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【IRの裏側】機関投資家オフィツアー開催レポート

皆さま、こんにちは!スパイダープラスIRチームの石田です!

先週火曜日(9月3日)、みずほ証券様に企画いただき、機関投資家を対象としたオフィスツアーを開催いたしました。

約15名の機関投資家・証券会社アナリストの皆さまに来社いただき、施工管理SaaS「SPIDERPLUS」のデモや、セールス責任者及びプロダクト責任者による事業説明を行いました。

そこで今回、【IRの裏側】として当日の内容をご紹介いたします!

本イベントは、みずほ証券様経由で参加いただいた機関投資家限定のセミナーであり、事業理解を深めていただくための情報提供目的としたセミナーとして開催したものです。また、フェア・ディスクロージャーに沿って「"業績" や ”見通し"に関する質疑はNG」というルール開催いたしました。

それでは、当日のイベントレポートにうつってまいります!


オフィスツアーのポイントと内容

今回のセミナーは、
「視察:スパイダープラスによる建設DXの事業説明と、施工管理SaaS「SPIDERPLUS」のデモンストレーションによる利便性解説」と題して、カスタマーサクセス担当者によるSPIDERPLUSデモと、セールス責任者及びプロダクト責任者による事業説明という3部構成(約1.5時間)となりました。

セミナー資料より抜粋

当社初の投資家向けプロダクトデモ、事象責任者のプレゼンテーションということから、IRチームも登壇者も緊張感のある1日となりました。

それではここから、各コンテンツの内容といただいた質問の一部をご紹介いたします!

コンテンツ1:SPIDERPLUSの機能説明と操作実演

本パートでは、カスタマーサクセス部の高橋から、SPIDERPLUSの機能や導入効果の紹介、SPIDERPLUSの特徴的な機能である「指摘管理機能」と「検査機器連携」のデモを実施いたしました。

 カスタマーサクセス部、高橋によるSPIDERPLUSのデモ風景

本パートでいただいた主な質問は以下のとおりです。

【質問】専門性も高い機能が多い中で、導入したてのユーザーはどの程度のサポートが必要になるか、教えて下さい。

【回答】当社では、無料で利用いただけるサポートセンターや、ユーザー自身が使い方を学べるポータルサイト「S+Study」を提供しています。
また、定期的なオンラインセミナーや個別に開催する使い方勉強会も行い、ユーザーがSPIDERPLUSを使いこなせるまでサポートしています。
これらのサポートサービスを利用いただくことで、ユーザー様にもよりますが、1か月程度で使いこなせるようになります。

【質問】指摘管理機能の「Before/After」を比較できる機能を見ると、不動産管理の領域でも活用できるのではと感じました。不動産管理の領域で使われることがあるか教えて下さい。

【回答】実際に、当社の導入企業にはデベロッパー様が自社物件の管理でご質問いただいた使い方もされています。

本パートでは、プロダクトのデモを見ながら「なるほど!」という反応をされる方が多く、イメージしづらい施工管理ツールの解像度が高まっていたようです。

また、登壇者の高橋はセミナーの事前打ち合わせにおいて
「私のSPIDERPLUS愛を伝えたい」と語っており、プレゼン内容もさることながら、この熱量も参加者の心を掴んでいたと感じています。

コンテンツ2:CTOによるSPIDERPLUSの技術優位性と建設Techの注目テーマについて

本パートでは、プロダクト責任者であるCTO藤田が、前パートの内容を踏まえてSPIDERPLUSの技術優位性や、藤田注目の建設Techのキーワード、トレンドについて説明しました。

CTO藤田によるプレゼン風景

本パートでいただいた主な質問は以下のとおりです。

【質問】SPIDERPLUSの機能は、現場のユーザーからの声をもとに開発されることが多いのか、また、AIなど新技術を活用する新機能開発におけるリードタイムはどの程度か教えて下さい。

【回答】当社のプロダクト開発は、当社アイデンティティである「&Co.」のとおり「お客様といっしょにものづくりをする」ことを大切にしています。2024年8月にリリースした「配筋AI機能」もお客様からのフィードバックを基に開発されました。
また、新機能開発のリードタイムには活用する技術により異なりまが、「配筋AI機能」であれば、自社の業務効率化に活用していたものをお客様向けに開発したこともあり、開発期間は数カ月程度でした。

