ショートストーリー#1
ずっと悩んできた。このままでいいのか。
一つの場所にとどまり続けている。
周りは変化していく。
正解かどうかなんてわからない。
ここにいると甘えてしまいそうだ。
1人くらい、とめてくれるやつはいるだろうか。
ずっと残り続けているやつもすごい。
自分にはできない選択だった。
よし、と腹を決めいつものようにドアを開ける。
「おはよう」聞き慣れた声を耳にした瞬間、何かが揺らぐのを感じた。
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起きると曇天だった。太陽を見たい気分だった。
悲しかった。悔しかった。それでも、嬉しかった。
ありがとう、としか言えなかった。
それくらいしか、言えなかった。
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今回のお題は「劇団の退団」でした。
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