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ディバイジングにふれてみた。

先日、シアタースコラ開催の無料WS
「ディバイジングってなんです?」に参加。



集団創作を指す言葉だと思っていたら「devise」(ディバイズ)が語源となった「工夫する」「発明する」を意味するとのこと。

昨年、ディバイジングを使った作品を観る機会があって少しでも知ることができればいいなと思っていた。



...結果から言うと全然わからなかった。

今まで考えたこともなく、私が言葉にできるまでは時間がかかる。
演劇を始めて1年、いろいろなWSを受けてきたけど一番難易度が高かった。
身体と感情が体験したことないズレばかりだったけど、いい意味でそれを楽しめた。わからなくてもいいという結論に達する。

いつか何かと結びつく日が来ればいいな。
来なければもっといい。



ワーク「感情から動きを作る」

自分の人生の中で大半を占める感情からイメージする動きを作った。

4と5を扱いました。



①感情を思い出し、呼吸を合わせる
②動き(フリ)を作る
③動きができたらリズム、タイミング、スペース(空間)を変えてみる
④2〜3人が前に出て披露する

(※出来事を動きで表現しようとしなくていい)


不思議なことに③まで感情はあまり入ってこなかったんだけど、④で感情がなだれ込んできた。

他の人が視界に入り、見られているシチュエーションになった以外は1人で作っていた時と同じ動きをしたはず。
にもかかわらず、感情に流されて同じ動きはできなかったけれど新しい発見だった。


打ち合わせしたわけでもないのに、なぜか一つの作品を3人で作っていたようだったとフィードバックを受けた。
不思議なこともあるものだ。
昨年観た舞台稽古について関係者が「時間がかかる作業で無駄に見えることもたくさんあるけれど、必要なプロセスだった」と語っていたのを思い出す。


ワークの進め方

今後参加者の方々が今回の内容をシェアするかもしれないので、と前置きをして進めてくれたのが助かった。
おすすめの食べ物を教えるように誰かに言いたいけれど、このWSの内容って言っていいんだっけ?と聞き忘れることがある。
考えすぎかもしれないけど。

今まで人に話したり実践していることはシェアしていいと言ってもらってる内容なので「みんな優しいなぁ〜」と思ってる。



演劇は楽しくて難しい。

最終的にはどのWSに参加しても最終的にたどり着く。学生時代から演劇を始めていたら思わなかったかもしれない。
演劇と言っても戯曲を読んだり、インプロやクラウンなど細かく分けるとたくさんある。

ゴールがない道を手探りで進んでいる感覚。どこに向かっているかはわからないけど、演劇を通じての交流はどうやら好きみたいだ。

「考えて話しなさい」と言われたことがあって、子どもの私は何を話していいかわからない、と困ってしまった。
「言葉が決まっている演劇はいいなぁ、書いてあることを言えばいいんだもん」とモヤモヤしていた。
でも演劇をやれる機会に巡り合わなくて。

インプロに出会って「何を言ってもいいんだ!」と気づいた。ずっと楽しかったわけではなく、スランプにもなった。いったん離れようと決めたけど、自分なりに演劇との距離感を見つけて続けられている。

おそらく、一生続けていく。
学生時代に演劇に救われ苦しみ、去年また救われた。

演劇(インプロ)を始めて1年が経つ。
誰に出会えるだろう、どこへ行けるだろう。

第二の人生はまだ始まったばかりだ。

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