若い世代ほど関心が高い航空会社の環境危機への取り組み|Googleフライトが平均CO2排出量を表示
マッキンゼーが世界5,500人以上の旅行者を対象に航空と環境危機についてアンケート調査を実施しています。調査は2021年7月に米国、カナダ、イギリス、スウェーデン、スペイン、ポーランド、ドイツ、サウジアラビア、インド、中国、日本、オーストラリア、ブラジルの13ヶ国で、過去1年間に1回以上飛行機を利用した旅行者を対象に行いました。回答者の25%以上が、利用したフライトの半数以上がビジネス目的であると回答し、5%が過去2年間で8回以上飛行機に搭乗しています。ほとんどの乗客は、飛行機による移動が環境に重大な影響を与えることを理解し、回答者の半数以上が、「気候変動を本当に心配している」と述べています。ただし、今のところ、持続可能性より価格を優先して予約しています。気候変動への態度は国や顧客セグメントによって大きく異なり、若い世代ほど深刻に受け止めています。(参照※1、グラフa)スペインの旅行者の約60%は、カーボンニュートラルなフライトであれば割高な料金を払う用意があります。対して、インドでは9%、日本では2%です。 また、Pew Researchによると、ギリシャ、スペイン、フランス、韓国では80%以上の人々が、気候変動が主要な脅威であると考えていますが、ロシア、ナイジェリア、イスラエルでは約40%です。2019年のワシントンポストとカイザーファミリー財団による共同調査によると、アメリカ人の4分の3以上が、気候変動は重大な危機だと感じていますが、そのために余分なお金を払っても構わないと思っているのは半分未満です。Googleは航空券検索でフライトあたりの平均CO2排出量を表示するようになりました。航空券の予約プロセスでCO2排出量がもっと目立つようになってくるとカーボンニュートラル航空券を選ぶ乗客が増える可能性があります。(参照※1)
【出典元】
※1 Green future for air travel | McKinsey
https://www.mckinsey.com/industries/travel-logistics-and-infrastructure/our-insights/opportunities-for-industry-leaders-as-new-travelers-take-to-the-skies
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