インプロと演技指導について by忍翔さん(インプロバイザー)

Twitterのスペースで話していた内容と、それについての記録。
メモ程度。人の話を聞きながら書くと、どうしてもメモになる。
コールセンター経験のおかげで、話を聞きながら文字を打つのはできるようになっていたので良かった。



演技指導で大切にしていること


・恐れと友達になり、自由で想像的になる


いつまででも消えない不安や悩みは消すのは難しい。だったらもう一緒に生きていくしかない。
怒りや嫉妬もそう。感じなければ楽なのかもしれないけど、無意識に湧いて来るものは仕方ない。
それなら、一緒にどうやって生きていけるのか。


演出・演技指導の違い


・演出→こうした方がいいんじゃない? 

・指導→俳優に自信をつける、選択肢を与える


演出は向いていない、だから指導することにしたと仰っていた。
人によっては指導=ダメ出しと思う人がいるかもしれないなぁ。
演劇の本を読み、まだダメ出しの文化が強く残っているのを知っていたのでどうにかしたいと思う。


ダメ出しをどう思う?


・イギリス:俳優はできる前提。できない心や体の癖を外していく。

・日本:俳優はできない前提。だから方法を教える。


前提が違っているから、まだこの言葉が残っている。


📚sence of Derection(洋書):演出家のやるべきことが書いてある

ノート(演出家や指導者がメモ、覚書)を渡すときにどのように渡したらいいか、について。

①全てのキャストに渡せるように平等なコメントをする。
(どのキャストに対してもコメントの量は平等に)

②短く端的に伝える。そしてわかっているかどうか聞く。



台本があるとセリフが読めない時は?

ノウハウがない。ただインプロをやり続けると相手に反応できるようになってくる。
「今この瞬間」を掴む時間が必要。
何度も行うと感じられるようになるので、台本芝居にも生きてくるらしい。

海外では脚本芝居との境をなくす動きになってきているらしい。
よりリアリティのあるストーリーでお客さんに届けられるように。

いい役者=いいインプロバイザー
鍛錬した者に言えるため。俳優だからできる、といったことではない。


俳優のみをやるより、広めたり誰かと何かを創る方が上達すると思うか?

そう思う。 外と関わって見えてくる世界がある。

俳優のみではなくアーティスト全般に言えること。自然に触れたり、演劇関係者以外と関わる場所も必要。

無駄なことは何一つない。
(全部が確定申告に含まれるんじゃない?笑 と仰っていた)




覚えておきたい言葉と現実たち。
実践できてはいないけど、私も思っていた。
考えていた。
すでにやっている人がいるなら、そこに行くしかない。


この人に関わる方々は、どんなことに気づくんだろう。
私は、どう思って変化していくんだろう。

少し先の楽しみがまた増えた。




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