくても、裸でもかわいい」と言うので笑ってしまった。でもたしかに、子どもは服を着ていようが着ていまいが、起きていようが寝ていようがなんだってかわいいのだから、娘が正しいなと思う。

 このあいだLUSHで買ったフェイスマスクをしている。洗い流すタイプは手間がかかるのであまり使わないのだけれど、たまに手を出してみるとやっぱり良いのでしばらく楽しもうと思っている。
 もう少ししたら顔を洗って、それから寝ようと思う。おやすみなさい。

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