「配筋AI機能」についてはこちらをご参照ください。

【質問】SPIDERPLUSの技術的な側面での模倣困難性はどこにあるのか、教えて下さい。

【回答】SPIDERPLUSのSPIDERPLUSの機能的な強みである「検査機能」などは専門性が高く、また、建設業界大手顧客の要望を受けて共に開発していることから、機能的に模倣困難性が高いものになっています。また知財戦略も組み合わせ競争優位性を確保しています。

本パートでは、SPIDERPLUSのデモをご覧いただいた後だったことから、技術優位性に踏み込んだ質問が多かったことが印象的でした。

参加者の中には何度かIRミーティングに参加いただいている投資家もおり、技術的に踏み込んだ質問をいただいている様子は、当社への理解をより深めていただけていると感じました。

コンテンツ3:ビジネスグループ長による建設DX市場の現状と今後の注力テーマについて

最後のパートは、ビジネスグループ(事業企画やセールス部署が所属するグループ)のトップでありセールス責任者である佐藤によるプレゼンでした。

佐藤自身がAmazonで事業責任者を勤めた経験も踏まえて、建設DX市場の現状分析と、当社の営業上の優位性と課題、今後の取り組むテーマを説明しました。

(佐藤の入社インタビューについてはこちらをご参照ください。)

執行役員ビジネスグループ長、佐藤によるプレゼン風景

本パートでいただいた主な質問は以下のとおりです。

【質問】SPIDERPLUSは、ゼネコン・サブコンが連携して活用できるという話がありました。このような事例は、「ゼネコンがSPIDERPLUSを使っていたらサブコンもSPIDERPLUSを使わなければいけなくなる」という事に繋がるのか、教えて下さい。

【回答】例えば、元請けが協力会社に対して強制的にSPIDERPLUSを活用させることはできませんが、「推奨」していただくことはあります。
同じ現場に従事するお客様同士がSPIDERPLUS上で情報の共有を行うことで、さらに施工管理業務が効率化されます。
当社としてはゼネコン・サブコン連携の事例を多く生み出していきたいと考えています。

<ゼネコン・サブコン連携事例紹介>
地元の期待を集める超巨大現場のDX座談会レポート〜北海道ボールパークFビレッジのゼネコンサブコン連携〜
https://spider-plus.com/case/supergiant-1/

【質問】建設業界のDXニーズ、特に中小企業のニーズをどのくらいの時間軸で、どのように掘り起こしていくのか、教えて下さい。

【回答】時間軸については、外部機関の調査で予想されている建設DX市場の成長速度を越えていくことが重要と考えています。
その上で中小企業のニーズ掘り起こしは、もっと「SPIDERPLUSを簡単に使いこなせる状態」をつくることが必要と考えています。そのためには既存のサポート体制、フォロー体制をさらに強化することが重要になります

参考:「事業計画及び成長可能性に関する事項」p22

本パートで登壇した佐藤のプレゼンテーションは、プレゼンの力強さも印象的で、投資家の皆様にはビジネスグループを率いる佐藤のリーダーシップを感じて頂けたのではと思います。

おわりに

以上、この度開催したIRツアーのイベントレポートでした!

参加者のアンケートでは、「プロダクトのデモ」に対する評価が非常に高く、「深く理解できた」「こういった機会をまた設けて欲しい」などの感想をいただきました。

本セミナーは通常の決算説明会やIRセミナーとは異なり、事業責任者、担当者が登壇したことから、当社への解像度をさらに高めていただけたものとなりました。

IRとしては、今回のセミナーをきっかけに「事業責任者によるプレゼン」
「投資家向けのプロダクト説明会・操作実演」の有効性を確認できたことも非常に有意義でありました。

今回を踏まえ、まずは「投資家向けのプロダクト説明会・操作実演」を企画してまいりますので、本noteをご覧の皆様も、お楽しみにしていただけますと幸いです。

以上、【IRの裏側】、IRイベントレポートでした!

*【IRの裏側】に関する注意事項
本記事は、情報提供のみを目的として作成しています。本記事は、日本、米国、その他の地域における有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではありませんのでご留意ください。