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アカデミアのまとめ

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研究者としてのあれこれをまとめます
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#研究者

こなれた出張を目指したい

コロナ禍での移動制限が緩和されてきた現在、学会や講演会なども対面形式に戻ってきました。そのため、所属先に留まらずに移動して仕事することも増えてきました。 私は、各地の大学に出向いて自殺予防教育を実施し、その効果を検証するという研究を長らく続けています。学会発表にも積極的な方なので、研究において出張機会は(フィールドワークを行う研究者ほどではないと思いますが)比較的多いです。 その他、居住地とは異なる地域での非常勤をいくつか掛け持ちしていることもあり、出張先に滞在する期間は短

研究者のへたな確定申告ログ

恐らく好きな人はいないであろう、確定申告。 アルバイトやお仕事など、一途に一つの仕事だけに取り組んできた方の中には、確定申告をしたことがないという方もいるみたいですが、アカデミアの世界に身を置く者は、学生であっても複数の勤務先から給与をもらっていることが多いはずです。私もM2の時点で様々なところから給与をもらっていました。 現在も相変わらず、メインの大学の仕事の他、副業としての非常勤の仕事と、たまに依頼される単発の仕事があり、自分の年収すら把握できていない始末。「年末調整」

アカデミアへの就職を決めたときの記録

最近は、少し下の世代がアカデミアへの就職活動を頑張っている声を聞きます。臨床心理学や精神医学など私の周辺分野だと、企業への就職が選択肢に挙がることは少ないですが、現場で働くための医療保健福祉系の資格を何かしら持っていて、臨床現場で働いたり、公務員として働いたりする選択肢は浮かびやすいです。そのため研究に関心が強い人でも、門戸の狭い大学や研究所などアカデミアへの就職活動は、運が良ければ…とちょっと弱気になりやすい気がします。(当然アカデミアを積極的に選ばない人もいますが) 就